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2001年5月号

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  2001年5月号



特集物流&IT
.
  第1部 求車求貨システムの実態 
14
解説「ITベンチャー淘汰の行方」
20
密着レポート「水屋の一日」
 
23
覆面座談会「水屋稼業はIT化できるか」
 
28
寄稿「求車求貨・有力サイトを検証する」
物流ジャーナリスト 内田三知代
 
34
アングロサクソン経営入門《第2回》
「ITベンチャーはなぜダメか」
入江仁之 キャップジェミニ・アーンスト&ヤング 副社長 VS 本誌編集部
    第2部 ソフトベンダーは証言する
 
38
Interview
i2テクノロジーズ サンジブ・シドゥー  会長兼CEO
「IT投資の多くは間違っている。
 日本企業のトップには啓蒙が必要だ」
 
44
Interview
EXEテクノロジーズ レイモンド・フッド 社長兼CEO
「日本には馴染まないという中傷を超え
  WMS市場は急速に拡大している」
講演  米国B2Bロジスティクスの最新動向
 
51
Interview
フェアウエイ・ソリューションズ 柴田隆介 社長
「中小企業経営者が求める情報化とは何か。
 そこからSCMソフトの開発に着手した」
    第3部 ネットビジネスの物流戦略
 
54
Case Studies
アマゾンジャパン――ローカル化
物流の自前主義を日本では変更/ 日通をパートナーに外部委託を実施
 
60
Case Studies
サムスン物産――物流内製化
韓国版eクリスマスで物流が麻痺/宅配会社買収で配送網を整備
Interview 三星物産 徐康浩 常務
 
64
Case Studies
ラクーン――3PL導入
電子市場「激安問屋」が物流コンペ/佐川急便への委託でコスト削減
  .
 

68
杏林製薬――3PL
医薬品物流を全面的にアウトソーシング
受注から補充発注まで日立物流が代行
 
74
名糖運輸――労務管理
月次損益で管理職の給与を査定
コスト意識の高い現場づくりを実践
 
 
84
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
「国際ロジスティクス・シンポジウム」
 
88

Supply Chain Council
サプライチェーンカウンシル[SCC]報告
「サプライチェーンを測定する」

 
78
物流「再」入門「受発注なんかいらない」
湯浅和夫 日通総合研究所 取締役
 
90
Digital Logistics「SCMの『失敗学』」
田中純夫 エクゼ 社長
 
82
物流企業の値段 「ヤマト運輸」
北見聡 野村証券金融研究所 アナリスト
 
92
流通戦略の新常識「良い特売・悪い特売」
松原寿一 中央学院大学 講師
 
81
佐高信のメディア批評
「タブーに挑戦し続ける『噂の真相』
 公権力から目の敵にされる理由」

佐高信 経済評論家
 
94
国土交通省 月例経済報告 トラック輸送/鉄道貨物/航空貨物/海上貨物
日本銀行 企業向けサービス価格指数 鉄道貨物/特別積合せ貨物/一般貨物
普通倉庫/冷蔵倉庫/こん包/港湾運送/国際航空貨物
国内航空貨物/内航貨物/外洋貨物

日本倉庫協会 普通営業倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況
全日本トラック協会 99年度決算版トラック運送事業者経営分析報告書
 
 
103
広告索引
 
102
編集後記
 
87
バックナンバー

PDFバックナンバー

[ SCC報告 ] 「サプライチェーンを測定する 2001年5月号
サプライチェーン・マネジメント(SCM) を実施せよ――。上司からそう命じられたも のの、具体的に何をしたらいいものかサッパリ 分からない。どうやら指令した上司のほうでも、 よく分かっていないようだ。とりあえず、現状 でも整理してみるか。と、そこでまず壁に突き 当たる。サプライチェーンをどう整理すればい いのか。現状をどう評価すればいいのか。その 手段としてSCCでは「SCOR」の活用を 提唱している。
[ SOLE ] 国際ロジスティクス・シンポジウム 2001年5月号
毎年八月に米国で開かれる「年次ロジステ ィクス会議と展示会」(an Annual Logistics Conference and Exposition )、通称「ロジ スティクス・シンポジウム」は今年で三六回を 数える息の長い恒例行事だ。今回は、ロジス ティクス学会(SOLE=The International Society of Logistics )の主な活動の一つで あるこのシンポジウムの紹介から始めよう。
[ ケース ] 杏林製薬−− 3PL 2001年5月号
物流管理を自前でまかなうことの多い医薬品業界 にあって、杏林製薬の大胆なアウトソーシングは異 色だ。同社は昨年4月、受注代行業務まで含む物流 管理全般を日立物流に委託した。初期投資を抑える ため医薬品専用ではない営業倉庫を使いながら、運 用の工夫によって物流品質の確保とコスト削減を両 立している。
[ ケース ] 名糖運輸||労務管理 2001年5月号
定温物流大手の名糖運輸は営業所長など管理職 を対象に月次損益をベースにした業績評価制度を 導入している。利益目標に対する達成率や事故発 生件数で評価点を算出し、業績手当を支給する仕 組み。業績手当は評価点によって毎月変動する。 同じ役職でも最大9万円の差が生じる計算だ。利 益が評価の軸となるだけに管理職のコスト意識は 高く、それが業績にも反映されている。
[ データ ] 日本銀行 企業向けサービス価格指数の推移 2001年5月号
概要はありません
[ デジロジ ] SCMの「失敗学」 2001年5月号
パッケージソフトのテンプレート通り、うまく動いて いるERPやSCMが日本にあるだろうか。需要予測など、 本当に有効なのだろうか。日本というバックグラウン ドを無視して、他国のベストプラクティスを導入して も、その結果がどうなるかは明白だ。にもかかわらず、 同じ過ちが何度も繰り返されている。
[ メディア批評 ] タブーに挑戦し続ける『噂の真相』公権力から目の敵にされる理由 2001年5月号
三月二七日付けの『朝日新聞』「論壇」欄に 文芸春秋社長の白石勝が「個人情報の保護に 関する法律」という?怪しい法律〞に危惧を 表明している。 たとえば松本サリン事件の河野義行に対し てはメディアに行き過ぎがあった。しかし、 河野など「私人」にだけでなく、「公人」をも 保護するこの法律が成立したら、政治家や官 僚のスキャンダルは封じ込められてしまうだ ろう。
[ 再入門 ] 受発注なんかいらない 2001年5月号
物流部門は自分でサービスレベルを決定することができない。 エスカレートする一方の顧客の要求に追われて、物流部門は消 耗し切っている。ここに物流の効率化を阻む最大の理由がある。 発想を根本から改めてみよう。諸悪の根元となっている「受発 注」をなくせば、理不尽な物流サービスも消えてなくなる。
[ 新常識 ] 良い特売・悪い特売 2001年5月号
米国の「EDLP(エブリデイ・ロー・プライス」と日本の「特売」には本 質的な違いがある。定番価格を下げるEDLPは効率的なビジネスモデルの裏 付けがあって初めて成立する。これに対して日本では、仕組みの裏付けのない 特売が横行している。
[ 値段 ] ヤマト運輸 2001年5月号
優良物流企業といわれるヤマト運輸にも課題はある。UPSやフェデック スといった海外物流企業に比べ、収益力が決して高いとは言えない点だ。日 本の物流企業の雄に終わるのか。それともグローバル・ロジスティクス・プ ロバイダーとして名乗りを上げることができるのか。経営の転換点に差し掛 かっている。
[ 特集 ] 物流&IT ITベンチャー淘汰の行方 2001年5月号
物流ITの大本命との呼び声の高かった「求車求貨システム」 の雲行きが怪しい。昨年の乱立から一転。稼働後1年も経た ずに早くも事業から撤退する企業が現われ始めた。今年中にも 淘汰は一気に進みそうだ。官民が足並みを揃えて設立に乗り出 した物流eマーケットプレイスのどこに誤算があったのか。
[ 特集 ] 物流&IT 水屋の一日 2001年5月号
帰り荷の斡旋業者として、トラック運送業界を陰で支え続けてきたのが水 屋である。その歴史は古く、戦前から存在していていたという説もある。決 して違法行為ではないのだが、ダーティーなイメージが根強く、その実態が 公にされることは少なかった。今回、本誌は年間取扱高数億円を誇る水屋業 者との接触に成功。現行の求車求貨システムに欠けている機能、そしてマッ チングのノウハウを探るべく密着取材を敢行した。
[ 特集 ] 物流&IT 水屋稼業はIT化できるか 2001年5月号
求車求貨システムの開発担当者はこうつぶやいた。「水屋業者の頭脳 を完全にプログラミングできれば、ネット版求車求貨システムは必ず うまくいく」と。しかし、“勘ピュータ”で制御されている、ファジー (曖昧)な水屋のマッチング技術を完全分析し、システム化に漕ぎ着け たシステムエンジニアは未だ存在しない。水屋稼業のIT化は本当に実 現できるのか――。元運送業者と現役水屋業者の2人にその可能性につ いて語ってもらった。
[ 特集 ] 物流&IT 求車求貨・有力サイトを検証する 2001年5月号
昨年来続いたインターネット求車求貨市場への参入ラッ シュも、この春までにようやく一段落した。これら夥しいサ イトの出現は、求車求貨市場にどんなインパクトをもたらす のだろうか。
[ 特集 ] 物流&IT ITベンチャーはなぜダメか 2001年5月号
多くの資本と期待を集めたITベンチャーの経営破綻が米国で 相次いでいる。日本のITベンチャーの雲行きも、かなり怪しくな っている。プロの投資家が十分吟味したはずの洗練されたビジネ スモデルが、どうしてここまであっけなくも崩れ去ってしまうの か。誤算はどこにあったのか。
[ 特集 ] 物流&IT IT投資の多くは間違っている。日本企業のトップには啓蒙が必要だ 2001年5月号
今年3月、世界最大のSCMソフトベンダーであるi2テク ノロジーズの創業者、サンジブ・シドゥーCEOが来日した。 i2の今後の方向性をアピールするとともに、日本法人の新た なトップに招いた中根滋氏(元SAPジャパン社長)を紹介す るためだ。本誌記者による単独インタビューとともに、共同記 者会見の模様を報告する。
[ 特集 ] 物流&IT 日本には馴染まないという中傷を超えWMS市場は急速に拡大している 2001年5月号
日本のWMS(倉庫管理システム)市場は現在、急速に拡大 している。とくに3PL事業者にとっては、不可欠のツールにな る。WMSのトップ企業、米EXEテクノロジーズのレイモンド・ フッドCEOは本誌の独占インタビューに、そう答えた。「欧米 のパッケージソフトは日本の物流には馴染まない」という中傷 には根拠がないと反論している。
[ 特集 ] 物流&IT 中小企業経営者が求める情報化とは何か。そこからSCMソフトの開発に着手した 2001年5月号
欧米の有力ベンダーがひしめくSCMソフト業界に、単身殴り 込みをかけようとしている日本人がいる。かつて「ウッドラン ド」というシステム開発会社を店頭公開に導いた柴田隆介氏だ。 現在、フェアウエイ・ソリューションズの社長を務める氏は、 このほど約4年間のオーストラリア生活を終え、『コンダクタ ー』というオリジナルのSCMソフトを携えて帰国した。
[ 特集 ] 物流&IT アマゾンジャパン──ローカル化 2001年5月号
2000年11月に日本上陸を果たしたアマゾンドッ トコム。その裏舞台では一年以上前から、大手宅 配業者によるアプローチ合戦が繰り広げられてい た。採算度外視とも思える苛烈なアマゾン争奪戦 を制したのは、日本通運のペリカン・アロー本部 だった。
[ 特集 ] 物流&IT サムスン物産──物流内製化 2001年5月号
サムスン(三星)物産は韓国で人気ナンバーワ ンのインターネットショッピングモール「サムス ンモール」を運営する総合商社だ。これまでモー ルで販売した商品の配送には郵便小包や路線便を 利用してきた。しかし、クリスマス商戦で遅配・ 誤配が生じ、“顧客離れ”が懸念された。そこで、 宅配便会社を買収し、自前で新たに配送網を構築 した。完成度の高い日本のネット物流を教科書に、 翌日配達体制の確立を急いでいる。
[ 特集 ] 物流&IT ラクーン──3PL導入 2001年5月号
ラクーンは過剰在庫品を売買するeマーケット プレイス「オンライン激安問屋」を運営するベン チャー企業だ。98年の事業立ち上げ以来、順調に 業績を伸ばしてきたが、物流体制は手つかずの状 態だった。都内3カ所の在庫拠点で自社社員がタ グの付け替えなど流通加工を行っていた。これを 佐川急便に一括委託する体制に切り替えることで 納期短縮やコストダウンを実現した。
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