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2019年12月号 |
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Cover Story |
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特集 すごい倉庫
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【解説】さよならコンベヤー 庫内風景が変わる
ロボット技術の庫内作業への適用領域がピースピッキングから仕分けや工程間搬送の自動化へと広がっている。これまで庫内を縦横に伸びていたコンベヤーが、次世代型センターでは姿を消す。代わってモジュラー型の仕分けロボットや無人フォークリフトが人影のまばらなフロアを走り回ることになる。
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【インタビュー】
「協働ロボット『AMR』が次の主役に躍り出る」
GROUND 宮田啓友 社長
Kiva型や自動倉庫などのGTP(Goods To Person)は、物量の波動が大きいアイテムやロングテール品の処理には向いていない。その穴を埋めるのが協働型ロボット「AMR」だ。既存施設に低コストで導入できる。汎用性とモビリティー性に優れていることから、3PLの関心が高い。物流業の装置産業化がいよいよ本格化する。
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【第1部】荷主:自社物流施設を競争の武器に
アリババ菜鳥 「無錫天猫物流倉庫」
自律分散型AIロボットを950台導入
アリババグループの物流会社「菜鳥」の中国江蘇省・無錫に所在する物流倉庫は、アジア最大規模のインテリジェント物流センターだ。中国クイックトロン社製の自律分散型AIロボット950台を駆使して、SKUごとの出荷特性に応じた異なるピッキング方法を組み合わせ、1日当たり平均8万オーダー・80万件の出荷を処理している。
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トラスコ中山 「プラネット埼玉」
「ロジスティクスワンダーランド」稼働
同社で初のフリーロケーションによる在庫管理方式を本格導入した。システムで商品サイズと棚の空間を容積管理し、出荷で空いたスペースに別の入荷商品を最適格納する。入出荷効率を大幅に高めた。オートストアやバトラーなどの最新鋭機器も大規模導入。「ロジスティクスワンダーランド」を構築した。
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メディパルHD 「メディセオ関東ALC」
既存施設を最先端拠点にリノベーション
従来型の基幹拠点を、最新型のALC(エリア・ロジスティクス・センター)にリノベーションした。建屋の制約を受けながらも、庫内スペースを最大限活用。設備の導入方法を工夫して新設に勝るとも劣らない生産性を実現した。BCPを重視して新たな地震・停電対策も実施している。
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アスクル 「AVC関西」
もう庫内スタッフを歩かせはしない
自動化設備を軸に設計した関西AVCでは庫内スタッフが歩き回ることがほとんどない。人がラックまで商品を取りに行くのではなく、間口が人の手元までやってくる。今秋には新たに二つのロボティクステクノロジーを導入した。まだ残っている人手による作業も可能な限り機械化を試みていく。
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【第2部】3PL:マテハン武装で装置産業化
日立物流 「ECプラットフォームセンター」
完全自動化に挑むシェアリング拠点
次世代モデルとして掲げる新業態「LOGISTEED」を実現する戦略拠点として2019年9月に開設した。従量課金制で複数荷主がリソースをシェアリングする。最新技術をフル装備して自動化率72%を実現した。しかし、そこで足踏みはしない。稼働後も完全自動化に向け貪欲に最新テクノロジーに挑んでいる。
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佐川グローバルロジスティクス 「新事業所」
宅配便ハブ+24時間倉庫で異次元サービス
中小EC事業者に3PLサービスを提供するプラットフォームセンターを来年2月に立ち上げる。北欧のロボット倉庫、中国のピッキングロボット、カナダ製AGV、イタリヤ製自動梱包装置など、世界中から自動化設備をかき集めた24時間稼働の施設を、宅配便ハブと組み合わせて独自の次世代型サービスを提供する。
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ニチレイロジグループ本社 「キョクレイ大黒DC」
低温センターの自動化はどこまで来たか
冷蔵・冷凍環境におけるオペレーションの機械化を試行している。グループ会社のキョクレイの大黒物流センターに冷蔵環境仕様の無人フォークリフトを導入した。機械化はこれだけにとどまらない。単純搬送の省人化を目的にAGVの運用も複数拠点で開始。来春には新たな物流ロボットをグループ拠点で稼働させる計画だ。
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【第3部】海外論文
倉庫業務におけるドローンの活用
“Applications of drones in warehouse operations”
庫内業務にドローンを活用する動きが広がっている。使い道は主に三つある。「在庫管理」「イントラロジスティクス」「点検およびパトロール」だ。そのうち在庫管理は既に実験段階を脱して、実運用に入っている。欧米におけるユースケースとテクノロジーの開発状況を報告する。
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【第4部】
米シリコンバレー「ロボビジネス2019」報告
米イノベーション・マトリックス 大永英明 CEO
2019年10月に開催されたイベントの概要を速報する。モバイルロボットは2023年に60億ドル市場に拡大すると予測される。そしてモバイルロボットの100近いベンダーの多くが物流に焦点を当てている。中でも協働型の自律移動ロボット「AMR(Autonomous Mobile Robot)」に注目が集まっている。
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Key Person |
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「デジタルツインが意思決定を革新する」
米ラマソフト カルロス・バルデラマ 上級副社長
サプライチェーンデザインのソフトウエアベンダーとして出発し、意思決定の支援にソリューションの幅を広げている。過去4年にわたり年率30%のペースで売り上げを伸ばしている。環境の変化に合わせてサプライチェーンを柔軟に見直すことが、必要かつ可能になってきたことで需要が拡大している。
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Case Studies |
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スズケン〈トレーサビリティー〉
スペシャリティ医薬品の流通モデルを構築
温度・在庫状況を監視して廃棄ロス防ぐ
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サプライチェーン解剖《第36回》
上野善信 金沢工業大虎ノ門大学院MBAプログラム 教授
仏エシロール
M&AとBoPで目指す世界制覇
大手レンズメーカーの仏エシロールはM&Aや提携を駆使して、R&Dから消費者アクセスに至る垂直統合モデルを世界各地で構築している。レンズだけでも65万SKUを扱うそのサプライチェーンは“つぎはぎ”にも見える。しかし、在庫は5.3カ月分にすぎない。同社は今、世界の貧困層25億人へのアプローチ「BoP」に取り組んでいる。そのSCMを分析し、なぜそこまで規模の拡大を求めるのかを探る。
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Columns |
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売上高伸張の一方で営業利益は伸び悩み
成長に向けて医薬品物流の基盤強化を加速
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第9回》
在庫削減
講師 梶田 ひかる
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実録 ラストワンマイル《第9回》
利用されない宅配ロッカー
青山ロジスティクス総合研究所 代表 刈屋大輔
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運輸・倉庫 経営ワークショップ《第9回》
集車力を高める協力会社マネジメント
船井総研ロジ 河内谷 庸高
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》
FedExがドバイで世界初の即日自動配達に乗り出す
《中国編》
「独身の日」目前で京東物流が70拠点にスマート倉庫
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第211回》〜温故知新編 第92回〜
物流を徹底的に小さくする
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佐高信のメディア批評
新聞記者は菅官房長官の言いなり
若者たちはネットの与太話を鵜呑み
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物流指標を読む《第130回》
荷動き悪化でもドライバー不足が深刻化
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第193回》
住設メーカーM社の長尺物輸送・梱包改革
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
続・ビジネスエンジニアリング原論
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Information |
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CLIP BOARD
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●独自EV車開発でローランド・ベルガーがMaaSに参画
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●TSUNAGUTEと大塚倉庫が業務デジタル化でセミナー
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●豪金融大手Challengerが日本の物流施設に本格投資へ
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●プロロジス・モガダムCEOが来日記者会見
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●三井不動産、首都圏など5カ所で物流施設開発へ
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●キリングループロジスティクスが全国輸送協力会の幹部会開催
●日本GLPが千葉・八千代で地域共生重視した3棟目の物流施設開発
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
〜賃貸物流施設マーケット動向(2019年第3四半期)〜
首都圏の空室率が過去最低値の2.4%、来期は2%割れも視野
シービーアールイー
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |
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ロジビズ・オンライン ピックアップ(10〜11月配信分より) |