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2005年9月号 |
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特集
現場を強くしよう
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第1部 トヨタや花王は真似できない
物流現場が荒れている。熾烈なリストラで熟練作業員は姿を消し、パートばかりの職場で際限のない締め付けが続いている。センター長の個人技に頼った従来の管理はもはや限界に来ている。組織的かつ科学的に「現場力」を高める新しいアプローチが求められている。
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10
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第2部 トヨタ式で店内作業を見直す
イトーヨーカ堂&豊田自動織機
2003年4月から導入したトヨタ式の改善活動が、イトーヨーカ堂の社内に浸透しつつある。豊田自動織機による半年間のコンサルティング期間を終えて以降は、自ら「店舗作業改善プロジェクト」を組織。プロジェクトメンバーが独力で社内を啓蒙してまわっている。
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第3部 事例研究・強い現場の作り方
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菱 食――儲かるマテハン投資
果敢なマテハン投資でコスト削減を実現し、利益を捻出する。過去19年にわたり実質的な増収増益を続けてきた菱食の物流戦略だ。今年4月に稼働した最新拠点「九州フルライン物流センター」には、そんな同社が蓄積してきたマテハン活用技術の粋が集められている。
日本通運――新型通い箱を開発
専用の通い箱を活用して、携帯電話やデジタルカメラといった小型精密機器の故障品を回収・修理し、ユーザーに配送するサービスを開始した。それによって梱包資材に掛かる費用や輸送コストの削減に成功。回収〜配送までのリードタイム短縮も実現した。
カンダコーポレーション――QC活動を刷新
QC運動を本格化してから10年が経過し、各現場での活動内容が徐々にマンネリ化してきた。「発表のための活動」を展開しているサークルも目立つ。現場の作業員たちにすべてを委ねるのではなく、管理職が中心となってサークルを運営するといったルール改正に踏み切ることで、再びQC運動を活発化させようとしている
。
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20 |
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第4部 IEを活用した現場改善のススメ
鈴木準 サン物流開発 代表
物流改善に成功している企業の共通点はIEを重視していることだ。IEをベースにした改善活動は時間と手間が掛かるため敬遠されがちだが、最近では便利なツールも登場している。物流マンはもう一度、IEに挑戦してみるべきだ。
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第5部 事例で学ぶ現場改善《特別編》
物流会社の現場改善「11の鉄則」
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
物流会社にとって現場は経営の原点だ。改善もコストダウンだけが目的ではない。強い現場を実現することが、既存の荷主を維持し、新規荷主を獲得するための最大の武器になる。以下に現場改善の「11の鉄則」を紹介する。規模の大小に関わらず、全ての物流会社に共通する勝利の方程式だ。
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資 料 物流現場のチェックリスト
輸配送業務/保管・流通加工業務/システム力
提案力/品質管理/車輌事故 計120項目
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ドトールコーヒー〈外部委託〉
物流業務を日本アクセスに全面委託
理詰めのパートナー選びで社内説得
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近鉄ロジスティクス・システムズ〈新サービス〉
専用コンテナや特殊容器の開発で
生洋菓子の全国当日配送が可能に
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ニヤクコーポレーション〈情報システム〉
石油バルク輸送の統合管理を実現
顧客や協力運送会社と情報共有
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物流企業の値段《第15回》
中島伸 ゴールドマン・サックス証券 投資調査部 ヴァイス・プレジデント
キユーソー流通システム
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新連載 荷主のための
軽トラ入門《第1回》 赤井 軽
未確認走行物体“軽運送”とは
軽トラック運送は日本で唯一、個人営業を認められている運送事業です。個人タクシーの貨物版とも言える軽トラの“一人親方”が、国内に約10万人いると言われています。荷主にとっても身近な存在です。しかし、その実態は意外に知られていません。自らハンドルを握った経験を持ち、この業界の裏の裏まで熟知した実務家が、軽トラ市場を案内します。
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1
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KEYPERSON 菱食 廣田
正 会長
「日本では大が小に勝つとは限らない」
欧米市場の卸は小売業の急激な進化に対応できなかった。その結果、卸機能を内在した組織小売業が台頭し、中小規模の小売業が駆逐された。しかし日本の卸は間に合った。フルラインの品揃えと高度な物流機能を備えた卸のサポートによって、日本では規模に劣る小売りでも大手と互角の戦いができる。
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【日本の流通】進化のゆくえ《第12回》
ドラッグストアが秘める可能性
プリモ・リサーチ・ジャパン 鈴木孝之 代表
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湯浅和夫の物流コンサル道場《第41回》〜番外編〜
在庫管理――実践編
湯浅コンサルティング 芝田稔子
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SCM時代の新しい管理会計《第6回》
GMROI――商品ごとの貢献度を評価する
梶田ひかる アビーム コンサルティング 製造事業部 マネージャー
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ロジビズ「再」入門―マネジメント編《第5回》
小売業態別ロジスティクスのモデル
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国際物流の基礎知識《第5回》
多発する海賊事件
森隆行 商船三井 営業調査室 主任研究員
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欧州ロジスティクス通信《最終回》
欧州の荷主座談会〜巨大化する3PL業者は是か非か〜 |
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《ニュースブリーフ編》
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中国ロジスティクス通信《2005年7月発表分》
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奥村宏の判断学《第39回》
「ワールドMBOの意味するもの」
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佐高信のメディア批評
簒奪繰り返すフジサンケイグループの歴史
ライブドア奇襲を招いた司馬遼太郎的体質
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The
International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
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日通総研 企業物流短期動向調査
国土交通省 月例経済報告
国土交通省 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況
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CLIP BOARD |
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●《書評》
関口壽一ほか著『図解 よくわかる在庫起点経営』
独自の在庫理論から日本型流通システムを提示 |
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●ダイフクが小牧の工場を滋賀に移転
物流システム生産額30%増を図る |
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●10月完成予定の大田DCで内覧会
――AMBブラックパイン |
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●小泉首相ら約4000人が参列
故・小倉昌男氏のお別れ会 |
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広告索引 |
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100
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編集後記 |
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主要記事索引 |
[ keyperson ]
菱食
2005年9月号
欧米市場の卸は小売業の急激な進化に対応できなかった。その結
果、卸機能を内在した組織小売業が台頭し、中小規模の小売業が駆
逐された。しかし日本の卸は間に合った。フルラインの品揃えと高
度な物流機能を備えた卸のサポートによって、日本では規模に劣る
小売りでも大手と互角の戦いができる。
[ SOLE ]
SOLE報告
2005年9月号
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティク
ス技術やロジスティクス・マネジメントに関する活発な意見交換、
議論を行い、会員相互の啓発に努めている。
今回は、6月15日に行われたロジスティクス技術「RFID最新情報」
の後半の内容を報告する。次世代電子商取引推進協議会(ECOM)
主任研究員東野正明氏による「電子タグ利活用(トレーサビリティ)
動向」を中心した「平成16年度電子タグ実証実験」と、三越商品企画
部ゼネラルマネジャー西田雅一氏による「百貨店店頭における電子タ
グ活用実証実験の紹介」について。
なお、7月に開催したフォーラム「環境ロジスティクス」(津久井
先生)の報告は、次回のこのコーナーで行う。
[ CLIP ]
関口壽一ほか著『図解よくわかる在庫起点経営』独自の在庫理論から日本型流通システムを提示
2005年9月号
本誌の在庫関連特集などでお馴
染みのシーコムスの関口壽一代表
が『図解
よくわかる在庫起点経
営』(日刊工業新聞社)を上梓し
た。独自の在庫理論をベースにし
て、ウォルマートに代表される流
通外資に対抗するための日本型流
通システムの新しいモデルを提示
している。
[ CLIP ]
10月完成予定の大田DCで内覧会 AMBブラックパイン
2005年9月号
不動産開発会社のAMBブラックパ
インは今年一〇月、東京の湾岸エリア
にマルチテナント型物流施設「大田デ
ィストリビューションセンター」(=写
真)をオープンする。これに先立ち、
同社は同施設への入居を検討している
物流企業の担当者ら約一四〇人を招
いて、八月十一日に内覧会を開催した
[ ケース ]
ドトールコーヒー――外部委託
2005年9月号
コーヒーチェーン大手のドトールコー
ヒーは昨年7月、物流業務を日本アクセ
スに全面委託した。物流と並行して、商
流と情報システムも刷新。今後の店舗数
急増を支えるためのオペレーション改革
を行った。外食チェーンとしてはあまり
例のない全面的な物流アウトソーシング
の背景には、成長から置き去りにされた
物流部門の実状があった。
[ ケース ]
近鉄ロジスティクス・システムズ――新サービス
2005年9月号
近鉄エクスプレスのグループ会社。ケ
ーキなどの生洋菓子を航空便で全国配送
するサービスを始めた。航空便の利用は
トラックよりも輸送時の揺れが大きいた
め、形状が崩れやすい生洋菓子には不向
きだとされてきたが、衝撃を軽減する資
材の開発や作業改善によって高い輸送品
質を実現できるようになった。
[ ケース ]
ニヤクコーポレーション――情報システム
2005年9月号
石油のバルク輸送最大手のニヤクコー
ポレーションは、3年前から配送業務の
統合管理システムを導入している。特有
の受注・配車形態をとるバルク輸送の分
野で初めて、システム上の業務統合を実
現。子会社のニヤクシステムサポートが
開発した仕組みを使い、これまでに350
社の顧客、200社の運送協力会社と情報
を共有しながら効率化を進めている。
[ データ ]
企業物流短期動向調査(日通総研短観)
2005年9月号
企業物流短期動向調査(日通総研短観)
[ メディア批評 ]
簒奪繰り返すフジサンケイグループの歴史
2005年9月号
フジサンケイグループのニッポン放送株を
買って同グループを支配しようとしたライブ
ドアの堀江貴文の奇襲は「会社は誰のものか」
という波紋を描いたが、また、旧態依然たる
日本のメディアの体質をも浮かびあがらせた。
[ ロジビズ再入門 ]
小売業態別ロジスティクスのモデル
2005年9月号
小売りが一括物流の名の下に専用センター
を設置することで、中間流通の階層は一段階
増え、サプライチェーン全体の効率は悪化する。
これを改め、フルラインの商品を取り揃えた汎
用センター一カ所で工場と店舗を繋いだ時に
サプライチェーンは最適化する。日本市場にお
けるSCMの基本的な方向性だ。
[ 欧州通信 ]
欧州の荷主座談会
2005年9月号
荷主は3PL業者にどんなサービスを求めているのか。M&Aによって巨大
化する3PL業者は、本当に荷主のニーズにこたえているのか。KPIを使っ
た日常業務の改善と、コンペによる新規業者との付き合いでは、どちらが望ま
しいのか。どうすれば荷主が満足するような改善提案ができるのか――。ヨー
ロッパの荷主企業のロジスティクス担当者が集まって、本音で語り合った。
[ 欧州通信 ]
欧州ロジスティクス通信
2005年9月号
米UPS
中国ネットワークを拡大
■同社プレスリリース
7・7
米UPSは九月をめどに、中国国内
での小包ネットワークを強化すると発
表した。これにより、北京や上海を含
む沿岸地域を中心とした二三都市への
翌日配送が可能となる。
[ 管理会計 ]
GMROI―商品ごとの貢献度を評価する
2005年9月号
米国の流通業では経営判断のための指標として、GMROIが広く
用いられている。これを用いることで、企業業績への貢献度をアイテム
別に測定することが容易になる。在庫水準の適正化に加え、ベンダー
や品揃えの選定に威力を発揮する。
[ 軽トラ入門 ]
未確認走行物体“軽運送”とは
2005年9月号
軽トラック運送は日本で唯一、個人営業を認められている運送
事業です。個人タクシーの貨物版とも言える軽トラの“一人親方”
が、国内に約10万人いると言われています。荷主にとっても身
近な存在です。しかし、その実態は意外に知られていません。自
らハンドルを握った経験を持ち、この業界の裏の裏まで熟知した
実務家が、軽トラ市場を案内します。
[ 国際物流の基礎知識 ]
多発する海賊事件
2005年9月号
今年三月、日本のタグボート「韋駄天」が
マラッカ海峡で海賊に襲われ、日本人船長を
含めて三人が誘拐されるという事件が起こり
ました。幸い三人は無事釈放されましたが、
この事件を通じて改めて海賊の存在を知った
読者の方も多いと思います。今回は、現代の
海賊について解説します。
[ 進化のゆくえ ]
ドラッグストアが秘める可能性
2005年9月号
ドラッグストア業界の市場規模が、コンビニエンスストアと同じくら
い巨大であることを多くの人たちは知らない。ここで言うドラッグスト
ア業界とは、正確にはドラッグストア+調剤薬局を指す。二〇一〇年頃
におよそ一〇兆円になるとされるこの業界で勝者になるためには、情報
システムと物流体制の整備が不可欠だ。
[ 値段 ]
キユーソー流通システム
2005年9月号
キユーソー流通システムの株価が低迷している。
利益成長への期待感が薄まっていることが背景に
ある。同社が得意とする食品物流のマーケットは
規模が拡大しているが、原油高に加えて単価下落
が続くことで事業環境は厳しい。今後は食品向け
路線便事業や求貨求車システム事業など新規ビジ
ネスの育成が大きな課題となりそうだ。
[ 中国通信 ]
中国ロジスティクス通信
2005年9月号
中国物流の?オスカー賞〞
■『新華ネット』(福建版)
7・5
中国物流業の?オスカー賞〞とも
称される「第四回中国運輸業評価」
の結果が発表された。総合優勝は中
遠貨運と中遠船代。他に廈門の速伝
物流が最優秀貨物代理業企業部門最
優秀賞および物流企業部門の銅賞を
受けた。
[ 道場 ]
在庫管理――実践編
2005年9月号
前号では「在庫管理」に関する?常識・非常識〞について解説してもらった。
共感した人もいれば、異論をとなえたいと感じた読者もいたことだろう。いず
れにせよ、まず基本的な管理手法を理解した上で、自社で扱っている商品の特
性や、生産にかかわる制約条件などを考慮しながら、在庫の動きを市場に同期
化する工夫をしていくことが結局は早道になる。今回は、実際に在庫管理をす
る際の要諦を、基礎理論も含めて解説してもらった。
[ 判断学 ]
ワールドMBOの意味するもの
2005年9月号
株式会社は「死に至る病」に取りつかれている。株式非公開会社になるワ
ールドのMBOは、単なる買収防衛策というだけではなく、近代株式会社制
度そのものの危機を意味している。
[ 特集 ]
現場を強くしよう トヨタや花王は真似できない
2005年9月号
組織のDNAとは何か
現場改善に終わりはない。どのような仕組みにもボ
トルネックとなっている制約がある。そこにフォーカ
スして改善する。その結果として新たなボトルネック
が生まれる。また改善する。組織の構成員一人ひとり
が、それを飽きもせずに当然のこととして繰り返す。
それがトヨタ自動車や花王など、エクセレントと言わ
れる「現場力」を誇る会社の強さの秘訣だ。
[ 特集 ]
現場を強くしよう トヨタ式で店内作業を見直す
2005年9月号
2003年4月から導入したトヨタ式の改善活動が、イトー
ヨーカ堂の社内に浸透しつつある。豊田自動織機による半
年間のコンサルティング期間を終えて以降は、自ら「店舗
作業改善プロジェクト」を組織。プロジェクトメンバーが
独力で社内を啓蒙してまわっている
[ 特集 ]
現場を強くしよう 菱食―儲かるマテハン投資
2005年9月号
果敢なマテハン投資でコスト削減を実現し、利益を捻出す
る。過去19年にわたり実質的な増収増益を続けてきた菱食の
物流戦略だ。今年4月に稼働した最新拠点「九州フルライン
物流センター」には、そんな同社が蓄積してきたマテハン活
用技術の粋が集められている。
[ 特集 ]
現場を強くしよう 日本通運―新型通い箱を開発
2005年9月号
専用の通い箱を活用して、携帯電話やデジタルカメラと
いった小型精密機器の故障品を回収・修理し、ユーザーに
配送するサービスを開始した。それによって梱包資材に掛
かる費用や輸送コストの削減に成功。回収〜配送までのリ
ードタイム短縮も実現した。
[ 特集 ]
現場を強くしよう カンダコーポレーション―QC活動を刷新
2005年9月号
QC運動を本格化してから10年が経過し、各現場での活動
内容が徐々にマンネリ化してきた。「発表のための活動」を展
開しているサークルも目立つ。現場の作業員たちにすべてを
委ねるのではなく、管理職が中心となってサークルを運営す
るといったルール改正に踏み切ることで、再びQC運動を活
発化させようとしている。
[ 特集 ]
現場を強くしよう IEを活用した現場改善のススメ
2005年9月号
物流改善に成功している企業の共通点はIEを重視し
ていることだ。IEをベースにした改善活動は時間と手間
が掛かるため敬遠されがちだが、最近では便利なツール
も登場している。物流マンはもう一度、IEに挑戦してみ
るべきだ。
[ 特集 ]
現場を強くしよう 物流会社の現場改善「11の鉄則」
2005年9月号
物流会社にとって現場は経営の原点だ。改善もコス
トダウンだけが目的ではない。強い現場を実現するこ
とが、既存の荷主を維持し、新規荷主を獲得するため
の最大の武器になる。以下に現場改善の「11の鉄則」
を紹介する。規模の大小に関わらず、全ての物流会社
に共通する勝利の方程式だ。