ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2023年9月号

    2023年9月号
     
      Cover Story
   


特集 3PL白書 2023


 

 

17

 

【解説】

 

特需が剥落して各社の地力が露呈する

 荷動きの低迷をよそに物流コストインフレで市場規模の拡大続く。しかし、潮目は変わった。今期、国内輸送量はプラスに転じて、物流現場の人手不足問題が正念場を迎える。


 

 

3PL市場規模 トラック運賃単価 庫内作業員の人件費単価

2022年度 3PL売上高ランキング


20

 

収益性 料金引き上げが浸透して物流原価の上昇を吸収

増収率/営業利益率/収益性傾向


21

 

M&A 国内物流業、物流子会社を主な対象に過半数が計画

M&A計画/M&A対象


21

 

海外展開 脱中国でASEANシフトに続き南米、アフリカへ

海外進出検討状況


22

 

自動化・省人化 マテハン設備の導入・デジタル化がさらに加速

物流センターの自動化・省人化投資の実態


24

 

ビジネスモデル ドライバー・庫内作業員の囲い込みが進む

アセット保有比率と今後の見通し


 

 

26

 

【Interview】

 

ロジスティード 高木宏明 社長

──グローバル3PLリーディングカンパニーへ
 米投資ファンドのKKRを新たな株主に迎えて2027年度の再上場、30年には売上高1兆5千億円を目指す。そのために世界のあらゆる地域で、あらゆる業種・業態に対応する「総合物流」を展開する。国内では大幅な増車と輸送デジタルプラットフォーム「SSCV」による組織化で輸送力を強化する。


28

 

郵船ロジスティクス 岡本宏行 社長

──サプライチェーンソリューション事業を柱に
 今年4月、日本地域サプライチェーン・ソリューション本部を設立した。アウトソーシングの階層を引き上げ、荷主の経営層のニーズに応えるソリューションを新たな事業の柱に育てる。エンド・ツー・エンドのサプライチェーンを可視化するコントロールタワーを導入、KPIを監視して荷主に代わり改革を実行する。

 

30

 

近鉄エクスプレス 鳥居伸年 社長

──アジア発貨物を取り込んで成長を続ける
 昨年8月、近鉄グループホールディングスの完全子会社化によって上場を廃止した。その一方、国際運賃の高騰で事業規模は急拡大、売上高はついに1兆円を突破した。成長こそ求心力と見定め、アジア発の国際貨物をターゲットに据えて、2027年に航空貨物100万トン・海上貨物100万TEUの取り扱いを目指す。

 

 

 

32

 

【海外論文】

 

グローバル3PL市場調査2023

“Third-Party Logistics Study Results and Findings of the 27th Annual Study”

米ペンシルベニア州立大 C.John Langley Jr教授ほか

 世界的なサプライチェーンの混乱が、荷主と3PLの関係性を問い直している。そのために多くの荷主が、自らのコアコンピタンスを再確認する原点回帰を図っている。その一方、深刻な人手不足がオペレーションの大きな足枷となっている。現場だけでなくサプライチェーンマネジャーの離職率も高まっている。

 

 

 

40

 

【Data】

 

国内有力3PL企業プロファイル

主要47社の最新事業概要と業務領域

ロジスティード/センコーグループホールディングス/SGホールディングス/郵船ロジスティクス/SBSホールディングス/近鉄エクスプレス/日本通運/ヤマトホールディングス/日本アクセス/キユーソー流通システム/ニチレイロジグループ本社/C&Fロジホールディングス/山九/ニッコンホールディングス/AZ-COM丸和ホールディングス/ハマキョウレックス/NX・NPロジスティクス/三井物産グローバルロジスティクス/セイノーホールディングス/伊藤忠ロジスティクス/三菱商事ロジスティクス/トランコム/鈴与/大和物流/アサヒロジスティクス/丸全昭和運輸/トナミ運輸/日通NECロジスティクス/アサヒロジ/丸紅ロジスティクス/NTTロジスコ/日本ロジテム/ダイワコーポレーション/キムラユニティー/富士ロジテックホールディングス/プラス ロジスティクス/第一貨物/日本トランスシティ/住商グローバル・ロジスティクス/丸協運輸/関通/遠州トラック/新開トランスポートシステムズ/キリングループロジスティクス/三菱ケミカル物流/東 海運/名港海運


        Key Person
 
4
 

「それでも物流業は装置産業化していく」

ローランド・ベルガー 小野塚 征志 パートナー

 庫内作業の自動化率は年を追うごとに上昇している。2030年には自動化が70%を超えるセンターも珍しくはなくなる。トラックの完全自動運転も2025年の実用化から5年も経てば運用規模が大きく拡大する。2030年を分岐点に、物流業の装置産業化を前提として経営計画を策定するようになる。

 

        Case Studies
 
66
 

エフピコ〈SCM〉

生産・物流・回収の機能を同一拠点に集約

関西ハブセンターの稼働で全国物流網完成


  70  
NEXT Logistics Japan〈2024年問題〉

ダブル連結トラックの中継輸送で幹線を混載

世界初、量子コンピューター活用し運営高度化


        Columns
 
74
 

物流企業の値段
《第184回》

姫野良太 JPモルガン証券 エグゼクティブディレクター

日本郵船

定期船事業の業績拡大で財務体質が改善
物流事業の成長に向けたM&Aにも注視

 

  76  

ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第54回》

復習10 トレーサビリティ

講師 梶田 ひかる

 

  82  
フィジカルインターネット通信《第14回》

スマートボックスを後押しする包装規制

野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント

  84  
トラサポ ダイアリー《第11回》

運送業専門の行政書士になったわけ

行政書士 鈴木隆広 トラサポ代表

  86
 
海外トレンド報告

《欧米編》次世代移植用臓器保管技術の英スタートアップ、45億円の出資獲得
《アジア編》海南洋浦碩佳国際航運が、中ロ間の北極海航路に新規参入

《アフリカ・中南米編》東アフリカ諸国、通関簡素化で滞留時間6〜8割削減


  90
 
NEWS ROOM

食品メーカー6社が北海道共同配送を再構築


  96  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第256回》〜温故知新編 第137回〜

2024年問題へのカウントダウン

 

  100  
物流指標を読む《第175回》

トラック業界の給与額上昇は道半ば

NX総合研究所 佐藤信洋


  102  

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

ロジスティクスとAI

 

  106  
佐高信のメディア批評

YouTube「お笑い維新研究」に反響

関西で隠される「第2自民党」の正体

 

        Information
 

 

 

CLIP BOARD

 
65
 

ドローンなど活用の「新スマート物流」でシンポジウム開催(前編)

 

 
73
 

ラピュタロボティクスとZMPが自動フォークリフトを相次ぎ公表

 

 
83
 

不動産協会が先進的物流施設の開発促進へ政策要望決定

 

 
85
 

国土交通省が荷主や元請けの監視強化へ「トラックGメン」配置

トヨタ自動車が2024年問題対応で輸送料金引き上げ

 

 
89
 

スキャンディット、日本の事業展開で記者会見

日本ミシュランタイヤ・須藤社長が2024年問題解決支援へ決意表明

 

 

 

 

DATA BANK

 
107
 

国土交通月例経済(国土交通省)

デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査

賃貸物流施設マーケット動向(2023年第2四半期)

首都圏の新規需要は過去最大で空室率は横ばい

シービーアールイー

 

 

112

 

主要記事索引

  116   編集後記
  117   広告索引
  117   ロジビズ・オンライン ピックアップ(2023年7〜8月配信分より)

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