ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2002年6月号

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  2002年6月号



特集最新3PL理論
12
解 説 
新たな「元請け」企業の条件
本誌編集部
16
Interview 
第一貨物 武藤幸規 社長
「路線のアセットをSCMに活かす」
 
20
3PLの限界と4PLソリューション
アクセンチュア
前田健蔵 パートナー/中村基樹 シニアマネジャー
 
25
物流子会社の3PL転換
カサイ経営 河西健次 社長
 
30
横文字嫌いのアナタのための
アングロサクソン経営入門《第15回》
3PLのブランドマネジメント
キャップジェミニ・アーンスト&ヤング 入江仁之 副社長
 
34
日本通運の3PL戦略
日本通運 若林敏男 商流関連部長
 
38
物流共同インフラと3PLの役割
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク

古森剛/日比野智彦
 
42
短期集中連載
米国3PL研究 2001年 第6回年次レポートより
マネジメントとリレーションシップ
ジョージア工科大学 C・ジョン・ラングレーJr.博士ほか
 
44
資 料
米3PL市場の主要プレーヤー
米アームストロング&アソシエイツ社
  .
 

48
キッコーマン――情報システム 
利用者本位の物流ITを自社開発し/コスト削減の次はSCMを本格化
 
54
プラネット物流――共同化
日雑メーカーの共同物流プロジェクト/環境激変でTC型センター化も視野に
 
 
58
新連載
奥村宏の判断学
「合併の失敗から学べ」

奥村宏 経済評論家
 
60

湯浅和夫の物流コンサル道場《第3回》
湯浅和夫 日通総合研究所 常務取締役

 
66
物流企業の値段《第15回》《商船三井》 
北見聡 野村証券金融研究所 運輸担当アナリスト
 
68
物流ソフトの素朴な疑問 ?
「和製ソフトVS輸入ソフトの優劣は?」
田中純夫 フレームワークス 社長
 
70
米国3PLビジネス戦記《第3回》
「日本に学ぶ米国」
津村謙一 EXEテクノロジーズ 社長
 
75
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
CPL(Certified Professional Logistician)の試験問題に挑戦
 
73
佐高信のメディア批評
「メディア規制法が招く・言論の死・
左右を問わず試されるジャーナリズム」

佐高信 経済評論家
 
 
76
《SCM》SCMの達成度を他社と比較できる/ロジスティクス・スコアカードを開発
 
78
《トラック運送》フットワークの経営再建/民再法から会社更生法へ切り替え
 
79
企業物流短期動向調査(日通総研短観)
(出典:日通総合研究所)

国土交通省 月例経済報告
日本倉庫協会 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況
 
 
97
広告索引
 
96
編集後記
 
94
バックナンバー

PDFバックナンバー

[ FOCUS ] SCMの達成度を他社と比較できるロジスティクス・スコアカードを開発 2002年6月号
日本ロジスティクスシステム協会(以下、JILS)はこのほど、 企業のロジスティクスの実力を診断するためのツール「ロジスティク ス・スコアカード」を開発した。自社のロジスティクスのレベルがど こに位置しているのか、同業他社の診断結果と比較分析できるのが特 徴だ。荷主企業はSCM(サプライチェーン・マネジメント)の成果 を確認するのに、物流企業は3PL(サードパーティー・ロジスティ クス)を展開していくうえでどんな機能が足りないのかを点検するの に、一度活用してみては如何だろうか。
[ SOLE ] CPLの試験問題に挑戦 2002年6月号
前回のおさらい Q1 システムについての記述で正しいのはどれか? a.システムは具体的、あるいは抽象的なものである。 b.システムは単に具体的なものである。 c.システムは単に抽象的なものである。 d.システムは具体的なものでもなく抽象的なものでも ない。 Q2 科学的管理法ならびにインダストリアル・エンジニア リング(IE)の父と呼ばれる人は次のどれか? a.ヘンリー・ガント(Henry Gantt) b.フランク・ギルブレス(Frank Gilbreth) c.フレデリック・テイラー(Frederick Taylor) d.エルトン・メイヨー(Elton Mayo)
[ ケース ] キッコーマン―― 情報システム 2002年6月号
90年代を通じて物流改革プロジェクトを繰 り返し、工場直送化の実現などにより年間20 億円相当の物流コスト削減を実現してきた。 今年4月からスタートした新プロジェクトでは、 サプライチェーン・マネジメント(SCM)を 強化し、在庫削減に本腰を入れる。自社開発 した情報システム「KOLS」が、その有効なツ ールになると期待している。
[ ケース ] プラネット物流――共同化 2002年6月号
日雑業界の共同物流運営会社。89年の発足 以来、メーカー〜卸間の共同物流事業を手掛 けてきた。今年2月には全国で5番目となる共 同物流センターを稼働させた。しかし参加メ ーカー数は伸び悩んでいる。物流共同化の意 義を改めて整理し、拠点政策を再考する時期 を迎えている。
[ データ ] 企業物流短期動向調査(日通総研短観) 2002年6月号
■調査方法  本調査はアンケート方式により、四半期ベース(3月、6月、 9月、12 月の年4回)で実施する。  調査項目は次のとおりであり、当期実績見込みと次期見通しを 対前年同期比「増加する」、「横ばい」、「減少する」もしくは「値 上がり」、「変わらない」、「値下がり」等の2 つの選択肢の中から 選択回答する。  集計は、調査項目ごとに各選択肢の回答事業所数を集計し、そ の合計事業所数に対する割合を算出、以下により動向判断指標(※) とする。
[ ビジネス戦記 ] 日本に学ぶ米国 2002年6月号
八〇年代後半から九〇年代初頭にかけて、米国産業界は 深刻な構造不況に悩まされていた。その波にもまれながら著 者は業績不振に喘いでいた日系物流企業を、3PLへの業 態転換によって再建しようと奮起した。しかし、その目論見 はあえなく頓挫してしまった。これを契機に筆者はビジネス の軸足を物流から、3PL&ITに移していく。
[ メディア批評 ] メディア規制法が招く「言論の死」左右を問わず試されるジャーナリズム 2002年6月号
五月二日付の『産経新聞』に作家の高杉良 の「日本から経済小説が消える日」という論 考が載った。メディア規制法案に反対し、こ れが通ったら、経済小説が書けなくなるとい うものである。
[ 素朴な疑問 ] 和製ソフトVS輸入ソフトの優劣は? 2002年6月号
ロジスティクス関連の様々な輸入パッケージソフトが日本でも販 売されるようになった。同じ分野の和製ソフトと比較して、輸入ソ フトには果たしてどんなメリット・デメリットがあるのか。
[ 値段 ] 商船三井 2002年6月号
商船三井の業績は九六年度を境に急速に回復している。海外企業との アライアンス戦略やリストラ策が奏功した格好だ。同社は九九年のナビッ クスラインとの合併でLNG船分野では世界一の船体数を誇る船会社とな った。世界有数のメガキャリアとしての地位は盤石だ。ただし、課題も少 なくない。不定期船や自動車船などの分野に関しては、収益力の改善など の対策が求められている。
[ 道場 ] 「デメリットの維持が管理ですか」大先生の質問が飛ぶ 2002年6月号
コーヒーを飲みながら、大先生がたばこを喫っ ている。大先生はたばこが好きだ。「人を煙に巻く 商売だから」というのがお得意のジョークである。 ただ、喫煙室や喫煙車両の類には大先生は足を踏 み入れない。他人のたばこの煙は嫌いなのである。 自分の喫煙は棚に上げて、大先生は喫煙自体に も批判的である。コンサルなどで出かけて行った 会社が禁煙でなかったりすると「いまだに社内で 喫煙を許しているなんて、なんて文化度の低い会 社なんだ」などと聞こえよがしに悪態をつく。機 嫌が悪いと「だから物流がどうにもならないんだ」 と支離滅裂なことまで言う。
[ 判断学 ] 合併の失敗から学べ 2002年6月号
巨大企業のトップは、なぜ経営判断を誤るのか。彼らは豊富な情報を持ち、それを分 析する専門部隊も抱えている。しかし、そこから上がってくる情報を判断する能力が決 定的に欠如している。過去の失敗に学ぶことで判断力を養成する必要がある。
[ 特集 ] 最新3PL理論 新たな「元請け」企業の条件 2002年6月号
グローバル企業による協力物流業者の見直しが急を告げている。 これまで地域別・機能別に契約してきた物流業者との関係を改め、 本社の物流スタッフ機能まで含めたロジスティクス・マネジメント を丸ごと1社にアウトソーシングするケースが出始めた。LLP(Lead Logistics Provider)と呼ばれる。LLPの台頭により物流市場の勢 力図は、また新たに塗り替えられる。
[ 特集 ] 最新3PL理論 路線のアセットをSCMに活かす 2002年6月号
過去10年で日本の物流市場の環境は一変した。もはや特別積 み合わせ事業者の既存のビジネスモデルは通用しない。業態転換 は待ったなしだ。ただし米国のようなノンアセット型の3PLは 日本市場には馴染まない。特積みのアセットを活かした独自の物 流アウトソーシング事業を目指す。
[ 特集 ] 最新3PL理論 3PLの限界と4PLソリューション 2002年6月号
欧米のロジスティクス市場では、3PLの普及が進むと同時にその 限界も明らかになってきた。そこでアクセンチュアでは3PLの課題 を克服するソリューションとして「4PL(Fourth Party Logistics)」 という新たな業態を開発し、実際に成果を上げている。
[ 特集 ] 最新3PL理論 物流子会社の3PL転換 2002年6月号
物流子会社が自立を果たすためには、3PL化が有効な手 段になる。まずは実態を熟知する親会社へのコンサルティン グ事業で経験を積み、そこで培ったノウハウを活かして3P L事業を進めればいい。そのためには、親会社の理解と協力 が欠かせない条件になる。
[ 特集 ] 最新3PL理論 3PLのブランドマネジメント 2002年6月号
ブランドマネジメントは、3PLへの転換を図る物流業者 が新たに直面することになるテーマの1つだ。企業のブラン ドは「コンテンツ」と「コンテクスト」という2つの要素から 構成される。そのバランスを管理することで他社との差別化 が可能になる。
[ 特集 ] 最新3PL理論 日本通運の3PL戦略 2002年6月号
単なる物流改善提案だけでは顧客企業は満足しなくなってきた。 今、3PLに求められているのはデマンドチェーン・マネジメント (DCM)を支えるロジスティクスの機能だ。モノが売れるタイミ ングに売れるだけの量をきちんと揃える。その能力がなければ、経 営規模の大小に関係なく、3PLは淘汰されていく。
[ 特集 ] 最新3PL理論 物流共同インフラと3PLの役割 2002年6月号
個々の企業努力による物流効率化には限界がある。さらな る成果を実現するためには、従来の枠組みを超えた全体最適 化の視点が不可欠だ。今、日本の3PLに求められているのは、 物流共同インフラのビジョンを描いて物流革命を牽引してい く能力だ。
[ 特集 ] 最新3PL理論 マネジメントとリレーションシップ 2002年6月号
ジョージア工科大学のC・ジョン・ラングレーJr.博士、キ ャップジェミニ・アーンスト&ヤングのギャリー・R・アレ ン、ライダー・システムのジーン・R・ティンドールの3氏 がまとめた、米国3PLの研究報告書を紹介する。連載第3 回目の今回は、3PL業者〜顧客間のリレーションシップに 焦点を当てた。
[ 特集 ] 最新3PL理論 米3PL市場の主要プレイヤー 2002年6月号
米アームストロング&アソシエイツ 社は、3PL市場の分析に特化したソ リューションを提供するコンサルティ ング会社だ。3PLに関する各種年鑑 を発行するほか、市場規模の測定や3 PL各社の能力評価などを行っている。 同社の調査レポートを元に米国注目3 PLの横顔を紹介する。
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