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2008年8月号 |
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特集
脱デルモデル
グローバル・ロジスティクスの再構築を急げ
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解 説 国際ロジスティクスの進め方
日本企業の主戦場が国内から海外に本格的にシフトした。ロジスティクス管理の軸足もグローバルに移る。国内市場とは異なる課題と直面することになる。しかも、従来の手法は壁に突き当たっている。市場の変化とグローバル化が、戦略の抜本的な修正を迫っている。
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Interview A.T.カーニー 山本直樹 パートナー
「日系メーカーの水平分業は周回遅れ」
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第1部 家電のサプライチェーン統合
ソニー/松下電器産業/パイオニア
グローバル・ロジスティクスの最適化には、従来の国際間輸送の管理とは全く違うレベルのマネジメントが求められる。製品設計からアフターサービスまでの各プロセスの活動をグローバルに統合してロジスティクスを利かせる。それによって単なるコスト削減以上の効果を実現できる。日系家電メーカーは既に動き出している。
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20 |
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第2部 自動車産業のアジア物流戦略
日産自動車/三菱自動車/住友電装
自動車メーカーのグローバル・ロジスティクスは、現地生産・現地販売を基本としている。これに対して部品メーカーは、JIT納品を至上命題としながらも、集中生産による効率化も無視できない環境にある。VMIとミルクランが両者のロジスティクスを繋いでいる。
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第3部 輸出基地タイの現場を歩く
中国の台頭で陰の薄くなった感のあるASEAN。しかし、輸出基地としての実力は依然健在だ。進出日系企業の現地化も進み、国際競争力はむしろ高まっている。タイの荷主企業、物流企業の現場の声を聞いた。
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第4部 タイトヨタにみるJITの国際化
橋本雅隆 横浜商科大学 教授
日本国内のような企業城下町を持たない海外の自動車生産工場では、ミルクラン方式による部品調達が広く普及している。その効率化のためにトヨタのタイ工場では、電子かんばんと「プログレスレーン」と呼ばれる独自の仕組みを導入している。国際化によってJITの手法も進化している。
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第5部 アフターサービスのグローバル化
──サービスサプライチェーンに対するグローバル化の影響
米アバディーングループ
先進企業はアフターサービスのナレッジとロジスティクス機能をグローバルに一元管理している。そこで必要とされる技術ソリューションの導入も既に済ませている。その結果として、あらゆる指標において同業他社との大きな差別化を実現している。米調査会社・アバディーングループが発表した最新レポートを紹介する。
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第6部 欧州SCM会議
SCM先進企業トップ25社
米コンサルティング企業大手のAMRリサーチでは、2004年から毎年「サプライチェーントップ25」と称して、SCMに秀でた企業の顕彰を行っている。その分析結果から導き出される21世紀型のサプライチェーンモデルを、同社の最高戦略責任者が解説する。
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4
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KEYPERSON
「SCMの勝ちパターンは変わった」
デイビッド・スミチレビ
マサチューセッツ工科大学教授
アイログ社チーフ・サイエンス・オフィサー
デルモデルは競争力を失った。顧客特性と製品特性に合わせ、複数のサプライチェーンを並行して運用する『ポートフォリオ・サプライチェーン』が次のモデルだ。サプライチェーンはますます複雑さを増していく。その統合管理が新たな競争条件となる。
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スタートトゥデイ〈物流事業化〉
アパレルのネット通販で急成長
自前の物流を武器に新事業に進出
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SBSホールディングス〈現場改善〉
ダイエー出身の改善活動のプロを招き
開始1年半で「物流合理化賞」を受賞
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エコ配〈事業再建〉
現場任せだった人材教育をシステム化
280円宅配便事業が黒字化目前に
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物流企業の値段
《第41回》
上 組
土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部
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物流IT解剖《第17回》
日 新
国際展開を支える低コストのIT活用
自前主義とパッケージ利用を両にらみ
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■■欧州レポート■■
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海外トレンド報告【News】
欧米編・中国編
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第76回》
〜大先生の日記帳編 第11回〜 その後の「物流ABC」
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佐高信のメディア批評
広告費や印刷代によるマスコミ支配の効果か
公明党元委員長の学会提訴を報じない大新聞
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奥村宏の判断学《第75回》
地球温暖化問題の裏側
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事例で学ぶ現場改善
《第67回》 元フリーターT氏の教育プロジェクト
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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物流不動産市場レポート《第14回》
東京都
湾岸部は用地不足で供給進まず
施設需要は堅調だが賃料は横ばい
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DATA
BANK
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●全日本トラック協会発表 軽油の供給状況に係る緊急実態調査
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80 |
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●国土交通省発表内航海運における取引実態(燃料油価格高騰に伴う影響も含む)に関するアンケート調査結果
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●日通総研発表・2008年度貨物輸送の見通し
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●国土交通省 月例経済報告
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CLIP
BORD
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●日本物流システム機器協会(JIMH)が発足/マテハン業界が新たな業界組織を設立
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●SNM戦略会議を年度内に8回開催/「環境」「グローバル化」などテーマに
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主要記事索引 |
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90 |
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編集後記 |
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広告索引 |
[ keyperson ]
デイビッド・スミチレビ マサチューセッツ工科大学 教授アイログ社 チーフ・サイエンス・オフィサー
2008年8月号
デルモデルは競争力を失った。顧客特性と製品特性に合わ
せ、複数のサプライチェーンを並行して運用する『ポートフォ
リオ・サプライチェーン』が次のモデルだ。サプライチェーン
はますます複雑さを増していく。その統合管理が新たな競争
条件となる。
[ NEWS ]
海外トレンド報告
2008年8月号
米UPSフレイト
米国〜カナダで時間指定を保証
■同社プレスリリース 6・2など
UPS傘下の積み合わせ輸送業者
UPSフレイトは、米国〜カナダ間
で時間指定を保証するサービスを始
める。一月に米国内で開始した時間
指定保証サービスの適用範囲を拡大
する。
[ NEWS ]
海外トレンド報告(中国編)
2008年8月号
宝山鋼鉄と現代重工
戦略的パートナーシップを締結
■6・5
宝山鋼鉄は、韓国の現代重工と
戦略的パートナーシップに関する合
意書を締結した。
宝山鋼鉄は現代重工に年間三〇
万〜五〇万トンの造船用鋼板を供給
する。これは現代重工の総需要量の
一〇%に相当する。
両社は船舶エンジン用特殊鋼など
の分野でも協力する計画。
[ CLIP ]
日本物流システム機器協会(JIMH)が発足マテハン業界が新たな業界団体を設立
2008年8月号
物流システム機器メーカーの業界
団体「日本物流システム機器協会
( The Japan Institute of Material
Handling、略称JIMH)」が七月
三日、都内で設立総会を開き、同日
付けで発足した。
[ CLIP ]
SNM戦略会議を年度内に8回開催「環境」「グローバル化」などテーマに
2008年8月号
多摩大学サプライネットワーク経
営・戦略研究所(多摩大学SNM
研究所)は、同大学品川キャンパス
でサプライネットワークマネジメン
ト戦略会議(SNM戦略会議)を
年度内に全八回開講することを発
表した。一昨年から昨年にかけて
開催した公開講座「サプライチェー
ン戦略会議」が参加者から好評を
博し、今年度も引き続き開催とな
った。
[ ケース ]
物流事業化 スタートトゥデイ
2008年8月号
アパレルのネット通販で急成長
自前の物流を武器に新事業に進出
[ ケース ]
現場改善 SBSホールディングス
2008年8月号
ダイエー出身の改善活動のプロを招き
開始1年半で「物流合理化賞」を受賞
[ データ ]
全日本トラック協会発表 軽油の供給状況に係る緊急実態調査
2008年8月号
概要はありません
[ メディア批評 ]
広告費や印刷代によるマスコミ支配の効果か公明党元委員長の学会提訴を報じない大新聞
2008年8月号
『週刊新潮』の五月二九日号に「矢野元委
員長『創価学会提訴』を記事にできない『大
新聞』」とある。
元公明党委員長の矢野絢也が、言論活動の
中止を強要されたとして創価学会とその幹部
七人を訴えたのだが、『朝日』『読売』『毎日』
等の大新聞はそれを報ぜず、『産経』と『東京』
だけがベタ記事にしたという。
[ 現場改善 ]
元フリーターT氏の教育プロジェクト
2008年8月号
自分探しの旅に出て、海外を放浪していたオーナー一族の
次男坊が、日本に連れ戻され家業の物流現場で働くことになっ
た。その教育係が我々物流コンサルタントの役どころだ。次
男坊をセンター長に育てて欲しいという。どんな人物なのか
も知らないで安請け合いしてしまったのがいけなかった。
[ 値段 ]
上組
2008年8月号
上組の強みは内部留保の再投資による継続
的な収益率の改善にある。〇九年三月期は会
社想定以上に設備投資が収益に貢献し、営業
利益率は一〇・八%に向上すると考えられる。
政府による「スーパー中枢港湾構想」も追い
風に、今後も安定した利益成長が続きそうだ。
[ 道場 ]
その後の「物流ABC」
2008年8月号
物流現場の作業内容は毎回違う。作業時間を測って平均値
を計算しても何の役にも立たない。作業が規格化された工場の
管理技術は、物流現場には使えない──「物流ABC(Activity
Based Costing:活動基準原価計算)」に対する誤解と偏見は
いまだに根強い。その導入に向けて日々邁進する物流担当課長
が、大先生一同と久しぶりに一献傾けた。
[ 判断学 ]
地球温暖化問題の裏側
2008年8月号
政財界のみならず、マスコミまでが一体となって地球温暖化問題を国民運動に
しようと動き始めている。そこには事業の宣伝材料にしたり、責任逃れの方便に
利用しようという大企業の思惑が透けて見える。
[ 物流IT解剖 ]
日新
2008年8月号
ホンダやシャープなど有力メーカーの国際物流を幅広く担っている。約70
年前に横浜港で港湾事業者として事業活動をスタートし、日本企業の海外
進出とともに業容を拡大させてきた。システム活用は自前主義を基本とし
ながら、近年はERP(統合業務パッケージ)やWMS(倉庫管理システム)
など、欧米で評価の高いパッケージソフトも利用している。
[ 物流不動産市場レポート ]
東京都 湾岸部は用地不足で供給進まず施設需要は堅調だが賃料は横ばい
2008年8月号
倉庫着工面積は低水準で推移
東京都の物流マーケットは、国内最大の企
業集積地である東京都心部、最重要物流イン
フラである東京港および羽田空港の二大流通
拠点をもつ。物流施設は、港湾部では江東区
新木場、有明、品川区勝島、大田区平和島に
かけて集積している。内陸部では中央道八王
子IC周辺を中心に施設が集まっている。
[ 特集 ]
脱デルモデル 国際ロジスティクスの進め方
2008年8月号
日本企業の主戦場が国内から海外に本格的にシフトした。
ロジスティクス管理の軸足もグローバルに移る。国内市場
とは異なる課題と直面することになる。しかも、従来の手
法は壁に突き当たっている。市場の変化とグローバル化が、
戦略の抜本的な修正を迫っている。
[ 特集 ]
脱デルモデル 家電のサプライチェーン統合
2008年8月号
グローバル・ロジスティクスの最適化には、従来の国際間
輸送の管理とは全く違うレベルのマネジメントが求められる。
製品設計からアフターサービスまでの各プロセスの活動をグ
ローバルに統合してロジスティクスを利かせる。それによっ
て単なるコスト削減以上の効果を実現できる。日系家電メ
ーカーは既に動き出している。
[ 特集 ]
脱デルモデル 自動車産業のアジア物流戦略
2008年8月号
自動車メーカーのグローバル・ロジスティクスは、現地生
産・現地販売を基本としている。これに対して部品メーカ
ーは、JIT納品を至上命題としながらも、集中生産による効
率化も無視できない環境にある。VMIとミルクランが両者
のロジスティクスを繋いでいる。
[ 特集 ]
脱デルモデル 輸出基地タイの現場を歩くの
2008年8月号
中国の台頭で陰の薄くなった感のあるASEAN。
しかし、輸出基地としての実力は依然健在だ。進
出日系企業の現地化も進み、国際競争力はむし
ろ高まっている。タイの荷主企業、物流企業の現
場の声を聞いた。
[ 特集 ]
脱デルモデル タイトヨタにみるJITの国際化
2008年8月号
日本国内のような企業城下町を持たない海外の自動車生産
工場では、ミルクラン方式による部品調達が広く普及している。
その効率化のためにトヨタのタイ工場では、電子かんばんと「プ
ログレスレーン」と呼ばれる独自の仕組みを導入している。国
際化によってJITの手法も進化している。
[ 特集 ]
脱デルモデル アフターサービスのグローバル化
2008年8月号
先進企業はアフターサービスのナレッジとロジスティクス機能をグロー
バルに一元管理している。そこで必要とされる技術ソリューションの導
入も既に済ませている。その結果として、あらゆる指標において同業他
社との大きな差別化を実現している。米調査会社・アバディーングルー
プが発表した最新レポートを紹介する。
[ 特集 ]
脱デルモデル SCM先進企業ベスト25社
2008年8月号
米コンサルティング企業大手のAMRリサーチでは、2004年から毎年
「サプライチェーントップ25」と称して、SCMに秀でた企業の顕彰を
行っている。その分析結果から導き出される21世紀型のサプライチェ
ーンモデルを、同社の最高戦略責任者が解説する。