ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2019年9月号

    2019年09月号
     
      Cover Story
   
特集 3PL白書 2019

19

 
【解説】

オペレーション自社化・自動化が加速

 3PL市場の拡大が続いている。収益性も向上している。ただし、その成長には陰りが見え始めている。人手不足は今後も続くという前提に立ち、各社はオペレーションの自社化と自動化に本腰を入れる。継続的な投資を可能にする収益性と体力が問われる局面に入った。


 

 

3PL市場規模の推移

2018年度3PL売上高ランキング


22

 

収益性 営業利益率8%以上の高収益企業増加

増収率/営業利益率/収益性傾向


23

 

M&A 国内運送・国内倉庫・物流子会社に触手

M&A計画/M&A対象の割合


23

 

自動化・省人化 自動搬送ロボット(AGV)導入が本格化

物流センターの自動化・省人化投資の実態


24

 

海外展開 ベトナム、フィリピンへの進出意欲高まる

海外進出状況・計画


25

 

ビジネスモデル 輸送・庫内作業の自社化トレンドが継続

アセット保有比率と今後の見通し


26  
【Top Interview】

日立物流

──3PLから『LOGISTEED』に進化を遂げる

中谷康夫 社長
 コストアップは今後も続く。パート・アルバイトと傭車を使ってコストを変動費化する手法はもはや通用しない。既に強い荷主は物流コストの上昇をリスクと見なして、自家物流に舵を切っている。3PLの事業構造を革新する必要がある。「LOGISTEED」がその答えだ。


28  

センコーグループホールディングス

──物流を軸にして物流業の枠組みを超える

福田泰久 社長

 2004年の社長就任以来、“逆張り”を貫いている。「選択と集中」の定石をよそに事業領域の拡大と多角化を推進。運賃の下落が続く利用運送優位の局面でも、自社車両比率を上げてきた。その結果、商流事業が売り上げの3割を占めるアセット型3PLという独自の事業構造に行き着いた。

 

30  

丸和運輸機関

──ラストワンマイルの新しい働き方を提示する

和佐見 勝 社長

 ネット通販貨物の当日配達サービスが急拡大している。2017年にアマゾンジャパンの「デリバリープロバイダ」としてラストワンマイル市場に参入した。当初は赤字に苦しんだ。しかし、荷主との新たな関係性を構築して効率化を図った。配送パートナーの開拓も順調に進んでいるという。

 

32  
【Data】

国内有力3PL企業プロファイル

主要47社の最新事業概要と業務領域

日立物流/センコーグループホールディングス/郵船ロジスティクス/日本通運/近鉄エクスプレス/日本アクセス/ヤマトホールディングス/キユーソー流通システム/SGホールディングス/C&Fロジホールディングス/山九/SBSホールディングス/ニチレイロジグループ本社/ハマキョウレックス/三井物産グローバルロジスティクス/トランコム/丸和運輸機関/セイノーホールディングス/鈴与/大和物流/三菱商事ロジスティクス/アサヒロジ/伊藤忠ロジスティクス/丸全昭和運輸/トナミ運輸/丸紅ロジスティクス/住商グローバル・ロジスティクス/日通NECロジスティクス/NTTロジスコ/アサヒロジスティクス/日本ロジテム/富士ロジテックホールディングス/日本トランスシティ/商船三井ロジスティクス/ダイワコーポレーション/第一貨物/プラス ロジスティクス/丸協運輸/新開トランスポートシステムズ/キムラユニティー/三菱ケミカル物流/遠州トラック/キリングループロジスティクス/名港海運/東海運/住友倉庫/OOCLロジスティクス(ジャパン)

資料 3PL2019調査  回答上位項目


57  
【海外論文】

グローバル3PL市場調査2019

“2019 THIRD-PARTY LOGISTICS STUDY The State of Logistics Outsourcing Results and Findings of the 23rd Annual Study”

米ペンシルベニア州立大 ジョン・ラングレー教授ほか

 本稿は米ペンシルベニア州立大学のジョン・ラングレー教授(Dr.C. John Langley)が中心となって調査している“2019 THIRD-PARTY LOGISTICS STUDY  The State of Logistics Outsourcing Results and Findings of the 23rd Annual Study”を本誌が著者の許可を得て抄訳したものである。1996年から毎年発表されているレポートを昨年に引き続いて取り上げる。今回の調査には前回の580社から1割ほど増えて651社が参加した。地域別では北米67%、アジア13%、ヨーロッパが9%という内訳である。

 

        Key Person
 
6
 

「『TMS』を宅配便に続く柱に育てる」

佐川急便 本村正秀 社長

 個別の荷主の要件に合わせて最適な輸送方法を組み立てるサービス『TMS(トランスポーテーション・マネジメント・システム)』の取り扱いが伸びている。全国インフラと協力運送会社のネットワークを活用して、品質の担保された輸送サービスを安定供給する。宅配便に続く柱と位置付けている。

 

        Case Studies
 
68
 

コクヨサプライロジスティクス〈現場改善〉

バースの運用見直しとパレット化で

車両待機時間を平均15分以下に短縮


        Columns
 
72
 

物流企業の値段
《第144回》

甲斐友美子 いちよし経済研究所 副主任研究員

SBSホールディングス

物流と不動産を軸に売上高2千億円突破
成長の鍵は物流事業の利益水準向上

 

  76  

ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第6回》

講師 梶田 ひかる

ロジスティクスと環境問題 その2

 

  80  

実録 ラストワンマイル《第6回》

青山ロジスティクス総合研究所 代表 刈屋大輔

アマゾンがドライバー引き抜きに動く

 

  82  

運輸・倉庫 経営ワークショップ《第6回》

船井総研ロジ 河内谷 庸高

物流企業の販促・マーケティング手法

 

  84
 
海外トレンド報告

《欧米&アジア編》現代商船がザ・アライアンスに加盟
《中国編》南沙港区を世界初の無人運転自動化埠頭に改造へ


  88
 
NEWS ROOM

日本通運が貸切運賃を値上げ


  96  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第208回》〜温故知新編 第89回〜

「3分の1ルール」の見直し広がる

 

  100  
佐高信のメディア批評

庶民の生活苦から隔絶した五輪の熱

国のメンツ潰した朝鮮人選手は葬られ

 

  102  
物流指標を読む《第127回》

荷動き悪化するもトラック運賃は上昇継続

日通総合研究所 佐藤信洋


  104  
事例で学ぶ現場改善《第191回》

化学品卸G社の在庫管理精度向上

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  108  

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
プロジェクトマネジメントの知恵と

「プロジェクトの概念」

 

        Information
 

 

 

CLIP BOARD

 
67
 

PwCが地政学リスクへの対応で警鐘鳴らす

ドミノ・ピザが配達リードタイム半減目指す

 

 
74
 

UDトラックスが「コネクティビティー」でメディア向けセミナー

 

 
83
 

富士通子会社がG20大阪サミット時の交通規制影響を分析

 

 
95
 

大和ハウス工業が2019年度以降の物流施設開発方針を説明

 

 
101
 

「ホワイト物流」賛同企業が7月19日時点で133社に

福島・南相馬でドローンが高速飛行ヘリとの衝突回避実験に成功

 

 
107
 

小学5・6年生20人が佐川急便で宅配の仕事を実体験

GROUNDが官民ファンドのINCJなど6社から17・1億円調達

 

 

 

 

DATA BANK

 
110
 

国土交通月例経済(国土交通省)

 〜賃貸物流施設マーケット動向(2018年第2四半期)〜

 首都圏の空室率が過去15年で最低、新規需要も旺盛

 シービーアールイー

 

 

114

 

主要記事索引

  118   編集後記
  119   広告索引
  119   ロジビズ・オンライン ピックアップ(7〜8月配信分より)

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