ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
2024年版トラック実勢運賃調査 ダウンロード版 7月1日発行
よくある質問
詳細はこちら

2002年9月号

WobNio[PDF
  2002年9月号



特集物流拠点の潰し方

Interview
18
日通総合研究所 湯浅和夫 常務
「物流管理の目標は物流をなくすこと」
解 説
22
もう物流資産はいらない
サッポロビール/住友金属工業/プロロジス
Interview
 
26
プロロジス ジェフリー・H・シュワルツ 社長
「3PLと手を組み資産リストラを支援」
レポート
 
28
ビジョンなき再編の罠
レナウン/カルピス/富士通  
資  料 
 
32
倉庫・配送センター 市況レポート
生駒シービー・リチャードエリス

特別レポート
 
11
台湾物流市場
日系宅配大手三社が激突

   

42
ソニー――SCM 
来年4月に販売情報システムを刷新/パソコン型高回転ビジネスを全面展開 
 
48
サンコーインダストリー――在庫管理
アイテムを増やしても在庫は抑える/ITを駆使した独自の管理手法を開発
 
52
宝酒造――拠点政策
物流インフラの“自前主義”を改め/共配を活用した新体制に移行
    .
   
 
60
湯浅和夫の物流コンサル道場《第6回》
湯浅和夫 日通総合研究所 常務取締役
 
58
物流企業の値段《第18回》 《ハマキョウレックス》
北見聡 野村証券金融研究所 運輸担当アナリスト
 
 
65
物流ソフトの素朴な疑問 ?
「物流網の最適化にITをどう使う」
田中純夫 フレームワークス 社長
 
68
米国3PLビジネス戦記《第6回》
「契約書問題で悪戦苦闘」
津村謙一 EXEテクノロジーズ 社長
 
72
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
CPL(Certified Professional Logistician)の試験問題に挑戦
 
66
奥村宏の判断学《第4回》
「人はなぜ判断を誤るのか」
奥村宏 経済評論家
 
57
佐高信のメディア批評
「チンピラ右翼の露払いで昴まる石原待望論
問われているのは日本人の歴史観と戦争観」

佐高信 経済評論家
   
 
70
《港湾》「国益」の視点欠く場当たり的な政策で/日本への寄港減少が深刻化
 
73
企業物流短期動向調査(日通総研短観)
(出典:日通総合研究所)
国土交通省 月例経済報告
日本倉庫協会 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況
 
 
91
広告索引
 
90
編集後記
 
88
バックナンバー

PDFバックナンバー

[ FOCUS ] 「国益」の視点欠く場当たり的な政策で日本への寄港減少が深刻化 2002年9月号
日本の港湾インフラ整備の遅れが顕著となり、船舶の寄港の減少に拍車 がかかっている。日本の行政には体系的にインフラを改善して「国益」を守 ろうという姿勢が見られず、扇千景国土交通相が大臣就任以来掲げる?国 のグランドデザイン〞とは程遠い。場当たり的な政策にくさびを打たなけれ ば、日本経済全体にも影響をきたすと懸念する声も挙がっている
[ SOLE ] CPLの試験問題に挑戦 2002年9月号
前回のおさらい Q1 次のマテハンシステムの中で、エネルギー消費の最も少 ないものはどれか? a.マニュアルシステム b.機械システム c.コンピュータ制御システム d.重力利用システム Q2 Q=√2CpD/Ch について、購入コストが1/ 2、保管コストが2倍、需要が400%になった時、経済発 注量はどうなりますか? a.2倍 b.3倍 c.変わら
[ ケース ] ソニー――SCM 2002年9月号
ソニーがエレクトロニクス事業の経営革新 に取り組んでいる。パソコン事業で確立した 高回転型のビジネスモデルを他の商品にも展 開する。そのために現在、グループの製販物3 社による大規模なSCMプロジェクトを進め ている。来年4月には販売系のシステムを全面 的に刷新する。
[ ケース ] サンコーインダストリー――在庫管理 2002年9月号
ネジの卸売りという成熟した市場で他社と の差別化を図るため、積極的なアイテム数の 拡大を行っている。ただし、在庫の増大は甘 受できない。仕入部と物流部でそれぞれ独自 の在庫管理方法を開発し、従来の水準を維持 している。
[ ケース ] 宝酒造――拠点政策 2002年9月号
2003年の酒販自由化で販売チャネルが多様 化する。もはや自社単独で全国をカバーする 物流体制を構築するのは得策ではないと判断 した。物量の少ない地方の配送は同業他社に 外注化することで、無駄な投資を抑えようと している。
[ データ ] 企業物流短期動向調査(日通総研短観) 2002年9月号
■調査方法  本調査はアンケート方式により、四半期ベース(3月、6月、 9月、12 月の年4回)で実施する。  調査項目は次のとおりであり、当期実績見込みと次期見通しを 対前年同期比「増加する」、「横ばい」、「減少する」もしくは「値 上がり」、「変わらない」、「値下がり」等の3 つの選択肢の中から 選択回答する。  集計は、調査項目ごとに各選択肢の回答事業所数を集計し、そ の合計事業所数に対する割合を算出、以下により動向判断指標(※) とする。
[ ビジネス戦記 ] 契約書問題で悪戦苦闘 2002年9月号
外資系荷主のコンペは連戦連勝だった。ところが 受注後、荷主が用意した分厚い契約書を見て仰天し た。そのままサインすれば、大変なリスクを負うこ とになってしまう。口約束がまかり通っていた従来 の日本の物流業とは全く勝手の違うビジネスに、我々 は慌てふためいた。
[ メディア批評 ] チンピラ右翼の露払いで昂まる石原待望論問われているのは日本人の歴史観と戦争観 2002年9月号
田中真紀子人気の凋落と反比例するように 石原慎太郎に対する期待が昂まっている。小 泉純一郎はもう一つだが、慎太郎なら本当に やってくれるのではないかという思いが、彼 を推す人にはあるらしい。しかし、問題はど ういう「改革」なのかということだろう。「改 革」して、さらに悪くなる場合もある。私は 石原を?日本のルペン〞と断じているが、残 念ながら、そういう論調は少ない。
[ 素朴な疑問 ] 物流網の最適化にITをどう使う 2002年9月号
物流拠点の統廃合は多くの場合、グループ会社や 協力会社の見直しに繋がります。グループ会社や協 力業者から見れば突然、仕事を失ってしまうことに なりかねない怖い話です。しかし、これを荷主側か ら見れば、プロセス改革などの時間のかかるプロジ ェクトと比較して、「即効性のある改革」というこ とになる。そのため現在のような環境下では、最優 先で取り組まれるテーマの一つになっています。
[ 値段 ] ハマキョウレックス 2002年9月号
ハマキョウレックスは増収増益を続ける数少ない物流 企業だ。株価のパフォーマンスも相対的に高い。物流品 質、労働生産性の高さ、トップセールス力が急成長の源 泉となっている。今後の課題は後継者の育成や輸配送網 の強化だ。同業他社との合従連衡など新たな施策を検討 する時期を迎えている。
[ 道場 ] 突然、課長が反省し始めた「私たちは何もやってこなかった‥‥ 2002年9月号
しばしの沈黙の後、課長が突然、隣に座ってい る部長に語りかけた。妙に悟ったような静かな口 調だ。 「部長、もしかしたら、私たちは大きな過ちを犯し てきたのかもしれません。過ちという表現に語弊 があれば、遠回りをしてきたのかも‥‥」 くだけた調子で大先生が口をはさむ。 「仲間内で語弊もへったくれもないね。表現など気 にせず、思ったことをそのまま言えばいいのさ」 その言葉に促されて課長が部長を見る。部長も、 何を言いたいのかは分かっているとでもいうよう に大きく頷きながら課長を見返す。またも見詰め 合う二人。二人の世界で会話が弾む。
[ 特別レポート ] 台湾物流市場日系宅配大手三社が激突 2002年9月号
台湾で宅配便市場が急拡大している。ヤマト運 輸、佐川急便、日本通運など、日本の大手宅配業 者の技術指導を受けた現地企業が小口貨物の取扱 個数を爆発的に伸ばしている。日本で生まれ育っ た宅配便が果たして海外でも通用するのか。台湾 市場が格好の試金石になっている。
[ 判断学 ] 人はなぜ判断を誤るのか 2002年9月号
三井物産やUSJなど、株式会社による事件が後を絶たない。広報担当者の非常識な対応が、 社会的信用の失墜に拍車を掛ける結果を招いている。事件を批評する識者やジャーナリスト の判断力欠如も目立つ。情報化が進むほど、人間の判断力は衰えてしまうものなのだろうか。
[ 特集 ] 物流拠点の潰し方 物流管理の目標は物流をなくすこと 2002年9月号
物流センターはないほうがいい。ましてや立派な物流セン ターを誇る物流部長など失格だ。物流センターが必要なのは、 商売上の『制約条件』があるからだ。制約条件を取り払うこ とこそ、物流管理の原則だ。情報の共有化によって、それが 可能になる。
[ 特集 ] 物流拠点の潰し方 もう物流資産はいらない 2002年9月号
ダイエー型の自社センターか、それともヨーカ堂流の指定 問屋方式か――。そんな二者択一が、これまで日本では中間 流通拠点の所有を巡る論点となっていた。そこに今、新たな 選択肢が加わろうとしている。
[ 特集 ] 物流拠点の潰し方 3PLと手を組み資産リストラを支援 2002年9月号
ロジスティクス向け不動産開発の世界最大手、プロロ ジスが日本市場に本格的に参入した。向こう3年間で 1400億円の施設を購入する計画だ。同社にとって当面、 日本は世界で最も成長性の高い市場になるという。
[ 特集 ] 物流拠点の潰し方 ビジョンなき再編の罠 2002年9月号
自社で抱えた重装備の物流センターはSCMの制約条件に なってしまう。市場は常に変化する。アウトソーシングを徹 底することで、最適なビジネスモデルを常に実現する環境を 作ることができる。
[ 特集 ] 物流拠点の潰し方 倉庫・配送センター 市況レポート 2002年9月号
■データ:主な用途が倉庫・配送センターであり、      一般募集された施設を対象としています。 ■資 料:2002年1月〜6月までの期間の新規募集賃料(円/坪)を      棟数平均し算出。 ■預託金:賃料と同様に預託金(円/坪)を棟数平均し算出。      また、算出された預託金を平均賃料(円/坪)で割り、      平均預託金(月)を算出。
  • 特定商取引法に基づく表示
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約