[ keyperson ]
ハマキョウレックス大須賀正孝 社長
2006年2月号
本誌がまとめた物流企業ランキング(八頁特集記事参照)の上位に
は物流子会社や港湾運送業者、そして3PLが名を連ねている。戦後の
物流業界を常にリードしてきた特別積み合わせ業者たちの影は薄い。特
積みは儲からない――。そんな業界の通説にハマキョウレックスの大須
賀社長は異を唱える。
[ NEWS ]
海外トレンド報告
2006年2月号
英オートロジック
自動車メーカー三社と契約更新
トランスポート・インテリジェンス
05
・
12
・1
イギリスの完成車輸送の専門業者
であるオートロジック(AutoLogic
)
は、既存荷主であるゼネラル・モー
ターズ(GM)、韓国の現代自動車、
ランド・ローバーの三社との契約を
更新した。契約期間は一年から三年
の間となる。契約金額は、六〇〇〇
万ポンド(一二〇億円)を超える。
GM向けの業務は、サーブやシボ
レーといったブランドの英国内での配
送。現代の業務は、港に陸揚げされ
た完成車をディーラーのネットワーク
に配送するまで。ランド・ローバー
向けは、英国内外に六万台の完成車
を輸送する業務となる。
[ NEWS ]
海外トレンド報告
2006年2月号
四川長虹が大規模物流改革
年七〇〇〇万元の費用削減
中新社
05
・
12
・7
大手電子・家電メーカーの四川長
虹は、物流改革によって二〇〇五年
一月から十一月までの累計で七〇〇
〇万元のコストを削減したと発表し
た。長虹は二〇〇五年初頭に抜本的
な物流改革に着手。サプライヤー、
メーカー、倉庫、販売店、取引先な
どを同一の物流プラットフォームに
効果的に統合する先進的なSCMを
採用することで、物流コストの最小
化と利益の最大化を目指した。
[ SOLE ]
SOLE日本支部フォーラムの報告
2006年2月号
SOLE日本支部フォーラムの報告
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティクス
技術やロジスティクス・マネジメントに関する活発な意見交換、議論
を行い、会員相互の啓発に努めている。
今回は、シリーズ第2回として開催した、「ロジスティクス技術の研
究」をテーマとする文教大学の石井信明助教授による講演と、その後
のディスカッションの内容を紹介する。
[ CLIP ]
パリ近郊に物流センターを建設日新
2006年2月号
日新のフランス現地法人であるフラ
ンス日新は一月六日、パリ近郊で物流
センターの竣工式を行った。同社の関
係者や報道陣など一〇〇人近くが参加
した。新拠点は日系の大手家電メーカ
ーの専用センターで、ここからフランス
内外に製品を供給する。パリの北東五
〇キロに位置し、シャルル・ド・ゴー
ル空港や基幹高速道路であるN2に隣
接している
[ ケース ]
トーハン――SCM
2006年2月号
トーハンが300億円を投じた書籍のSCM
プロジェクトが動き始めた。物流・情報の
一大集積基地を設けて、出版社・書店と在
庫や需要予測などの情報を共有する。売れ
る本をタイムリーに供給できる流通の仕組
みを構築する狙いだ。インフラを取次が提
供することで、返品の抑制に向けた“責任
販売”を業界に働きかけていく。
[ ケース ]
日本通運――ビジネスモデル
2006年2月号
ペリカン便や引っ越し、旅行などの販売窓
口としてIBD(インテグレーテッド・ビジネ
ス・デポ)の設置を進めている。デポの周辺
地域にオフィスを構える企業や一般消費者が
日通の物流サービスを気軽に利用できるよう
にするのが狙い。今後はインターネットで購
入した商品の受け取り窓口としての機能を持
たせるなど、デポの利便性をさらに高めてい
くことで集客力アップを目指すという。
[ ケース ]
コープこうべ――アウトソーシング
2006年2月号
物流の自前主義を続けてきたコープこう
べが、アウトソーシングへと方針を転換し
た。最近2年間で3カ所の大型物流センター
を立ち上げたが、いずれも運営は大手食品
卸に委託。なかでも個人宅配事業の分野で
は、食品卸の二強である国分と菱食が、同
じ敷地内で温度帯の異なる物流センターを
構えて効率化を競い合っている。
[ データ ]
国土交通省 月例経済報告
2006年2月号
概要はありません
[ メディア批評 ]
四分の三の中学生が男に生まれ変わりたい国その日本で最も信用できるのは右翼の街宣車
2006年2月号
『マスコミ市民』の一月号が「マス・メディ
アの?今〞を問う」特集をしている。その巻
頭のシンポジウムで、元NHKの川崎泰資
(椙山女学園大学客員教授)が、ベンジャミ
ン・フルフォードの次の発言を紹介していて、
なるほどと思った。
元『フォーブス』アジア太平洋支局長のフ
ルフォードは、
「日本で信用できるメディアの順位を挙げれ
ば、第一番目に右翼の街宣車、二番目は週刊
誌、三番目は『日刊ゲンダイ』などの夕刊紙、
四番目が新聞と民放、五番目がNHK」
[ 再入門 ]
3PLの登場と普及
2006年2月号
3PL(サードパーティ・ロジスティクス)
は九〇年代に米国市場で開花した新しい物流
ビジネスだ。荷主企業でも運送業者でもない、
第三者(サードパーティ)によるロジスティ
クス事業を指す。現在、米国ではフォーチュ
ン五〇〇社のうち六四%が3PLを利用して
おり、その市場規模は二〇〇四年時点で八九
四億ドル(約一兆円)に上っている(図1)。
[ 海外Report ]
欧州3PL会議訪問記
2006年2月号
ロンドンで開かれたヨーロッパ3PL会議に参加した。前年に続いて二回
目の参加となるこの会議で、ヨーロッパ各国から集まった一〇〇人を超す参
加者とともに、業界の最新トレンドに耳を傾けた。大手荷主による物流コン
ペの詳細に関する発表や、荷主倒産後もロジスティクス業務を提供し続けた
3PL企業の話など興味深い内容が多かった。
[ 管理会計 ]
部門別収支を活用する
2006年2月号
業務運営の状況を把握する代表的な方法の一つが部門別の月次
収支だ。しかし部門別収支は活用法を誤ると、思わぬ弊害を招きか
ねない。各部門の責任と権限が収支結果に的確に反映されるように、
費用の配賦方法を工夫する必要がある。
[ 軽トラ入門 ]
青森までピザを届けて10万円
2006年2月号
春日部から雪深い青森まで軽トラックでピザを運んだ。料
金はなんと10万円。おまけに大量のピザをお土産にもたせ
てくれた。文字通りのおいしい仕事だ。こうした緊急輸送の
ほとんどは、荷主担当者の失態やトラブルが原因だ。オイラ
のような軽トラ屋にはありがたい話だが‥‥
[ 現場改善 ]
61.114.238.11
2006年2月号
経営破綻から再生を果たした中堅物流会社K社。次のステッ
プは3PLへの業態革新だ。そのために3PL事業の担い手と
なる人材の育成に着手した。研修で得たスキルをすぐに実務で活
用する。それを繰り返すことで、着実に改革を進めることができ
た。
[ 国際物流 ]
再注目されるシベリア・ランドブリッジ
2006年2月号
鉄道、船舶、トラックを利用した国際複
合輸送システムであるシベリア・ランドブ
リッジ(SLB)が再び活況を取り戻しつ
つあります。二〇〇〇年以降、とりわけ韓
国や中国が利用に積極的です。今回はSL
Bの現状と今後の展望について解説します。
[ 進化のゆくえ ]
セブン&アイ百貨店買収の深層
2006年2月号
セブン&アイによるミレニアムの買収を、筆者は本連載のなかで的確に
予想していた(本誌二〇〇五年八月号六三ページ参照)。その背景には、
十数年前に不動産会社の秀和が伊勢丹株を大量取得した際、その処理に筆
者自身が深く関与した経験がある。ここで播かれた百貨店業界再編の種が、
今回の統合劇によって一気に収穫期へと突き進む様相を呈しはじめた。
[ 大学院体験記 ]
アメリカの輸送はダイナミック
2006年2月号
ファッションの話題で盛り上がるときも、ビジネスの視点を
忘れない二人。実体験を交えて米国と日本の輸送事情を比較し
ながら、ロジスティクスのあり方について語り合いました。
[ 値段 ]
2006年3月期中間物流企業決算ランキング
2006年2月号
「3PL」や「港湾・倉庫」が好調をキープしているのに対して、「トラ
ック運送」は依然として低迷期から抜け出せずにいる。上場物流企業の二
〇〇六年三月期中間決算の結果だ。国内貨物輸送量のパイの縮小は今後
も続くと予想されている。コスト抑制策が思うように進んでいないトラッ
ク運送各社は厳しい本決算を迎えることになりそうだ。
[ 道場 ]
ロジスティクス編・第5回
2006年2月号
「物流センターを見せてもらえますか?」
大先生の言葉に支店長がうろたえた
「支店長は利益を出し惜しみしてるでしょう?」
という大先生のストレートな指摘に、福岡支店の
会議室の中は時間が止まってしまったようだ。次
の瞬間、みんなの視線が支店長に注がれた。しか
し支店長は黙ったままだ。質問の意図がわからず、
明らかに戸惑っている。大先生が続ける。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成19年版
2006年2月号
三つのキーワード
このたび本誌は日本の物流企業の売上高上位約二
〇〇〇社を対象に、過去三期の業績指標から各社の
成長力や収益性を調査した。勝ち組物流企業の顔ぶ
れと、その強さの秘訣を探ることが目的だ。分析の結
果、今日の物流企業の勝ちパターンを紐解く三つのキ
ーワードが浮上した。連結経営、グローバル化、ビジ
ネスモデルだ。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成19年版 国内物流企業 売上高上位500社
2006年2月号
概要はありません
[ 特集 ]
物流企業番付 平成19年版 電気硝子物流サービス
2006年2月号
与えられた仕事をこなすだけだった物流子会
社に変化を起こした。親会社に対等の立場で物
を言い、社内と協力会社には競争原理を取り入
れた。親会社からの仕事の取りこぼしをなくし
て売り上げが増加。今後は外販を本格化して物
流会社として自立を目指す。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 郵船航空サービス
2006年2月号
日本郵船系の航空フォワーダーとして自動車
部品やハイテク産業に強みを持つ。生産の海外
シフトや販売のグローバル化で急増する航空貨
物を取り込み、順調に売り上げを伸ばしている。
競合と比較しても収益性に優れ、財務体質も健
全だ。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 トランコム
2006年2月号
空トラックと貨物をマッチングする求車求
貨事業の収入が倍々ゲームで伸びている。3
PL事業も好調だ。かつては「共同配送のト
ランコム」として知られていた同社の事業構
造はわずか数年で大きく変化し、現在では物
流業界で有数の高収益企業として注目を浴び
るようになった。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 アルプス物流
2006年2月号
電子部品を組み立てメーカーに納める物流に
特化することで、物流プラットフォーム事業を
成立させた。2004年10月には、TDKの100%子
会社のTDK物流と合併。国内の電子部品市場に
おけるシェアをさらに拡大させた。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 富士フイルムロジスティックス
2006年2月号
親会社の富士写真フイルムが富士ゼロックス
を連結子会社化したことを受けて、2003年に富
士ゼロックス流通と合併。車両や施設を所有し
ないノンアセット型3PLとして、グループのほ
ぼ全ての物流業務を管理している。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 菱光ロジスティクス
2006年2月号
今年4月、同じ三菱商事系列のエム・シー・トラ
ンスインターナショナル(総合22位)と合併して
「三菱商事ロジスティクス」に生まれ変わる。すで
に合併2社の社長を兼務しており、新会社トップへ
の就任も決まっている若松紀久雄社長に今後の方
針などを聞いた。
[ 特集 ]
物流企業番付 平成18年版 総合ランキング上位500社
2006年2月号
概要はありません