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2006年6月号

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    2006年6月号
     

特集 物流コンサルガイド

 

8  

第1部
ソリューションの相場と効力
 最近まで経営コンサルタントにとって物流は、手間のかかるわりに金にならないニッチなテーマだった。それが現在、コンサルティング業界の中心的なソリューションの一つに位置付けを変えている。それに伴い現場に強い物流改革屋の評価が急上昇している。

 

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第2部
サプライチェーンが主戦場

 物流やロジスティクスを対象にしたコンサルティング市場が拡大している。そのソリューションも、従来の戦略立案やIT活用から、オペレーションの運営にまで幅を拡げている。それに対応してコンサル会社は自らのビジネスモデルを変化させている。

 

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第3部
財務戦略より効く業務改革
PRTM マイク・アガジャニアン 共同代表
PRTM ゴードン・スチュワート 共同代表
「劇的な成果は地道な活動から生まれる」

 日本企業の現場オペレーションは世界でも最高レベルにある。しかし、日本企業の収益力は決して高くない。品質やスペックに対する過度のこだわりが、自己満足に終わっている可能性がある。何が顧客に価値をもたらしているのか、事実に立脚して改めて確認する必要がある。

 

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第4部
3PL系コンサルの実力
 有力3PLが物流コンサルの事業化を進めている。荷主から物流アウトソーシングを受託するための営業手段というだけでなく、コンサルティング報酬そのものを新たな収入源とする動きが拡がっている。そのための専門部隊を設置するケースも増えてきた。

 

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第5部
使えるコンサルの見分け方
東京ロジスティクス研究所 重田靖男 顧問
「失敗する理由の多くは使う側にある」
 プロジェクトを成功させるために、適切なコンサルタントを選ぶことはもちろん重要だ。しかし、それ以上に大事なことがある。何のためにコンサルタントを使うのか。ゴールはどこにあるのか。クライアント自身がそれをはっきりと認識していなければ、どんな優秀なコンサルタントも機能はしない。

 

  18  

資料日本の物流改革屋たち
外資系
国内独立系
3PL/IT/マテハン系
個人コンサル

 

  2  

KEYPERSON「プロセス重視は日本企業の文化だ」
米ミシガン州立大学 アンソニー・ロス
マーケティング&サプライチェーンマネジメント学部 準教授

 SCMの実力を測定するツールとしてスコアカードの開発が進んでいる。その運用を通して、自社の現状に対する評価は、肩書きが上になるほど甘くなることが分かってきた。IT投資やサプライチェーン改革を検討する前に、まずは現状に対する認識のギャップを埋める必要がある。

 

   
 

28

 

王子ネピアSCM
新需給システムで生販統合を実現
週次管理で在庫日数の半減めざす

 

  32  

オイシックス〈ビジネスモデル〉
食材をヤマトの宅急便で全国配送
実業にこだわりネット通販を黒字化

 

  36  

オリンパスロジテックス〈物流子会社〉
違法駐車の排除や渋滞緩和を目指し
大型複合施設の物流業務を一括受託


  40  

物流企業の値段《第22回》
中島伸 ゴールドマン・サックス証券 投資調査部 ヴァイス・プレジデント
日本通運

 

   

■■欧州レポート■■


  42  

海外トレンド報告【Report】1
欧州3PL会議2005報告《第4回》

座談会

汎ヨーロッパの3PLは存在するか
3PLとの契約を打ち切る理由とは
パネリスト
イン・カインド・ディレクト ロビン・ボールズ CEO
IBM デーブ・リディングトン
輸送・ロジスティクス プロジェクトマネジャー
ジレット・イベリア マーク・スラップナー ロジスティクス担当マネジャー
司会者
フレイト・トレーダーズ ゲーリー・マンセル マネジング・ディレクター

 

  46  

海外トレンド報告【Report】2
仏ジェフコ

プジョーシトロエンの物流子会社
新CEOの改革で企業規模が2倍に

 

     
  50  

海外トレンド報告【News】

 

  52  

湯浅和夫の物流コンサル道場《第50回》
〜ロジスティクス編 第9回〜

 

  57  

佐高信のメディア批評
「ヤクザ化した銀行」の典型=住友銀行
イソダ菌まみれの人材が脚光あびる時代

 

  58  

奥村宏の判断学《第49回》
村上ファンド VS 阪神電鉄の闘い

 

  60  

SCM時代の新しい管理会計《第15回》
梶田ひかる アビーム コンサルティング 製造事業部 マネージャー
3PL料金の妥当性を評価する

 

  64  

フレッシュマンのための物流産業論 《第3回》
森 隆行 流通科学大学 教授
トラック運送業を知ろう・

 
68

事例で学ぶ現場改善《第41回》
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
素材メーカーK社の協力会社見直し

 

  71  

The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告

 

 
72

ロジスティクス大学院体験記
〜サワコとユキの往復書簡〜《第7回》
産学連携を考える(日本編・)

 

 
 

76

企業物流短期動向調査(日通総研短観)
国土交通省 月例経済報告

 
  67   CLIP BOARD
●RFIDの実験センターを開設/日本パレットレンタル
 
86
主要記事索引
  96   編集後記
 
91
広告索引

PDFバックナンバー

[ keyperson ] 米ミシガン州立大学 アンソニー・ロスマーケティング&サプライチェーンマネジメント学部準教授 2006年6月号
ロジスティクス教育では世界トップクラスの実績を誇る米ミシ ガン州立大学マーケティング&サプライチェーンマネジメント学 部の海外研修チームが五月に来日した。日本企業のSCMとロジ スティクスの実状を視察することが目的だという。彼らの目に日 本の物流現場はどう映ったのか。
[ NEWS ] 海外トレンド報告 2006年6月号
米UPSのCEO 国内物流インフラの不備を批判 ■トランスポート・インテリジェンス 4・3 米小口貨物輸送最大手UPSのマ イク・エスキューCEOは、アメリ カ国内で開かれたビジネス会議で演 説し、その中で「アメリカ国内の物 流インフラが脆弱であるために、日々 のロジスティクス業務に支障をきた している」と批判し、現状は「衝撃 的だ」と発言した。 エスキューCEOは、最近発表さ れた航空、海上輸送、トラック輸送、 鉄道輸送の調査結果に言及し、「アメ リカ人は自分たちの仕事と生活水準 がアメリカ経済に依存しており、そ のアメリカ経済 は国際物流に依存し ていることを理解する必要がある」と 述べた。
[ SOLE ] SOLE日本支部フォーラムの報告 2006年6月号
SOLE日本支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティクス 技術、ロジスティクスマネジメントに関する活発な意見交換、議論を 行い、会員相互の啓発に努めている。シリーズ第6回として開催した4 月14日のフォーラムでは、航空機のロジスティクス施設見学として 「富士重工業・航空宇宙カンパニー」を訪ねた。今回はその概要を紹 介する。
[ CLIP ] RFIDの実験センターを開設日本パレットレンタル 2006年6月号
日本パレットレンタル(JPR)は このほど、東京港・青海埠頭の青海流 通センター内に「JPRイノベーショ ンセンター」をオープンした(=写真)。 同センターはRFID(無線ICタグ) 技術を活用した物流現場管理のデモン ストレーションや導入実験を行うため に設置したもので、JPRではこの施 設を荷主企業や物流企業に開放するこ とで、RFIDを貼付したパレットの 普及に結びつけたい考えだ。
[ ケース ] SCM--王子ネピア 2006年6月号
王子ネピアは2003年から需給の改善を柱とする業務 改革に取り組んでいる。組織を見直し、販売予測から 生産・輸送計画作成までの業務を一元化したうえで、 昨秋、週次の需給計画立案を支援するシステムを本格 稼動させた。グループ内の「家庭紙事業」を統合した 当初は40日分近く抱えていた在庫を、これによって半 減しようとしている。
[ ケース ] ビジネスモデル--オイシックス 2006年6月号
日常食材のインターネット通販事業(ネットスー パー事業)を軌道に乗せた。書籍やオフィス用品と 違って、毎日の食卓に上る食材は購入者が商品を手 にとって品定めをするのが普通だ。そのうえ商品が 劣化しやすく、物流に温度管理を要することから、 ネットに乗せるハードルは高い。オイシックスは独 自の工夫を重ねて、既存の宅配インフラを活用した ビジネスモデルを構築した。
[ ケース ] 物流子会社--オリンパスロジテックス 2006年6月号
親会社の物流改革プロジェクトの重要テーマと して、子会社体質からの脱却が求められた。社内 に改善専門のチームを設置して継続的な生産性向 上を図るとともに、物流のスキルを高めるための 独自の教育制度も整備した。地道な取り組みで着 実な成果をあげている。
[ データ ] 企業物流短期動向調査(日通総研短観) 2006年6月号
 本調査はアンケート方式により、四半期ベース(3月、6月、 9月、12 月の年4回)で実施する。  調査項目は各グラフのとおりであり、当期実績見込みと次期見 通しを対前年同期比「増加する」、「横ばい」、「減少する」もしく は「値上がり」、「変わらない」、「値下がり」等の3 つの選択肢の 中から選択回答する。  集計は、調査項目ごとに各選択肢の回答事業所数を集計し、そ の合計事業所数に対する割合を算出、以下により動向判断指標(※) とする。
[ データ ] 国土交通省 月例経済報告 2006年6月号
今年1 月の特別積合せトラックの輸送量は、前年同月比1.2%増加(6 カ月連続)、一 般トラックの輸送量は、同1.6%増加(3カ月連続)、宅配貨物取扱個数は、同3.5%増 加(11カ月連続)となった。
[ メディア批評 ] 「ヤクザ化した銀行」の典型=住友銀行イソダ菌まみれの人材が脚光あびる時代 2006年6月号
阪神電鉄株を取得して揺さぶりをかけてい る村上ファンドが、取締役候補に住友銀行元 副頭取の玉井英二を挙げて、阪神電鉄側が驚 いている。現在、玉井は同社の社外取締役と なっているからだ。
[ 海外Report ] 汎ヨーロッパの3PLは存在するか3PLとの契約を打ち切る理由とは 2006年6月号
3PL企業の大型合従連衡が続くヨーロッパで、荷主はどんなメリットを享受している のだろうか。3PL企業の規模が大きくなる中、荷主がヨーロッパ全土の業務を任せるこ とができる企業は存在するのか。また、荷主がこれまで取引のあった3PL企業を捨てて、 新たな取引先を選ぶ理由とは何なのか。規模や業態も違う、三つの荷主企業・団体が、率 直な意見を交換した。
[ 海外Report ] 仏ジェフコプジョーシトロエンの物流子会社新CEOの改革で企業規模が二倍に 2006年6月号
フランスのプジョーシトロエングループ(PSA)の一〇〇%物流子会社 であるジェフコ(Gefco )は九九年以降、「製造業者のためのロジスティクス 企業」を標榜し、外販の拡大を軸に大きな成長を遂げてきた。自動車産業で 培ってきたノウハウをハイテク産業などに応用している。ここ数年、製造業 のサプライチェーンがグローバル化してきたのを受けて、同社では海外ネット ワークの充実を図り、さらなる成長の原動力にしようとしている。
[ 管理会計 ] 3PL料金の妥当性を評価する 2006年6月号
3PLは個別企業のニーズに合わせた複合的なサービスを提供す る。その事業範囲は日常のオペレーションの管理運営だけでなく、 パフォーマンスの把握や生産性向上にまで及んでいる。それだけに 荷主が3PL料金の妥当性を評価するのは容易ではない。
[ 現場改善 ] 素材メーカーK社の協力会社見直し 2006年6月号
安い運賃を追求するあまり、必要以上に協力会社数が増加し ていた。その結果、支払い運賃の水準は抑えられていたが、配車 にはムダが多く、協力会社側の工夫を引き出すこともできずにい た。コストダウンを進めるには、協力会社との関係を抜本的に見 直す必要があった。
[ 大学院体験記 ] 産学連携を考える(日本編?) 2006年6月号
米国に比べ、遅れていると言われる日本の産学連携。でも、 全く進んでいないわけではありません。今回は、一歩進んだ取 り組みとして、「学」が進める地域密着型の産学連携と、「産」 による研究・教育の二面的アプローチをご紹介します。
[ 値段 ] 日本通運 2006年6月号
日本通運の株価は今年に入って下落傾向に 転じている。期待通りの業績を確保できてい ないためだ。トラック運賃水準の低迷で収入 が伸び悩んでいることや、燃料費高騰による コストアップが響いている。株価回復には国 内物流事業の建て直しが不可欠だ。
[ 道場 ] ロジスティクス編・第9回 2006年6月号
「一体どんな管理をしてるの?」 物流部長が次長につっかかった 会議を再開しようと物流部長が立ち上がったと き、資料を手にした支店長が「ちょっといいか な?」と発言を求めた。物流部長が中腰のまま頷 く。さっそく支店長は、次長たちの顔を見ながら 問題を一つ提起した。 「このデータを見るまでもなく、在庫を抜本的に見 直す必要があるな?」 次長が素直に「はい」と答えさえすれば、すぐ に終わるはずの問い掛けだった。しかし、なぜか 次長は素直に納得しない。
[ 判断学 ] 村上ファンド VS 阪神電鉄の闘い 2006年6月号
「日本的買占め屋」の再来とも言える村上ファンドが狙うのは、会社乗取りで はなく株の値ザヤ稼ぎだ。かつて横井英樹のような「日本的買占め屋」は、財界 の排除と検察の摘発よって没落していった。さて、村上ファンドの行く末は?
[ 物流産業論 ] トラック運送業を知ろう? 2006年6月号
過去二回にわたってトラック運送業の基礎知識を整理しました。今回は トラック運送業が抱えている課題とその対応策について解説します。環境 負荷の軽減や交通渋滞の緩和など、社会との共生を目指すトラック運送 業の解決すべき課題は山積しています。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド ソリューションの相場と効力 2006年6月号
コンサルティング料金は基本的にコンサルタントの 稼働時間で決まる。トップコンサルタントともなると、 単価は一カ月当たり一〇〇〇万円にも上る。しかも、 契約期間中ずっと現場に張り付いているわけではない。 このクラスのコンサルタントは通常、複数の案件を掛 け持ちしている。それぞれの顧客に費やせる時間は限 られている。時給に換算すれば一〇万円以上になるこ ともある。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド サプライチェーンが主戦場 2006年6月号
物流やロジスティクスを対象にしたコンサルティング市 場が拡大している。そのソリューションも、従来の戦略 立案やIT活用から、オペレーションの運営にまで幅を拡げ ている。それに対応してコンサル会社は自らのビジネスモ デルを変化させている。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド 劇的な成果は地道な活動から生まれる 2006年6月号
日本企業の現場オペレーションは世界でも最高レベルにある。 しかし、日本企業の収益力は決して高くない。品質やスペック に対する過度のこだわりが、自己満足に終わっている可能性が ある。何が顧客に価値をもたらしているのか、事実に立脚して 改めて確認する必要がある。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド 3PL系コンサルの実力 2006年6月号
有力3PLが物流コンサルの事業化を進めている。荷主か ら物流アウトソーシングを受託するための営業手段というだ けでなく、コンサルティング報酬そのものを新たな収入源と する動きが拡がっている。そのための専門部隊を設置するケ ースも増えてきた。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド 失敗する理由の多くは使う側にある 2006年6月号
プロジェクトを成功させるために、適切なコンサルタントを 選ぶことはもちろん重要だ。しかし、それ以上に大事なことが ある。何のためにコンサルタントを使うのか。ゴールはどこに あるのか。クライアント自身がそれをはっきりと認識していな ければ、どんな優秀なコンサルタントも機能はしない。
[ 特集 ] 物流コンサルガイド 日本の物流改革屋たち 2006年6月号
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