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2002年3月号 |
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特集:その後の物流ベンチャー
Part1 |
12 |
虚業は去り実業が残った 本誌編集部 解説
Part2 ロジスティクス新市場日配品の3PL |
14 |
―― グルメン 澤田幸雄 社長
労働力をJIT納品 |
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16 |
―― グッドウィル・グループ 川上真一郎 社長
米国発・棚卸業代行 |
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18
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―― エイジス 芦部克生 社長
過剰在庫をネットで仲介
最後の求車求貨システム |
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20 |
――トラボックス 藤倉泰徳 社長
Part3
軽貨物のラストワンマイル 本誌編集部 解説 |
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22 |
宅配ボックスを発案
―― フルタイムシステム 原幸一郎 社長 |
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24 |
北京近鉄運通運輸有限公司(近鉄エクスプレス)
稲村寿通 董事長
「日系企業の上海シフトに焦点を当てる」
資 料 |
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26 |
一人親方を組織化 ―― 軽貨急配 西原克敏 社長 |
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28 |
物流のマクドナルド化
―― ジャパンブリッジ 山崎隆 社長 |
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30 |
地域密着の3PL
―― エスビーエス 鎌田正彦 社長 |
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32 |
軽トラの定温物流
―― クールシャトル 廣田隆二 社長 |
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34 |
自転車メッセンジャー
―― ティーサーブ 池谷貴行 社長
Part4 |
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36 |
横文字嫌いのアナタのための アングロサクソン経営入門《第12回》 |
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38 |
ベンチャー企業の次のステップ
キャップジェミニ・アーンスト&ヤング 入江仁之 副社長 |
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特別寄稿 |
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56 |
実践から学んだ日本型在庫管理法(後編) ライオン
流通機能開発センター 関口寿一 副主席部員 |
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42 |
豊三物流――現場改善
独自開発の「車両カルテ」を武器に/TQCの視点で物流業を変える |
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48 |
中越通運――共同化
中堅小売り向け一括物流で/通運業者から3PLへ業態転換 |
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52 |
雪印アクセス――拠点政策
合併に伴う物流拠点の統廃合を終え/和日配品の全国物流ネット構築へ |
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.
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72 |
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
システムエンジニアリング・プロセスでの
ロジスティクスに関する重要考察 |
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76 |
Supply Chain Council
サプライチェーンカウンシル[SCC]報告
第12回 日本におけるSCOR活用のヒント
日本語版『SCOR入門編』
SCC日本支部 SCOR普及・啓蒙分科会編 |
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68 |
物流「再」入門「コンサル現場からの教訓」
湯浅和夫 日通総合研究所 常務取締役 |
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66 |
流通戦略の新常識
「装置産業としての小売業 〜仕組みづくりの競争〜」
松原寿一 中央学院大学 講師 |
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60 |
物流企業の値段 《センコー》
北見聡 野村証券金融研究所 運輸担当アナリスト |
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62 |
Digital Logistics「SCMとITを考察する」
田中純夫 フレームワークス 社長 |
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65 |
佐高信のメディア批評
「雪印事件のお決まりの取材にウンザリ
“会社教”を放任するトップこそ元凶」
佐高信 経済評論家 |
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80 |
《物流行政》道路特定財源見直し問題/“小泉案”にユーザーが反発 |
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81 |
《航空》成田空港新滑走路が供用開始へ/関空の二期工事計画に影響も |
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82 |
《海運》ターミナル・ハンドリング・チャージ問題/船社の値上げ方針に日本荷主が猛反発 |
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83 |
《IT物流》ドコモが“人ナビ”サービスを開始/位置情報の共通プラットフォーム構築 |
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84 |
国土交通省 月例経済報告
日本倉庫協会 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況 |
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93 |
CLIP BOARD |
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95 |
広告索引 |
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94 |
編集後記 |
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87 |
バックナンバー |
[ メディア批評 ]
雪印事件のお決まりの取材にウンザリ?会社教〞を放任するトップこそ元凶
2002年3月号
『週刊プレイボーイ』が二月一九日号で、
「外務省
vs
雪印」の「舌先頂上対決」をやって
いる。「真のウソ上手はどっちだ?」というわ
けである。
私もコメントを求められて、
「企業も官僚もウソをつくのが仕事だが、外
務省は大悪で、雪印は中悪」
と判定し、
「ウソつき度合い、ヌケヌケ度合いからする
と外務省のほうが上でしょう。多額の公の金
を使ってる点からみても外務省の勝ちです」
と結論づけた。
[ ケース ]
雪印アクセス―― 拠点政策
2002年3月号
不祥事相次ぐ雪印グループの中の数少ない
優良企業。チルド食品卸としてダントツの売
上高6600億円を誇る。93年の5社合併後に進め
てきた物流拠点の統廃合にメドが立ち、現在、
次のステップとして和日配品の全国物流網の
整備に乗り出している。
[ ケース ]
雪印アクセス―― 拠点政策
2002年3月号
不祥事相次ぐ雪印グループの中の数少ない
優良企業。チルド食品卸としてダントツの売
上高6600億円を誇る。93年の5社合併後に進め
てきた物流拠点の統廃合にメドが立ち、現在、
次のステップとして和日配品の全国物流網の
整備に乗り出している。
[ デジロジ ]
SCMとITを考察する
2002年3月号
売上高世界一を達成したウォルマートと経営破綻に陥っ
たKマート――米国産業界における企業競争の勝ち負けが
益々、鮮明になってきた。IT分野も例外ではない。従来
の勢力図が大きく塗り替えられようとしている。
[ ケース ]
中越通運―― 共同化
2002年3月号
70年設立の通運業者。98年、中堅クラスの
小売りの物流を肩代わりする共同物流センタ
ー「新潟ALC」を立ち上げた。現在、新潟を
中心に店舗展開する食品スーパー、ホームセ
ンターの2社の一括物流センターとして機能し
ている。全社売上高は約110億円。このうちセ
ンター事業収入が35億円を占める。「脱・運送
業」化を着々と進めている。
[ CLIP ]
パレット輸送用緩衝材「トラックボード」を開発日本パレットレンタル
2002年3月号
レンタルパレット業界最大手の
日本パレットレンタルはこのほど、
新型のパレット輸送用緩衝剤「ト
ラックボード」を開発、販売を開
始した。
[ ケース ]
豊三物流―― 現場改善
2002年3月号
豊田合成の物流子会社、豊三物流にはマネジメン
トの仕組みが欠けていた。トヨタ生産方式を担う輸
送業者として質の高いドライバーを擁しながら、強
みを生かし切れていなかった。そんな状況を打破す
るため5年前から改善活動を本格化した。「車両カル
テ」という独自のツールを導入するとともに、昨年6
月にはISO14001を取得。こうした仕組みを活用する
ことで、企業体質を変えることに成功した。
[ SCC報告 ]
日本語版『SCOR入門編』
2002年3月号
SCC日本支部が「SCOR」の日本語版入門書を
作成した。読者をSCCの会員だけに限定した日本企
業向け「虎の巻」だ。本書の概要と、その内容の一部を
本号と次号の二回にわたり紹介する。
[ 物流再入門 ]
コンサル現場からの教訓
2002年3月号
長年、物流コンサルタントとして活躍してきた筆者は、
これまでに多くの物流担当者と出会ってきた。彼らが実務
経験から学んだ知恵に感心させられることもあれば、的は
ずれな考え方に呆れることもあった。そんないくつかのエ
ピソードを紹介する。
[ 新常識 ]
装置産業としての小売業〜仕組みづくりの競争〜
2002年3月号
規制緩和によって大型小売店の競争が、ようやく本格化しよ
うとしている。そこでカギを握るのは、店舗(業態)開発、品
揃え、プライベート・ブランド開発の三つの要素だ。装置産業
としての仕組みづくりの競争になる。
[ 値段 ]
センコー
2002年3月号
た。しかし、ここ数年は流通業向けサービスを強化。事業ポートフ
ォリオの見直しを進めている。有利子負債の圧縮も順調で、財務
体質も改善されている。ただし、事業の絞り込み余地が残っている
など課題も少なくない。
[ 特別寄稿 ]
実践から学んだ日本型在庫管理法(後編)
2002年3月号
ムダな在庫が発生してしまう最大の原因は受発注にある。受発注を
なくせば在庫も減らすことができる――そんなコンセプトに基づいて、
ライオンは独自の卸向け自動補給システム「IMS(Inventory
Management Based Supply)」を開発した。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 虚業は去り実業が残った
2002年3月号
ITバブルの崩壊は物流分野のベンチャー企業にも少なか
らず影響を与えた。その一方で、低迷する景気をむしろ
自らの追い風として、しぶとく成長を続ける物流ベンチャ
ーも存在する。新たなロジスティクス市場の創造に挑む彼
らのビジネスモデルを検証する。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 日配品の3PL――グルメン
2002年3月号
首都圏の地域スーパーを対象に、大手食品
卸が扱ってこなかった和食系のチルド商品(和
日配)の一括物流を提供する食品分野の3P
Lを展開。当初は店舗に商品を納入するメー
カーを荷主として、その物流を代行する共同物
流業者という位置づけだった。その後、チェー
ンストアが相次いで自社専用のセンターを設置
するようになって、顧客の顔ぶれはメーカーか
ら小売りにシフトしている。扱い商品も拡大し、
現在は和日配のほか、生鮮品や洋日配も含め
た日配品全般をカバーしている。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 労働力をJIT納品――グッドウィル・グループ
2002年3月号
全国五七万人のフリーター、学生を組織化。
物流現場のスタッフを注文翌日に必要なだけ
供給する。当初は引っ越しや建設現場などのス
ポット的な依頼が多かったが、物量の波動に対
応した労働力の調整が可能なことから、物流セ
ンター単位の定期的な依頼が増加した。派遣
法の規制緩和を受けて二〇〇〇年にトラック
ドライバーの派遣事業にも進出した。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 米国発・棚卸業代行――エイジス
2002年3月号
小売業の棚卸業務を代行する。全国を直営
三八営業所とフランチャイズ三社で網羅してお
り、約二〇〇人の正社員が小売業者への営業
とマネジメント業務を担当。実際の棚卸作業は
約二五〇〇人いる「登録社員」が行う。サー
ビスの価格体系は「人時ベース」と「数量ベー
ス」の二通りあり、業態や店舗規模によって決
まる。最近では陳列代行サービスなどの新分野
の開拓を進めている。物流倉庫に保管中の製
品の棚卸を依頼されるケースも増えてい
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 過剰在庫をネットで仲介――ラクーン
2002年3月号
「オンライン激安問屋」というマーケットプ
レイスで、企業の過剰在庫を転売する業務を
手掛ける。出品メーカーの匿名性を保てること
が評価されて、会員数を順調に伸ばしてきた。
メーカー五七〇社と小売業者一万四〇〇〇店
舗が会員として参加。会員間で商談が成立す
るとラクーンが手数料を得る仕組み。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 最後の求貨求車システム――トラボックス
2002年3月号
インターネット上の掲示板に荷主と運送業
者が情報を登録。安く運びたい荷物と、空いて
いるトラック車両のマッチングを行う。主な収
入源は、?
参加運送業者が詳細情報を利用する
会費、?
バナー広告掲載料、?
決済手数料、
?
ASP事業、?
中古トラック販売の仲介手
数料。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 軽貨物のラストワンマイル
2002年3月号
物流ベンチャーは“一人親方”やフリーターという流動
的な労働力を荷主企業に提供することで、市場に風穴を
開けた。その後、飛躍的に成長した彼らに対し、既存の
大手業者は全く太刀打ちできないでいる。物流業界の勢
力図は近く塗り替えられることになる。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 宅配ボックスを発案――フルタイムシステム
2002年3月号
全国五六〇〇棟以上のマンションへの導入実
績を持ち、ほとんどのボックスが管理センター
とオンラインで接続している。センターのコン
ピューターで入庫と出庫を集中管理することで、
導入マンションの住人から一戸あたり月間二〇
〇〜三〇〇円の管理収入を得ている。主な販
売先はゼネコン、ディベロッパー、設計事務所
など。最近では駅構内に宅配ボックスを設置す
るという、新たなビジネスを模索している
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 一人親方を組織化――軽貨急配
2002年3月号
自らはアセットを持たずに軽トラック運送の
個人事業主、いわゆる?一人親方〞たちを組
織化して、全国ネットワークを構築。低料金の
運送サービスを提供している。荷主とは長期請
負契約が基本で、スポット契約は受けない。
収入基盤は二つある。一つは営業スタッフが
荷主企業から受託した物流業務を、軽トラの
個人事業主に斡旋し仲介手数料を得るという
ビジネス。個人事業主から徴収する手数料の
割合は、契約期間などによって異なるが、上限
は運賃の二五%に設定している。もう一つは車
両販売事業。自社開発した専用の軽トラを個
人事業主に販売している。開業資金を持たな
い個人事業主には同社が信用保証を与えてロ
ーンを組む制度を設けている。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 物流のマクドナルド化――ジャパンブリッジ
2002年3月号
「物流工作」のブランドで東名阪を結ぶ軽ト
ラックのネットワークを構築。「大手宅配便会
社よりもはるかに安い料金でサービスを提供す
る」ことをモットーに、重さ五〜一〇キロの小
型B
to
B貨物を中心に扱う。業務のマニュア
ル化を進め、セールスドライバーに女性アルバ
イト社員を活用している。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 地域密着の3PL――エスビーエス
2002年3月号
「宅急便並の価格で専用便並のサービス」を
売り文句に、軽トラックによる密度の濃い自社
配送網を構築。一都三県の即日配送サービス
を開発した。その後、倉庫、メール便、静脈物
流、人材派遣、情報システム開発、コールセン
ター、ウェブマーケティングなど、機能別のグ
ループ企業を次々に設立。営業エリアを首都
圏に絞って広範囲なアウトソーシングを請け負
う地域密着の3PLを展開している。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 軽トラの定温物流――クールシャトル
2002年3月号
軽トラの一人親方たちに仕事を与え、運賃
の二〇%を手数料として徴収する。自社は営
業に特化しており、車両はほとんど持っていな
い。これまでチルド、冷凍商品の緊急輸送とい
うニッチな市場を攻めてきたが、最近では定期
便の開拓にも力を注いでいる。今年は宅配便
市場にも進出する。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー 自転車メッセンジャー――ティーサーブ
2002年3月号
東京都心部(千代田区、港区、中央区、渋
谷区)を中心に、企業から出る緊急書類を自
転車で運ぶ。料金は三キロ、一六〇〇円が基
本。主な顧客は広告代理店、PR代理店、外
資系企業など。「メッセンジャー」と呼ばれる
一四〇人の自転車部隊を、「ディスパッチャー」
と呼ぶ運行管理者が二〇人を一チームとして
管理している。単にA地点からB地点に荷物
を運ぶだけでなく、複数のメッセンジャーによ
る引き継ぎ配送などを行うことで生産性を高め
てきた。目下の最大のライバルはバイク便。
[ 特集 ]
その後の物流ベンチャー ベンチャー企業の次のステップ
2002年3月号
ITバブルの崩壊を生き残ったベンチャー企業は株式の公
開で調達した資金を物流子会社の買収に充てようとして
いる。買収された物流子会社は組織の「トランスフォーメ
ーション」を経て、サプライチェーン統合の経済モデルに
適応したモデルに組み替えられる。