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2002年11月号 |
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特集:卸が描く日本の流通 |
10 |
第1部
卸売業の逆襲が始まった
国分/菱食/雪印アクセス |
14 |
Interview
菱食 市瀬英司 常務
「メーカーを流通の土俵に乗せる」 |
16 |
第2部
相鉄ローゼン&菱食の新一括物流 |
20 |
第3部
日雑中間流通「大再編」の終着点
パルタック/ダイカ/中央物産/花王 |
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22 |
Interview
ダイカ 大公一郎 社長
「持ち株会社は合併への一里塚」 |
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24 |
Interview
パルタック 山岸十郎 副社長
「小売り専用TCが流通を歪めている」 |
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26 |
第4部
日米の中間流通を比較する カート・サーモン・アソシエイツ
大橋進 ロジスティクス・サービス・ディレクター |
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31 |
Interview
法政大学 矢作敏行 教授
「やがては小売業が中間流通を統合する」 |
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36 |
ニッセン――アウトソーシング
ヤマト運輸との一括契約を3年延長/管理の軸足は配送から調達へシフト |
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42 |
ニチレイ&名糖運輸――定温物流
冷凍とチルドの大手二社が資本提携/食品物流のフルライン化を目指す |
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46 |
センコン物流――多角化
物流業よりも儲かる商売を探せ/証券マン出身社長の型破り経営 |
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58 |
湯浅和夫の物流コンサル道場《第8回》
湯浅和夫 日通総合研究所 常務取締役 |
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54 |
物流企業の値段《第20回》《ヒューテックノオリン》
北見聡 野村証券金融研究所 運輸担当アナリスト |
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50 |
ロジスティクス・リーダーシップ論《第2回》
「マーケティングとSCM」
楢村文信 P&G ECRネットワーキング・マネージャー |
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49 |
物流ソフトの素朴な疑問 ?
「SCMのビジビリティとは何か?」
田中純夫 フレームワークス 社長 |
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66 |
米国3PLビジネス戦記《第8回》
「アセット型 vs ノンアセット型」
津村謙一 EXEテクノロジーズ 社長 |
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70 |
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
CPL(Certified Professional Logistician)の試験問題に挑戦 |
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56 |
奥村宏の判断学《第6回》
「法人の犯罪と税金」
奥村宏 経済評論家 |
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35 |
佐高信のメディア批評
「かつての日本は“ならず者国家”だった
拉致問題に揺れる今こそ直視すべき過去」
佐高信 経済評論家 |
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63 |
ARC Advisory Groupレポート
●ロジスティクス管理ソフトウエア市場/年率12%の成長予測
●サプライチェーンプロセスマネージメント市場/2001年83%成長 |
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68 |
《企業戦略》佐川急便が埼玉県に新センター稼働
スタンド併設し低公害車を本格導入 |
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72 |
2001年度物流システム機器生産出荷統計
日本ロジスティクスシステム協会
国土交通省 月例経済報告
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況 |
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91 |
広告索引 |
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71 |
CLIP BOARD |
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90 |
編集後記 |
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88 |
バックナンバー |
[ ARC ]
ロジスティクス管理ソフトウェア市場年率十二%の成長予測
2002年11月号
ロジスティクス管理ソフトウェア市場は、I
T関連プロジェクト投資の世界的な停滞にも関
わらず成長を続けている。最新のARC報告書
「ロジスティクス管理の世界市場調査(Logistics
Management Worldwide Outlook
)」においてA
RCアドバイザリーグループは、二〇〇一年に
一六億ドルだった同市場のソフトウェア、サー
ビスおよびトランザクションベースの売上全体が、
二〇〇六年には二九億ドルに達し、同期間の平
均年成長率(CAGR)は十二・一%になると
予測している。
[ FOCUS ]
佐川急便が埼玉県に新センター稼働スタンド併設し低公害車を本格導入
2002年11月号
佐川急便が埼玉県に新センター稼働
スタンド併設し低公害車を本格導入
[ SOLE ]
CPLの試験問題に挑戦
2002年11月号
前回のおさらい
Q1 保全性分析への主要なインプット情報として正しいの
は次のどれか?
a.運用支援概念と要求;総合的な定量保全性要求;要員
サブシステムの限界、特徴、説明;計画された施設、訓
練プログラム、ツールの即応性;コスト制約;システム
に対する研究とレポート;標準ツールと用具
b.運用支援概念と要求;総合的なパフォーマンス要求;
要員サブシステムの限界、特徴、説明;計画された施設、
訓練プログラム、スキル、機器とツールの即応性;コス
ト制約;システムに対する研究とレポート;標準ツール
と用具
c.運用支援概念と要求;総合的な定量保全性要求;要員
サブシステムの限界、特徴、説明;計画された施設、訓
練プログラム、スキル、機器とツールの即応性;コスト
制約;システムに対する研究とレポート;標準ツールと
用具
d.運用支援概念と要求;総合的な定量保全性要求;要員
サブシステムの限界、特徴、説明;計画された施設、訓練
プログラム、スキル、機器とツールの即応性;環境制約;
システムに対する研究とレポート;標準ツールと用具
Q2 次のような信頼性ブロック図で表されるシステムの信
頼度は次のどれか?
a. 0.96
b. 0.81
c. 0.90
d. 0.99
[ ケース ]
ニッセン―― アウトソーシング
2002年11月号
3年前、顧客への商品配送をヤマト運輸に一
本化した。当初は大型商品の配送トラブルが
頻発したが、これを地道な活動で改善。2002
年末の契約満了を前に、再びヤマトと3カ年契
約を結んだ。この契約更新を機に大型商品の
代引きサービスを実現するなど、両社のパー
トナーシップは新たな領域に入っている。
[ ケース ]
ニチレイ&名糖運輸―― 定温物流
2002年11月号
水面下で進めてきたトップ同士の交渉が
成立。今年10月に業務・資本提携を発表し
た。幹線輸送の共同化などでコストを削減
するほか、物流インフラの相互利用で投資
負担の軽減を図る。常温、チルド、冷凍の
三温度帯をカバーし、川上のメーカーから
川下の小売りに至るまでの物流を一括で請
け負う体制を確立した。今後は外食チェー
ンなど新規顧客の開拓を進めていく。
[ ケース ]
センコン物流―― 多角化
2002年11月号
取材先の意向により記事の公開を停止しました。2011.11.11
[ データ ]
2001年度物流システム機器生産出荷統計
2002年11月号
1.統計の目的
本統計は、社団法人日本ロジスティクスシステム協会内に組織されている「物流システム
機器懇談会」が1985年度から、物流機器の生産出荷状況を定量的かつ継続的に把握すること
を目的に実施したものである。
[ ビジネス戦記 ]
アセット型VSノンアセット型
2002年11月号
3PLとしてグローバル展開を図る――それ
がトップの描いた経営ビジョンだった。しかし、
そのためには巨額の先行投資が必要になる。地
方の中堅倉庫会社にはとうてい手が届かない。
そこで我々はグローバル展開の軸足をITに移
すことにした。独自開発のソフトウェアを抱え、
米国市場に乗り込んだ。
[ メディア批評 ]
かつての日本は?ならず者国家〞だった拉致問題に揺れる今こそ直視すべき過去
2002年11月号
北朝鮮へ拉致された被害者が、わかってい
るだけでも八人も死亡していると言われて、
日本は重苦しい空気に包まれている。
もちろん、?ならず者国家〞の北朝鮮に事実
を明らかにせよと迫ることは必要だろう。し
かし、かつての日本も同じ?ならず者国家〞
だったと認識して交渉に当たるかどうかで、
ずいぶん大きな違いが生まれてくるのではな
いか。
[ リーダーシップ論 ]
マーケティングとSCM
2002年11月号
マーケティング活動はロジスティクスによって完遂される。同様にSC
Mもマーケティング活動を構成する領域の一つだ。ロジスティクス、そし
てECRやSCMのコンセプトはマーケティング活動の進化の歴史の中に
位置付けることができる。
[ 素朴な疑問 ]
SCMのビジビリティとは何か?
2002年11月号
先日、新幹線で大阪から地元の静岡まで帰りまし
た。何らかのトラブルがあったらしく、大阪出発が
ダイヤより10分ほど遅れていました。名古屋駅に到
着した時点でも10分遅れ。しかし静岡には定刻通り
到着しました。新幹線の管制室で前を走る列車を確
認しながらスピードを調整したのでしょう。
[ 値段 ]
ヒューテックノオリン
2002年11月号
百貨店物流から撤退して食品物流に特化した
ことが奏功して、ここ数年業績が安定している。
高い収益力を誇り、株価のパフォーマンスも悪く
ない。再編の始まった定温物流業界で勝ち組とな
るためには配送ネットワークの拡充が欠かせない。
[ 道場 ]
屈託のない人間が苦手な大先生女性たちの前ではてんで形無し
2002年11月号
「ほー、すごいな、この会社は」
大先生の嬉しそうな声が、銀座の事務所に響く。
コンサルティングを請け負っている大手消費財メ
ーカーの件で、?美人弟子〞が分析した在庫実態
表を見ているのだ。予想していた以上にひどい結
果を楽しんでいる。二人の弟子が、興味深そうに
大先生の机に寄ってきた。
「なかなかですよね、その結果は」
分析した美人弟子も楽しそうだ。そこに弟子た
ちより年長の庶務担当の?女史〞がお茶を持って
来た。女史は事務所の要ともいうべき存在だ。弟
子たちの信頼も厚い。
[ 判断学 ]
法人の犯罪と税金
2002年11月号
企業犯罪の責任は経営者個人にある。アメリカではそう捉えられている。一方、日本で
は個人ではなく、法人である会社の責任が問われる。しかし、法人を牢屋に放り込むこと
はできない。日本の刑法も法人には犯罪能力がないという考え方に立っている。そして、現
実には会社による犯罪が日夜、横行している。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 卸売業の逆襲が始まった
2002年11月号
流通外資の日本市場参入が本格化している。これに伴い問
屋不要論が改めて俎上にのぼっている。しかし当の大手卸の
業績は堅調だ。勝ち組となった卸は不要論を一蹴し、むしろ
サプライチェーンにおける存在感を強めている。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 メーカーを流通の土俵に乗せる
2002年11月号
国分と菱食という加工食品業界の2大卸がメーカーの共
同物流を主催する。今年8月、2社は合弁で「フーズ・ロジ
スティクス・ネットワーク(FLN)」という共同物流会社を
設立した。現在、同社は共同物流への参加をメーカーに広く
呼びかけている。その狙いはどこにあるのか。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 相鉄ローゼン&菱食の新一括物流
2002年11月号
加工食品と日用雑貨品を店舗に一括で納品する。それが相
鉄ローゼンにとっての長年の夢だった。今年11月、その要請
に菱食が応える。過去、菱食はヨークベニマル向け一括物流
で加食と日雑の一括納品で立ち上げ、大混乱に陥った苦い経
験がある。それを今回はどう乗り越えようとしているのか。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 日雑中間流通「大再編」の終着点
2002年11月号
日用雑貨・化粧品を扱う卸業界の寡占化が急速に進展し
ている。これまで圧倒的な首位に立っていたパルタックを、
今年4月に発足した「あらた」が猛追。2.5兆円程度のマーケ
ットを、売上高約4000億円弱のトップ2社が牽引する構図が
できあがった。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 持ち株会社は合併への一里塚
2002年11月号
今年4月、日雑卸業界2位のダイカと、同4位のサンビッ
ク、同5位の伊藤伊の3社が持ち株会社「あらた」を発足。
2年後の合併を前提に経営を統合した。ここに四国の徳倉
も加わり、あらたはパルタックに並ぶ全国卸として名乗り
を上げた。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 小売り専用TCが流通を歪めている
2002年11月号
日本の中間流通は、メーカーから小売りまでを最適化する
視点を欠いている。製配販の3者が、互いの思惑の違いを乗
り越えて全体最適に取り組まなければ、いずれは消費者に見
捨てられることになる。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 日米の中間流通を比較する
2002年11月号
将来、日本では情報武装した大手企業による中間流通の寡
占化が進む。欧米企業と同様の進化の過程を辿るのはほぼ間
違いない。欧米企業はどのような問題に直面し、それをどう
克服してきたのかを再確認しておくべきだ。
[ 特集 ]
卸が描く日本の流通 やがては小売業が中間流通を統合する
2002年11月号
日本の流通は現在、システム間競争の過渡期にある。し
かしメーカーから小売業へのパワーシフトは避けられない。
最終的には日本市場でも小売業が中間流通を統合すること
になるだろう。