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2019年8月号 |
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Cover Story |
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特集 物流市場の主役が変わる
LOGI-TECH SUMMIT 2019
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【第1部】ロジスティクスの次の10年を展望する
テクノロジーは物流の風景をどう変えるのか。世界最前線の動きと今後の展望を各領域のトップランナーたちが自ら報告する頂上会議を開催した。
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《倉庫》アマゾンに挑む世界の物流起業家たち
GROUND 宮田啓友 代表取締役社長
KIVAは創業してから2012年にアマゾンに買収されるまでの間に計21社にロボットを供給した。そのうち2社は3PLベンチャーのクワイエット・ロジスティクスとシンク・ロジスティクスだった。この2社はいずれもアマゾンによってロボティクスの供給を絶たれても諦めはしなかった。
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《輸送》米フレートブローカー市場の展開
Hacobu 佐々木 太郎 社長
「Uber for Truck」が登場する約10年前の2000年代中頃に米国ではテクノロジー企業が求車求貨市場に参入し、瞬く間にシェアを獲得していった。しかし、その内情を調べていくと、彼らはオペレーションにはかなりの人手をかけていた。物流問題の本質はマッチングよりもむしろデジタル化にあることが分かった。
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《3PL》テクノロジーが物流業を革新する
アッカ・インターナショナル 加藤大和 社長
今日の物流業は新たな三つのニーズに直面している。クロスボーダー在庫一元化、オムニチャネル対応、オートメーション化だ。この三つは相互に連携している。それを統合してソリューションとして提供するには、従来の物流業の業務領域を大きく踏み越える必要がある。
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《ラストワンマイル》宅配クライシスを乗り越える
CBcloud 松本隆一 社長
2016年に軽トラックを対象にしたマッチングサイト「PickGo」を立ち上げた。その登録ドライバー数は今や1万2千人を超えている。現在は宅配業務の支援ソリューション「LAMS」の開発を進めている。既に延べ2万人のドライバーが利用している。宅配を魅力的な仕事に変えることを目指している。
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《フォワーディング》シリコンバレーが描く輸送の未来
日本郵船 鈴木英樹 経営委員
日本郵船のテクノロジー担当責任者としてシリコンバレーに駐在し、現地で延べ800人を超えるキーマンたちと接触して今年春に帰国した。フレックスポートを始めとするデジタルフォワーダーの出現は国際物流の未来に何をもたらそうとしているのか。最前線の動きを紹介する。
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《物流不動産》オンデマンド倉庫はどこまで来たか
souco 中原 久根人 社長
倉庫の空きスペースと保管したい荷物をマッチングする「オンデマンドウェアハウジング」のマーケットプレイスが世界各地で台頭している。在庫変動や災害・緊急時の対応、迅速な倉庫の立ち上げニーズに対応することができる。日本でもスタートアップのsoucoが1パレット・1日単位といった柔軟な倉庫利用を実現している。
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《電子化》ブロックチェーンのインパクト
TSUNAGUTE 春木屋 悠人 社長
物流領域におけるブロックチェーンの実用化が進んでいる。日本でも政府主導でサプライチェーンをまたいだ「物流データ連携基盤」の整備が本格化している。ブロックチェーンがその中核技術として活用されることになる。それは何を可能にするのか。構想の実現には何が必要なのか。
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【第2部】基調講演
オールドエコノミーの生き残り戦略
日本交通 代表取締役会長 JapanTaxi 代表取締役社長 川鍋一朗
配車アプリにライドシェア、さらには自動運転車と、破壊的なテクノロジーが次々にタクシー業界を襲っている。業界最大手の家業を継いだマッキンゼー出身の3代目は、いかに立ち向かっているのか。オールドエコノミーのデジタルフォーメーションに挑む経営のリアルを報告する。
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【第3部】パネルセッション
デジタルイノベーションのロードマップ
日本交通 川鍋一朗 代表取締役会長
大塚倉庫 大塚太郎 代表取締役会長
ラクスル 松本恭攝 社長CEO
進行役 本誌編集発行人 大矢昌浩
伝統的なオペレーション企業と、最先端のテクノロジー企業が同じ市場でしのぎを削る新しい競争が始まっている。事業構造から資本政策、企業カルチャーまで、今は両極端の存在がいずれは同じビジネスモデルに収斂されていくことになる。そのプロセスで経営者はどのような課題に直面するのか。どう乗り越えるのか。
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【海外論文】物流テック調査:特許分析から見える全体像
“Exploring Technological Trends in Logistics : Topic Modeling-Based Patent Analysis”
米国特許商標庁のデータベースから3732件のロジスティクス関連特許出願を特定、特許の内容やトレンド、出願企業の顔触れを分析した。その結果、カテゴリーとしては「センシング」や「グループウェア」が現在および当面の主戦場であることが分かった。出願数ランキングはIT関連企業が上位を独占した。
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Key Person |
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「世界の物流デジタル化はどこまで来たか」
日通総合研究所 磯村誠二 リサーチ&コンサルティング
ユニット3 シニア コンサルタント
世界の物流テクノロジーベンダー30社をまわり、ソリューション製品の特徴など、ヒアリングとアンケートを行った。日本の現状とのギャップを探り、日本企業にも適用可能なテクノロジーを見つけることが目的だった。その結果、欧米における物流デジタル化の効果について、現時点では即効性に乏しいこと、およびまだそれほど決定的ではないことが分かった。
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Case Studies |
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日本トータルテレマーケティング〈通販物流〉
ラストワンマイル協同組合と役割を分担
EC事業者のフルフィルメント費用を抑制
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Columns |
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サプライチェーン解剖《第35回》
上野善信 金沢工業大虎ノ門大学院MBAプログラム 教授
ブロックチェーン活用はどこまで来たか
ブロックチェーン技術の実用化が進んでいる。しかし、仮想通貨というカネ=価値の交換のために開発された技術を、リアルなモノを扱うSCMに応用するには、解決すべき大きな課題がある。どうすれば乗り越えることができるだろうか。先行事例の検証を通じて考えてみよう。
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物流企業の値段《特別編》
2019年3月期中間
物流企業決算ランキング
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第5回》
講師 梶田 ひかる
ロジスティクスと環境問題 その1
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実録 ラストワンマイル《第5回》
青山ロジスティクス総合研究所 代表 刈屋大輔
軽トラ同乗ルポ 一人親方の1日に密着
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運輸・倉庫 経営ワークショップ《第5回》
船井総研ロジ 河内谷 庸高
人が集まる・定着する物流会社の共通点
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》Amazonが数カ月以内にドローン配送始めると発表
《中国編》中国産の港湾モバイルロボットが海外市場に進出
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第207回》〜温故知新編 第88回〜
「荷主対策の深度化」が始まった
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佐高信のメディア批評
「小説は最後しか読まない」幻冬舎・見城社長
反安倍作家の実売部数公表で露見する傲慢
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物流指標を読む《第126回》
19年度国際航空の輸出量は1割近い減少
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第190回》
医療資材卸E社の本社兼倉庫の移転・集約
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
アセットマネジメント国際規格
ISO55000シリーズの最新状況
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Information |
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CLIP BOARD
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●アクセンチュアとMUJINがSCMの自動化戦略で提携
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●プロロジスセミナーでエルテス・平野氏が物流現場の“バイトテロ”に警鐘
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●CREフォーラムできくや美粧堂・松丸氏が物流現場改革を説明
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●三井不動産が東京・羽田近隣で物流など複合用途の大型産業施設をメディアに公開
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●楽天と西友が神奈川・横須賀で国内初の離島へドローン配送開始
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●JILSがデンソーロジテムとTOTOを表彰
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |
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