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2020年7月号 |
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Cover Story |
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特集 コロナと物流
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【解説】これから何が起きるのか。どう動くか。
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【SCM】感染症対策の混迷から得られる教訓
サプライチェーン解剖 特別編集版
金沢工業大虎ノ門大学院MBAプログラム 上野善信 教授
日本における新型コロナウィルスの被害は今のところ限定的だ。しかし、政治リーダーに対する評価は厳しく、経済的な打撃は甚大だ。一連の騒動はSCMにおける諸課題を否応なく想起させる。SCMの実務家はそこから多くの教訓を得ることができる。
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【ロジスティクス】
緊急調査が明らかにした生産活動の混乱
セイノー情報サービス 早川典雄 取締役
新型コロナの影響を緊急調査した。その結果、消費行動の急変をトリガーとする「生産活動の混乱」が発生していたことが明らかになった。コロナショックが各社のロジスティクスに与えた影響と課題を、自動車部品メーカー、加工食品メーカー、イベント会社の具体例を基に解説する。
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【物流管理】これから起きる三つのパラダイムシフト
流通経済大 苦瀬博仁 教授
物流の世界では従来から「いつでも運べる時代から、運びを確保する時代へ」のパラダイムシフトが進行していた。新型コロナ問題を経て、そこに三つの新たなパラダイムシフトが加わることになる。「リスク回避重視」「新たな配送論・在庫論の台頭」「ICTの標準化と活用の拡大」だ。
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【EC】物流リソースの制約を情報基盤が解消する
Interview オープンロジ 伊藤秀嗣 CEO
コロナはEC化のスピードを一気に引き上げる。ただし、物流のキャパシティが成長の制約になる。限られたリソースの有効利用を物流情報プラットフォームが可能にする。大手ECは垂直統合型で独自のインフラ構築を進めている。片や、その経済圏に飲み込まれないためのオープンプラットフォームも立ち上がる。
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【ラストワンマイル】
最前線に立つドライバーの怯えと不安
実録ラストワンマイル 特別編集版
青山ロジスティクス総合研究所 刈屋大輔 代表
感染防止策は徹底している。勤務時間外の外食さえ控えるようにしている。それでも配達先からバイ菌扱いされ“自粛警察”の通報が原因で運転中もマスクの着用を強いられるようにもなった。その一方、運送会社の収益は急速に悪化している。先行きへの不安が膨らんでいる。
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【スタートアップ】
非接触型社会が次のスターを生み出す
コロナ禍で物流拠点の持続可能性が新たな課題に浮上した。処理能力を引き上げ、なおかつ庫内作業員を感染から守るため、協働型ロボットの需要が爆発的に拡大する。配達ロボットも一気に普及期に入る。その圧倒的なコスト競争力が、ラストワンマイルのギグワーカーを脅かす。
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Interview GROUND 宮田啓友 社長
「物流スタートアップも淘汰を避けられない」
スタートアップへの資金供給には急ブレーキがかかった。果敢な先行投資によってシェア拡大を何より優先する成長戦略は通用しなくなった。将来の成長余地より足元の収益性が問われるようになり、日本の物流スタートアップ各社は経営の転換を迫られている。
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【働き方】事務職から現場職へテレワークが広がる
日通総合研究所 大原 みれい コンサルタント
新型コロナを機にテレワークの目的は、働き方の改善から事業継続性の確保に比重を移した。緊急事態宣言を受けて物流業界でも既に事務職には在宅勤務が半ば強制的に広がった。一方、物流の現場職は事務職と比べてテレワークの実施が難しい。それでも、やりようはある。
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【輸送】トラック運送業経営者への緊急メッセージ
船井総研ロジ 橋本直行 取締役 常務執行役員
運送・倉庫業向け経営研究会を主催する筆者は3月初旬、会員企業約300社に緊急メッセージを一斉送信した。今回のコロナ禍は過去に例のない非常時であり、長期戦を覚悟すべきことを急ぎ伝える必要があると判断したからだ。それから3カ月が経った現在、状況はさらに悪化している。トラック運送業経営者は今、どう動くべきなのか。
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【海運】運航効率の低下と港湾混雑が落とす影
日通総合研究所 金澤匡晃 プリンシパルコンサルタント
寄港拒否や船員の上陸禁止は貨物船でも発生していた。海運会社は船員の隔離期間確保のため、沖合いでの滞船措置などを実施。効率的な配船は困難になった。貨物量の減少に対応して航路の削減や減便をしたことで運賃は安定しているが、先の見通しが立たない。一方、港湾の混雑はコロナ前よりさらに悪化している。
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【物流不動産】金融商品としての評価をさらに高める
日本ロジスティクスフィールド総合研究所 辻 俊昭 代表
金融商品としての物流不動産は、コロナショックによってむしろその評価が高まっている。他のアセットタイプと比較してリート株価の下落幅は小さく、戻りは早かった。しかも、物流施設需要は今後いっそう拡大していくことが予想される。短期的な市場の混乱はあっても、中長期的にはポジティブな将来を見通すことができる。
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Key Person |
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「危機乗り越えた経験が会社を強くする」
丸和運輸機関 和佐見 勝 社長
2020年3月期は大幅な増収増益だった。ECラストワンマイル事業と食品センター向け3PLが伸びた。今期も新型コロナの影響で需要はさらに拡大している。しかし、中期計画の目標値を大幅に下方修正した。厳しい環境が続くことを覚悟して、今は目先の数字を追うよりも足固めを優先して種を蒔く。
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Case Studies |
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DIC〈SCM〉
SAP「2025年問題」を機にシステム刷新
SCM部門を新設してグローバル化に対応
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物流企業の値段《第153回》
金井健司 東海東京調査センター アナリスト
丸和運輸機関
強烈なリーダーシップがもたらすスピード経営
成長の鍵はEC物流と食品プラットフォーム
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特別リポート
中国“淘宝村”探訪記〜山東省曹県〜
《後編》物流サービスの発達と農村振興政策
法政大 経営学部 教授 李 瑞雪
法政大大学院 経営学研究科 博士課程 王 亦菲
中国山東省曹県の農村地帯は、浙江省の義烏に次ぐ中国第2位の“EC村”の集積地だ。本稿では筆者らがフィールドワークでつかんだ現地の実態を報告し、農村振興へのインパクトという視点からEC村の意義を検討する。本誌2020年3月号、4月号に掲載した浙江省・義烏のレポートに続く現地調査報告第2段。
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Columns |
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第16回》
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》米医療法人ノバントヘルスがドローン長距離輸送の開始急ぐ
《中国編》アリババ子会社の菜鳥が自動運転車用いた宅配サービス開始
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NEWS ROOM
ミツカンとレンゴーが段ボール物流効率化実験でトラック2割削減
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第218回》〜温故知新編 第99回〜
あらためてロジスティクスを考える その1
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物流指標を読む《第137回》
コロナ・ショックで運賃はどうなるか
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第199回》
日用品メーカーK社の在庫改善プロジェクト
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
ロジスティクス・システムズ・エンジニアリング
LSE標準テキストの作成に向けて
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佐高信のメディア批評
麻生副総理「民度発言」で差別大国露呈
国内外メディアが一斉報道した日本の恥
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Information |
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CLIP BOARD
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●ニチレイロジグループ本社が2020年度の経営方針公表
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●Web上で完結─船井総研ロジがオンラインの物流診断サービスを開始
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●キヤノンITSが需要予測・需給計画システムの新バージョン販売開始
●プロロジスが兵庫・猪名川で大型物流施設着工、国内累計100棟達成
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●日本郵便がスタートアップ2社の技術活用した配達業務支援システムを試行導入
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
●物流施設の賃貸マーケットに関する調査
東京圏の空室率0.9%で、関西圏は10期連続下落
一五不動産情報サービス
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |
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