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2006年5月号 |
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特集
物流力を測る
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第1部
“見える化”したら比較する
我が社のロジスティクスはライバルと比べて優れているのか、劣っているのか。ベンチマーキングという手法を用いることで、数値でそれを判断できる。無料で手に入り、誰でも簡単に使える自己分析ツールの開発も進んでいる。ITやコンサルティングに投資する前に、まずは現状をチェックしておこう。
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第2部
ベンチマーキングの最先端
入江仁之
PRTM パートナー VS 本誌編集部
グローバル企業が大規模なベンチマーキング・プロジェクトに相次いで乗り出している。経営の業績指標と個々のオペレーションの因果関係を全て洗い出し、パフォーマンスの現状とゴールを具体的な数値で示して着実に業績を向上させる取り組みが本格化している。そこでは“ノーマライゼーション”と呼ばれるテクニックが使用されている。
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第3部
欧米では競合調査は当たり前
自社のロジスティクスの実力を日本企業が判断するのは難しい。ライバル企業の数値データを入手することに限界があり、客観的な比較が困難だからだ。競合企業について徹底的に調べるのは欧米では常識だ。いくつかの先行事例を参考にしながら、日本でも使えるベンチマーキングのやり方を紹介する。
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第4部
SCMの簡易ベンチマーキング
SCMロジスティクススコアカード(LSC)の概要
東京工業大学 鈴木定省 助手
SCMの実力を簡単に評価できるツールが日本で開発・運用されている。日本ロジスティクスシステム協会(JILS)と東京工業大学が共同開発した「SCMロジスティクススコアカード(LSC)」がそれだ。既に国内約350社、世界約700社が活用し、膨大なデータベースが構築されている。
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第5部
LSCから改革を始めよう
日本ロジスティクスシステム協会
栗原純一
会員組織部プログラムディレクター
佐川急便
浜崎章洋
本社営業本部 サプライチェーン・ロジスティクス事業部
チーフコンサルタント
「SCMロジスティクススコアカード(LSC)」は、サプライチェーンの健康診断だ。その結果に一喜一憂しても意味はない。現状を客観的に評価して、課題を発見し、それを解決する具体的なアクションを起こした企業だけが、その効果を享受することができる。
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資料SCMロジスティクススコアカード
回答用紙(メーカー版・3PL版共通)
メーカー版・質問票
3PL版・質問票
回答用紙(流通版)
流通版・質問票
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KEYPERSON「上司は会社の実力を分かっていない」
東京工業大学 圓川隆夫 教授
SCMの実力を測定するツールとしてスコアカードの開発が進んでいる。その運用を通して、自社の現状に対する評価は、肩書きが上になるほど甘くなることが分かってきた。IT投資やサプライチェーン改革を検討する前に、まずは現状に対する認識のギャップを埋める必要がある。
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国分〈物流拠点〉
新たな物流システムを2年越しで構築
IT・設備とも転換点の八潮センター
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NECロジスティクス〈環境対策〉
輸送の実績を伝票単位で把握して
改正省エネ法の報告データに活用
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コラボデリバリー〈共同配送〉
違法駐車の排除や渋滞緩和を目指し
大型複合施設の物流業務を一括受託
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東京インテリア家具〈新センター〉
卸の視点で家具の流通を垂直統合
28億円投じて物流拠点を新設
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■■欧州レポート■■
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海外トレンド報告【Report】1
欧州3PL会議2005報告《第3回》
独3PLダクサ
自前のネットワーク武器に事業を拡大
ドイツのダクサ(Dachser)は未上場ながら社歴七〇年を超す有力3PLとして知られる。自らを物流センターや車両を持つアセット型3PLと定義する。未上場であるがゆえ、性急な株主の要求に左右されることなく、安定した経営を続けることができ、それが年率二〇%近い成長の源泉になっている。創業者の孫に当たり、現在五人の経営陣のうちの一人であるバーナード・シモン氏が、同社の経営戦略について語った。
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フレッシュマンのための物流産業論
《第2回》
森 隆行 流通科学大学 教授
トラック運送業を知ろう・
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SCM時代の新しい管理会計《第14回》
梶田ひかる アビーム コンサルティング 製造事業部 マネージャー
トラック輸送コストを把握する
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事例で学ぶ現場改善《第40回》
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
地場物流会社S社の3PL展開
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物流企業の値段《第20回》
一柳創 大和総研 企業調査第一部アナリスト
日本郵船
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海外トレンド報告【News】
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湯浅和夫の物流コンサル道場《第49回》
〜ロジスティクス編 第8回〜
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佐高信のメディア批評
反戦歌にもなる「軍歌のばかばかしさ」
変わり身が早いのはメディアか国民
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奥村宏の判断学《第48回》
監査法人は何をしていたのか
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【日本の流通】進化のゆくえ《最終回》
プリモ・リサーチ・ジャパン 鈴木孝之 代表
新たな段階に移行する流通革新
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ロジスティクス大学院体験記
〜サワコとユキの往復書簡〜《第6回》
産学連携を考える(日本編)
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The International
Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
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国土交通省 月例経済報告
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CLIP BOARD
●SCC日本支部が無料セミナー/初心者向け「超入門」講座も
●住友スリーエムが「ハイジャンプ」を発売/サプライチェーン実行系ソフト市場に参入 |
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主要記事索引 |
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編集後記 |
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広告索引 |
[ NEWS ]
海外トレンド報告
2006年5月号
蘭・TNTロジスティクス
デンソーの静脈物流請け負う
同社プレスリリース
2・8
TNTロジスティクスのイタリア
部門は、トヨタ自動車系列のデンソ
ーから貨物追跡用のバーコード読み
取りハンドスキャナーを一〇〇〇台
購入した。スキャナーには、TNT
ロジスティクス専用に開発したソフ
トが組み込まれており、GPRSと
呼ばれる通信モジュールなど最新機
能も搭載されている。TNTロジス
ティクスはイタリア全土業務でこの
スキャナーを活用していく。投資額
は一〇〇万ユーロ(一億四〇〇〇万
円)。より正確でリアルタイムでの貨
物追跡を可能にする。
[ SOLE ]
SOLE日本支部フォーラムの報告
2006年5月号
SOLE日本支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティクス
技術やロジスティクス・マネジメントに関する活発な意見交換、議論
を行い、会員相互の啓発に努めている。
シリーズ第5回として開催した3月のフォーラムは、3PL現場に焦点
を当て、佐川物流サービスの3PLセンターである東京SRC(Sagawa
Ryutsu Center)を見学した。今回はその概要を紹介する。
[ CLIP ]
CC日本支部が無料セミナー初心者向け「超入門」講座も
2006年5月号
SCMの啓蒙普及団体・サ
プライチェーンカウンシル
(SCC)日本支部が、五月
二六日に東京・新宿の日本青
年館で「サプライチェーンセ
ミナー日本」と銘打った一日
コースのセミナーを開催する。
SCC日本支部の会員を対象
としたものだが、非会員でも
希望者は無料で参加できる。
[ ケース ]
物流拠点--国分
2006年5月号
2005年10月に稼働した「八潮流通センター」は、
国分の物流管理にとって転換点となる拠点だ。ケース
自動倉庫など高機能のマテハンを同社として初めて導
入するとともに、2年越しで開発してきた新しい物流
システムを稼働した。グループの全体最適という観点
から“商物分離”も本格化しようとしている。
[ ケース ]
環境対策--NECロジスティクス
2006年5月号
改正省エネ法の施行によって、一定規模の輸送量を
持つ荷主は、CO2排出量などを定期的に国に報告するこ
とを義務づけられた。NECグループの輸送管理を担う
NECロジスティクスは、ルート別の輸送実績を伝票単
位で管理できる情報システムを2年前に稼動している。
このシステムをバージョンアップして、収集データの
精度をさらに高めていく方針だ。
[ ケース ]
共同配送コラボデリバリー
2006年5月号
特積み67社と東京路線トラック協議会が出資して今年
1月に設立した共同配送会社。大型複合施設の館内共配
や市街地でのエリア共配などを請け負う。トラック運送
会社主導の共配はこれまで割高な集配手数料がネックと
なって参加会社の足並みが揃わず、なかなか軌道に乗ら
なかった。これに対して新会社は自販機の補充作業や弁
当の販売代行など付帯事業で収入を確保することで、参
加会社から収受する集配手数料の引き下げを実現する。
[ ケース ]
新センター--東京インテリア家具
2006年5月号
家具小売りチェーン“御三家”の一角を占める。商品
の調達から販売までのサプライチェーン管理を自社で行
い、店舗や物流拠点といったインフラも投資として保有
している。昨年12月、家具激戦区として注目を集める千
葉県の幕張エリアに首都圏進出第1号店を出店。それに
先駆けて大型物流センターを新設した。
[ データ ]
国土交通省 月例経済報告
2006年5月号
昨年12 月の特別積合せトラックの輸送量は、前年同月比1.4%増加(5カ月連続)、一
般トラックの輸送量は、同1.2%増加(2カ月連続)、宅配貨物取扱個数は、同3.4%増
加(10 カ月連続)となった。
[ メディア批評 ]
反戦歌にもなる「軍歌のばかばかしさ」変わり身が早いのはメディアか国民か
2006年5月号
靖国神社の歌
愛国行進曲
出征兵士を送る歌
紀元二千六百年
これらが一九三六(昭和十一)年春からN
HKで放送された「国民歌謡」である。もち
ろん、当時はテレビはなくラジオだった。
この番組は現在は「みんなのうた」となっ
ているが、戦争中に戦争を煽った歌を流した
ことを、NHKが反省したという話を聞いた
ことがない。
[ 海外Report ]
独3PLダクサ自前のネットワーク武器に事業を拡大
2006年5月号
ドイツのダクサ(Dachser
)は未上場ながら社歴七〇年を超す有力3PLとして知ら
れる。自らを物流センターや車両を持つアセット型3PLと定義する。未上場であるが
ゆえ、性急な株主の要求に左右されることなく、安定した経営を続けることができ、それ
が年率二〇%近い成長の源泉になっている。創業者の孫に当たり、現在五人の経営陣の
うちの一人であるバーナード・シモン氏が、同社の経営戦略について語った。
[ 管理会計 ]
トラック輸送コストを把握する
2006年5月号
実勢運賃の相場を把握し、相見積もりをとるだけでは、もはやコ
ストは下がらない。運賃相場の下落は既に限界を超え、今後は反騰
に向かう可能性がある。それでも輸送の仕組みにメスを入れること
で、コスト効率を改善することはできる。輸送コストを正しく理解
することが、その出発点になる。
[ 現場改善 ]
外資系部品メーカーN社のリストラ
2006年5月号
売り上げの減少に苦しんでいた外資系部品メーカーN社が、人
員削減と並行して物流アウトソーシングに踏み切ることになった。
しかしプロジェクトチームを作ろうにも、絶対的に人手が足りな
い。物流の専任担当者はいない。新たな増員もできない。難産は
必至だった。
[ 進化のゆくえ ]
新たな段階に移行する流通革新
2006年5月号
いよいよ日本でも流通構造の革新が本格化してきた。ユニクロや無
印良品といった製造小売業(SPA)の生み出した新しいビジネスモ
デルが、メーカーを含む産業界全体に影響を及ぼしつつある。その一
方で「まちづくり三法」の改悪など、流通の進化を妨げる動きも顕在
化している。最終回となる今回は、業界再編の現状や、日本の商業行
政の根深い問題点などを、著者なりの視点で総括してもらう。
[ 大学院体験記 ]
産学連携を考える(日本編? )
2006年5月号
前回に引き続き、産学連携を考えます。今回は日本編で、特
別ゲストは素敵なお姉さん。少し難しい言葉も飛び出しますが、
Yukiちゃんが欄外で易しく説明してくれるのでご安心を。
[ 値段 ]
日本郵船
2006年5月号
二〇〇四年度は過去最高益を更新したが、
市況の悪化や燃料費の高騰が影響して二〇〇
五年度は減益決算を見込んでいる。航空キャ
リアの連結子会社化やロジスティクス事業の
強化などを通じて陸海空を網羅した総合物流
企業としての基盤確立を急いでいる。
[ 値段 ]
ロジスティクス編・第8回
2006年5月号
「へっぽこ剣士が多いということ?」
唐突に大先生が支店長に聞いた
二カ所目のヒアリング先に選んだ東北の支店を、
大先生と弟子二人が訪ねてきた。最寄り駅から歩
いて五分程度と案内されていたため、駅からゆっ
くりと歩き始める。初夏のような日差しが降りそ
そいでいる。
すぐに大先生が「暑い、暑い」と言い始めた。大
先生は暑さに極端に弱い。
「歩いて五分だなんて中途半端なとこにあるな。
タクシーでは近すぎるし、歩くには遠い‥‥」
[ 判断学 ]
規制緩和の『申し子』
2006年5月号
規制緩和政策は、危機に陥っていた大企業の救済策として登場した。20年以上
も前のことだ。その申し子とも言われたエンロンの倒産は、アメリカにおける規
制緩和政策の破綻を意味していた。ライブドア事件にも同じことが言える。日本
の政治家は欧米の教訓から何も学んでいなかった。
[ 物流産業論 ]
トラック運送業を知ろう?
2006年5月号
トラック運送業は「特積み」と「一般」に大別できます。この二つの事
業にはどのような特性や相違点があるのでしょうか? 今回は「特積み」
と「一般」の二つの事業形態について理解を深めていきましょう。
[ 特集 ]
物流力を測る 見える化”したら比較する
2006年5月号
我が社のロジスティクスはライバルと比べて優れてい
るのか、劣っているのか。ベンチマーキングという手法
を用いることで、数値でそれを判断できる。無料で手
に入り、誰でも簡単に使える自己分析ツールの開発も
進んでいる。ITやコンサルティングに投資する前に、
まずは現状をチェックしておこう。
[ 特集 ]
物流力を測る ベンチマーキングの最先端
2006年5月号
グローバル企業が大規模なベンチマーキング・プロジェク
トに相次いで乗り出している。経営の業績指標と個々のオペ
レーションの因果関係を全て洗い出し、パフォーマンスの現
状とゴールを具体的な数値で示して着実に業績を向上させる
取り組みが本格化している。そこでは“ノーマライゼーショ
ン”と呼ばれるテクニックが使用されている。
[ 特集 ]
物流力を測る 欧米では競合調査は当たり前
2006年5月号
自社のロジスティクスの実力を日本企業が判断するのは
難しい。ライバル企業の数値データを入手することに限界
があり、客観的な比較が困難だからだ。競合企業について
徹底的に調べるのは欧米では常識だ。いくつかの先行事例
を参考にしながら、日本でも使えるベンチマーキングのや
り方を紹介する。
[ 特集 ]
物流力を測る SCMの簡易ベンチマーキング
2006年5月号
SCMの実力を簡単に評価できるツールが日本で開発・運
用されている。日本ロジスティクスシステム協会(JILS)と
東京工業大学が共同開発した「SCMロジスティクススコア
カード(LSC)」がそれだ。既に国内約350社、世界約700
社が活用し、膨大なデータベースが構築されている。
[ 特集 ]
物流力を測る LSCから改革を始めよう
2006年5月号
「SCMロジスティクススコアカード(LSC)」は、サプライ
チェーンの健康診断だ。その結果に一喜一憂しても意味は
ない。現状を客観的に評価して、課題を発見し、それを解
決する具体的なアクションを起こした企業だけが、その効
果を享受することができる。
[ 特集 ]
物流力を測る SCMロジスティクススコアカード
2006年5月号
SCMロジスティクススコアカード(LSC)回答用紙(メーカー版・3PL版共通)
本ページ下欄の貴社(貴事業部)概要、およびスコアカード回答欄に必要事項をご記入のうえ、郵送またはFAXでご提出ください。
●該当すると思われるレベルを回答欄に記入して下さい。(各項目における「レベル5」は現状考えうるベストプラクティスを挙げてあります)
●該当していると思われる場合でも条件をすべて満たしていない場合にはそのレベルより一段階下のレベルを選択して下さい。
それでも2 つのレベルの中間にあると考えられる場合で、例えばレベル2と3 の間では、2.5と判定しても結構です。
●貴社/貴事業所では明らかに必要としない、該当しないという項目については、回答欄にN / Aまたは“−”を記入して下さい。
●項目によっては、担当の業務部門の意見や取引先・顧客の意見も参考にしながら、なるべくグループでの評価をお勧めいたします。
●事業(部署/取り扱い製品)によって業務内容・形態等大きく異なる場合は、事業(部署/取り扱い製品)別の回答を強くお勧めいたします。
●ご提出いただいたデータに関しては、外部に公表することは決してありませんので、ご協力よろしくお願いします。