|
|
2001年11月号 |
|
|
|
|
|
特集:在庫リスクを回避するVMI入門
第1部 無在庫経営の最前線 |
12 |
VMI―組み立てメーカーの調達改革
日本IBM/チップワンストップ/アクセンチュア |
16 |
CRP―中間流通の自動化戦略
ライオン/P&G/三井物産/KSA |
|
20 |
QR―アパレル構造不況の打開策
ワコール/ナイガイ |
|
24
|
資料―VICS:CPFR能力評価書
.
第2部 調達物流で稼ぐ |
|
30 |
アルプス物流 草部博光 社長 「セットメーカーを起点に考える」 |
|
32 |
ソニーロジスティックス 水嶋康雅 社長
「信頼関係を契約書で担保する」 |
|
34 |
バンテック 大崎健一 運輸業務部 主管
「物流なくして調達改革は成立しない」
.
連 載 |
|
36 |
横文字嫌いのアナタのためのアングロサクソン経営入門
入江仁之 キャップジェミニ・アーンスト&ヤング 副社長 VS 本誌編集部
《第8回》「VMIは日本に普及するか?」 |
|
40 |
流通戦略の新常識
「米国が自動補充を生んだ背景」
松原寿一 中央学院大学 講師 |
|
|
. |
|
|
|
|
50 |
松下電器産業――エコ物流
動き出した家電リサイクル法/東芝と廃棄物処理業者を全国組織 |
|
56 |
本田技研工業――SCM
受注後に生産して2週間で納品/部品メーカー巻き込み無在庫化へ |
|
60 |
なとり――マテハン
自動仕分け機の運用法に工夫/「回転寿司方式」で時間調整 |
|
64 |
イーボス・ジャパン――物流ベンチャー
ネット通販のバックヤードを代行/「取りに行く物流」で顧客拡大狙う |
|
|
|
|
72 |
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
第8回「年次国際ロジスティクス会議」報告 |
|
42 |
Supply Chain Council
サプライチェーンカウンシル[SCC]報告
第8回 サプライチェーンの実力を測定する
『Best-in-Class計画手法による効果的在庫管理の進め方』
解説・抄訳=北風道彦
日本ビジネスクリエイト SCM業務推進本部長
サプライチェーンカウンシル日本支部 バイスチェアマン |
|
76 |
物流「再」入門「物流部に物流コストは削減できない」
湯浅和夫 日通総合研究所 常務取締役 |
|
68 |
物流企業の値段 《福山通運》
北見聡 野村証券金融研究所 運輸担当アナリスト |
|
70 |
Digital Logistics「WMS日本市場の10年」
田中純夫 フレームワークス(旧エクゼ) 社長 |
|
87 |
佐高信のメディア批評
「汚れたバブル紳士礼賛を繰り返す
『日経』に金儲け以外の視点なし」
佐高信 経済評論家 |
|
|
|
|
80 |
《物流行政》荷捌き場不足の解消なるか/国交省の物流バリアフリー構想 |
|
81 |
《外航海運》米国経済減速と大型船大量竣工で/「正念場」迎えるコンテナ船市況 |
|
82 |
《航空貨物》建設中の中部国際空港に悲観論/着陸料に高まりの懸念 |
|
83 |
《IT》物流事業者の進出は難しい?/苦戦予想のネット銀行 |
|
|
|
|
84 |
国土交通省 月例経済報告
日本倉庫協会 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況 |
|
|
|
|
95 |
広告索引 |
|
94 |
編集後記 |
|
88 |
バックナンバーの紹介 |
[ FOCUS ]
荷捌き場不足の解消なるか国交省の物流バリアフリー構想
2001年11月号
国土交通省が物流の「バリアフリー」化に向けた調
査を開始した。バリアフリーといえば高齢化社会のキー
ワードともいえる言葉だが、一体、物流の「バリアフリ
ー」とはいかなるものか?
[ SCC報告 ]
サプライチェーンの実力を測定する
2001年11月号
昨年下半期、米国のIT産業では大量の余剰在庫が発生した。その原因は、
需要予測の読み違えだけでなく、サプライチェーンの脆弱さにもあった――。
SCORに基づくベンチマーキングを事業化している米PMG社がそんなレポ
ートを発表した。同社の許可を得て、その内容を解説・抄訳する。
[ SOLE ]
「年次国際ロジスティクス会議」報告
2001年11月号
ロ
ジ
ス
テ
ィ
ク
ス
学
会
(
SOLE-The
International Society of Logistics
)は毎年
八月、「年次国際ロジスティクス会議と展示」
を米国で開催している。昨年はニューオリン
ズ、今年はフロリダ州オーランドのディズニ
ーワールドが会場になった。SOLE東京支
部の一員として会議に参加した日本能率協会
コンサルティングの伝田晴久氏に、会場の模
様を報告してもらった。
[ ケース ]
松下電器産業――エコ物流
2001年11月号
家電リサイクル法への対応を巡って家電業界は、
「松下−東芝」を軸とする「Aグループ」と、日立、
ソニー、シャープなどが参加する「Bグループ」
に分かれた。Aグループのインフラ整備を主導し
てきた松下は、既存の廃棄物収集業者の活用によ
る低コスト処理という方針をとった。しかし一部
の地域では、佐川や岡山県貨物といった新規参入
の物流業者とも手を組んでいる。
[ ケース ]
本田技研工業――SCM
2001年11月号
技術力やブランド力には定評のあるホンダだが、
サプライチェーン全体の効率化となるとトヨタ自
動車の「かんばん方式」に匹敵するような仕組みを
持っていたわけではなかった。ところが最近のホ
ンダは、実需に応じた生産体制を実現するために
矢継ぎ早に手を打っている。生産リードタイムの
短縮による在庫圧縮が狙いだ。
[ ケース ]
なとり――マテハン
2001年11月号
作業員の経験だけが頼りの“ルールなき”物流
センターだった。統廃合を機にマテハン機器や情
報システムの導入を進め、「先入れ先出し」の徹底
や作業の生産性向上などを実現した。自動仕分け
機の運用では「回転寿司方式」と名付けた独自の
工夫も採り入れた。
[ ケース ]
イーボス・ジャパン――物流ベンチャー
2001年11月号
ネット通販の裏方業務を支援するベンチャー企
業。総合商社や情報通信会社などが共同出資して
昨年8月に立ち上げた。物流、決済業務はもちろ
んのこと入金確認などの事務処理作業までを請け
負う。ITバブル崩壊の逆風を受けながらも、「取り
に行く」物流の導入など機能の拡充を急いでいる。
[ データ ]
国土交通省 月例経済報告(2001年8月発表)
2001年11月号
概要はありません
[ デジロジ ]
WMS日本市場の10年
2001年11月号
日本のWMS(倉庫管理システム)市場は、米国系大手EXEテクノロジー
ズの「エクシード」、そしてエクゼの「ネクサス」という2つの商品を軸に展
開してきた。実際、両社はここ数年、倍々ゲームで日本市場における業績を
伸ばしている。その一方の雄であるエクゼが今年10月、フレームワークスへ
社名変更すると同時に、新たな事業展開に入った。本連載の執筆者である同
社の田中社長に、日本市場におけるWMSの10年を振り返ってもらった。
[ メディア批評 ]
汚れたバブル紳士礼賛を繰り返す『日経』に金儲け以外の視点なし
2001年11月号
リフレッシュした『JN』(『実業の日本』)
が一〇月号で「これでいいのか
!?
日経新聞」
という特集を組んでいる。
?ビジネスマンのバイブル〞を「徹底検証」
ということだが、「土地バブル、ITバブル
を誘発した日経の罪は軽くないですね」と、
他紙へ移った日経の元記者が言えば、「ニュ
ースステーション」でおなじみの森永卓郎は
「アングロサクソンの経済原理を手本にする
新聞です。いわば資本主義社会の機関紙」と
断定する。
[ 再入門 ]
物流部に物流コストは削減できない
2001年11月号
物流部門にとって物流コストとは、物流諸活動のコ
ストの総称ではない。そう理解しているとすれば、物
流担当者として失格だ。物流部門では責任を負えない
コストまで背負い込んでしまうのは、無責任の誹りを
免れない。そして、責任区分を明確にするためには
「物流ABC」が必須となる。
[ 値段 ]
福山通運
2001年11月号
「脱・路線業者」の方針を打ち出して、日立物流やジャパ
ンブリッジなどとの戦略的アライアンスを進めてきた。この
施策への期待感から株価は一時八〇〇円台にまで回復したが、
現在では再び四〇〇円台にまで落ち込んでいる。アライアン
スの効果を検証して、既存の事業を取捨選択する時期に差し
掛かっている。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 VMI――組み立てメーカーの調達改革
2001年11月号
サプライヤーが納品先の在庫を管理する。これを「VMI
(Vender Managed Inventory:ベンダー在庫管理方式)」
と呼ぶ。VMIの導入によって、顧客は在庫リスクから解
放される。米国で生まれた手法だが、90年代中頃には
日本にも上陸。SCMの代表的手法の一つとして、着実
に広がりを見せている。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 CRP――中間流通の自動化戦略
2001年11月号
米国でウォルマートとP&Gが実施したVMIは「CRP: Continuous
Replenishment Program(連続自動補充方式)」という名のソリュ
ーションとして、日本の流通業界にも紹介された。それを真っ先に
導入したのが中堅スーパーの平和堂だ。同社の事例は日本の川下流
通におけるVMIのモデルケースとされている。しかし、その後の他社
への普及は遅々として進んでいない。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 QR――アパレル構造不況の打開策
2001年11月号
アパレル〜小売業間のVMIが、日本でも本格的に動き出した。大手メ
ーカーと百貨店との間で、90年代前半に実験的に始まった日本型VMIの
効果が確認されたからだ。現在は下着など比較的需要の波動が小さい商
品を対象にした取り組みが拡がりつつある。しかしその一方で、発注権
の帰属問題など日本特有の商慣習が邪魔をして、予想以上の効果が上げ
られていないケースも見受けられる。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 資料 VICS:CPFR能力評価書
2001年11月号
実績の評価
販促や新製品導入が、共通目標
に対しどの程度実績をあげてい
るのか、評価するプロセス。
販促の実行および新製品導入
販促計画を、効率的・効果的
に実行できるようにするため
のプロセス。
共同ビジネスプランの作成
販促や新製品に関して、共同計画
を作成するプロセス。それらの活
動は、互いに理解された企業戦略
をベースに評価される。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 セットメーカーを起点に考える
2001年11月号
従来、部品メーカーの視点で電子部品業界の物流効率化を
進めてきた。しかし、最近のSCMブームはセットメーカー
を調達分野の改革に走らせ、部品メーカーの物流にも大きな
影響を及ぼしている。これに対応するためアルプス物流は、セ
ットメーカーを巻き込んで日本型VMIの構築を進めようと
している。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 信頼関係を契約書で担保する
2001年11月号
90年代半ばにソニーの取締役として調達を担当していた
とき、部品メーカーの契約手続きに奔走した。セットメー
カーと部品メーカーが互いにリスクをシェアするためには、
信頼関係に基づく情報の共有が欠かせない。そうした全体
最適を提言するのがロジスティクス部門の役割だという。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 物流なくして調達改革は成功しない
2001年11月号
今年1月、バンテックは日産自動車との資本関係を自ら絶っ
た。ところが昨年8月から日産が進めてきた大がかりな調達物
流改革では、バンテックが日産から請け負う仕事は倍増した。
日産の生産の仕組みを熟知していることに加え、自動車部品
に関する物流ノウハウの蓄積が受注拡大の決め手になった。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 VMIは日本に普及するか
2001年11月号
VMIを導入することで「買い手」側の在庫リスクは「売り
手」側に移る。その代償として「売り手」は「報酬」を手に
入れる。それがVMIのルールだ。「リスク」だけを取引先に押
しつけて、「報酬」を与えないルール無視は結局、長続きし
ない。日本市場にVMIが普及するかどいうかは、そこがポイ
ントになる。
[ 特集 ]
在庫リスクを回避する VMI入門 米国が自動補充を生んだ背景
2001年11月号
SCMやCPFR、VMIなど、英語の三文字略語、4文
字略語が氾濫している。これらは全てECRを構成する
サブシステムや要素技術、もしくはその発展系である。
その言葉自体は日本にも広く知れ渡っている。ただし、
それが米国で誕生した背景については、よく理解され
ていない。