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2008年2月号 |
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特集
物流企業番付《平成20年版》
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解説 国際物流の取り込みで明暗 |
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“強い物流会社”トップ50社
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13
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国内物流業当期利益上位100社
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注目企業─トップが語る強さの秘訣
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■総合2位■日立建機ロジテック 内藤博 社長
──新興国の建機需要拡大で急成長
親会社・日立建機のグローバル展開に追随。中国やインドネシアなど新興国の旺盛な建設機械需要に支えられ、2002年に104億円だった売上高を5年間で329億円に拡大させた。今年度中にも通関業やNVOCCの許可を得るなど、業務範囲の拡大で、2010年には売上高570億円を目指す。
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16
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■総合4位■ハマキョウレックス 大須賀正孝 会長兼CEO
──路線業を呑み込み3PL事業を革新
一人親方のドライバーから身を起こし、効率的な流通センター運営を武器に、一代で一部上場企業にのし上がった。2004年には近鉄物流を買収し、路線便事業にも進出した。3PL事業で磨いた収益管理手法を路線事業に適用。採算を改善すると共に、路線便のアセットを3PL事業にも活かす相乗効果を狙っている。
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■総合9位■トライネット 信岡正章 社長
──市況高騰の波に乗る「海上運賃の総合商社」
三井物産グループの海上輸送を担当する子会社として、コンテナ船の国際物流事業、不定期船事業、プラント輸送事業の3事業を展開している。このうち不定期船の運賃相場は過去5年間で一時は10倍にも高騰した。その恩恵を大きく享受している。
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■総合13位■安田倉庫 田中稔 社長
──業界トップクラスの利益率を堅持
営業利益率10%以上を堅持している。1919年創業という長い歴史を通して培った事業構造と浮利を追わない堅実さで安定経営に努めてきた。しかし、ここ数年は物流子会社の買収や同業者との提携など、環境の変化に対応する動きを見せている。
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■総合15位■宇
徳 中川浩之 社長
──不採算事業からの撤退を機に成長軌道へ
商船三井グループの物流会社。1990年代後半から2000年初頭にかけては業績の低迷が続いた。03年に不採算事業からの撤退などリストラを断行。採算重視に大きく舵を切った。これによって事業規模はいったん縮小したが、社内の意識が大きく変化した。その後は一定の利益率を維持しながら業績を拡大している。
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■総合16位■トランコム 清水正久 社長
──求車求貨事業を次のステージへ
地場の配送会社から家電製品の共配ベンチャーに転身して株式公開にまでこぎ着けたが、市場環境の急変に直面。共配に見切りをつけて求車求貨システムに再度、舵を切った。伝統的な“水屋”の商売を、チーム制の情報サービス事業に近代化したことで、二度の業態転換を成功させて急成長の波に乗る。
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Data
国内物流業売上高上位500社
総合評価ランキング上位500社
50音順企業索引
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KEYPERSON
「日本の港湾業にはサービス意識が必要だ」
新井洋一 日本大学総合科学研究所 教授
マイカル国際流通センターが昨年暮れ、静かに姿を消した。経営破綻からイオンに傘下入りしたマイカルが「かわさきファズ」に構えた国際調達物流拠点だ。かわさきファズは国が輸入促進を狙って開発を進めた全国22の自由貿易ゾーンの一つ。開発には巨額の税金が投入されたが結局、期待通りには機能しなかった。
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日産自動車〈物流拠点〉
世界最大級の部品物流センターで進む
在庫削減とサプライチェーン改革
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日本ミルクコミュニティ〈事業統合〉
物流管理組織を強化して統合推進
全国の需給調整機能を一カ所に集約
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物流IT解剖
《第11回》
日本郵便
民営化に向けた暫定システムに700億
プロジェクト半ばで想定外の方針転換
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物流企業の値段
《特別編》 2007年9月中間期
物流企業決算ランキング
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■■欧州レポート■■
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海外トレンド報告【Report】
欧州サプライチェーン&ロジスティクス会議(7)
アクセンチュアSCフルフィルメント調査
海外市場における調達物流戦略の転換
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海外トレンド報告【News】
欧米編・中国編
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第70回》
〜大先生の日記帳編 第5回〜 荷主の現場力が問われている
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佐高信のメディア批評
作家としては致命的な曽野綾子の「誤字・誤読」
大江健三郎批判に同じ保守陣営からも非難の声
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奥村宏の判断学《第69回》
株式相互持合いは復活するか
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ロジスティクス・システムの発展
《第2章》 進化の第1段階=物流
阿保栄司
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事例で学ぶ現場改善
《第61回》 物流事業を副業にするA社の改善
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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物流不動産市場レポート《第8回》
中 国
上海など沿海部中心に新規供給増加
五輪開幕目前の北京は大型投資続く
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The
International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告
食品残渣を肥料・飼料にリサイクル
資源循環型社会の実現に貢献 |
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DATA
BANK
●国土交通省 月例経済報告
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主要記事索引 |
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編集後記 |
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広告索引 |
[ keyperson ]
新井洋一 日本大学総合科学研究所 教授
2008年2月号
マイカル国際流通センターが昨年暮れ、静かに姿を消した。経営
破綻からイオンに傘下入りしたマイカルが「かわさきファズ」に構え
た国際調達物流拠点だ。かわさきファズは国が輸入促進を狙って開
発を進めた全国二二の自由貿易ゾーンの一つ。開発には巨額の税金
が投入されたが結局、期待通りには機能しなかった。
[ NEWS ]
海外トレンド報告
2008年2月号
英テスコ
米国に二つ目の物流センター
■デイリー・テレグラフなど
12
・3
英国の小売最大手テスコは、米国
で二つ目の物流センターを開設する。
カリフォルニア州中央部のストックト
ンに用地を取得した。
テスコは現在、ロサンゼルスなどに
生鮮食料品を中心に扱うコンビニ「フ
レッシュ&イージー」十三店舗を展開
しており、二〇〇九年二月までに西
海岸を中心に二〇〇店舗に増やす方
針。二つの物流センターにより、計
一〇〇〇店舗への配送に対応する体
制を整える。最初の物流センターは
ロサンゼルスの東に位置し、延べ床面
積は八五万平方フィート(七万八九
七〇平方メートル)。カリフォルニア
州南部からアリゾナ州をカバーする。
英国の経済アナリストは、テスコの
米国での売り上げは、二〇一一年に
四〇億ドル(四四〇〇億円)、一五
年には一〇〇億ドル(一兆一〇〇〇
億円)も可能で、米国で小売業トッ
プ一〇に入る、と指摘する。世界第
三位の小売りであるテスコが米国市
場で成功できるかは、高効率な物流
網を構築できるかにかかっている。
[ NEWS ]
海外トレンド報告(中国編)
2008年2月号
深圳の物流企業を調査
■
12
・9
東京汽船や第一港運など、日本の
物流企業一〇数社で構成された「ア
ジア・中国物流視察団」は、深圳の
物流企業の調査を行った。
塩田港集団などの現地の大手物流
企業を見学し、深圳の物流企業と協
力する意向を示した。
[ SOLE ]
食品残渣を肥料・飼料にリサイクル資源循環型社会の実現に貢献
2008年2月号
SOLE日本支部では、毎月「フ
ォーラム」を開催し、ロジスティク
ス技術、ロジスティクスマネジメン
トに関する活発な意見交換、議論を
行い、会員相互の啓発に努めている。
十二月度のフォーラムでは食品残渣
リサイクルを取り上げ、環テックシ
ステムズの西出昌史マーケティング
マネージャーを講師に迎えて開催し
た。スーパー、レストランなどで生
ごみとして扱われる食品の残渣をバ
イオコンポスト化し、肥料・飼料と
してリサイクルを実現している事例
をお話しいただいた。
[ ケース ]
物流拠点日産自動車
2008年2月号
工場より広い物流センター
日産自動車の「相模原部品物流センター」
は、単一企業の施設としてはおそらく日本で
最大の物流センターだ。広大な敷地に低層の
巨大建造物が九棟も群居する眺めは、まるで
工場のように見える。実際、敷地面積は四二
万平方メートルもあり、日産がエンジンを生
産している「いわき工場」より広い。
[ ケース ]
事業統合日本ミルクコミュニティ
2008年2月号
準備不足で現場は混乱
日本ミルクコミュニティは、二〇〇〇年に発
生した雪印集団食中毒事件をきっかけに、生
産者団体を母体とする全農系の全国農協直販
と全酪連系のジャパンミルクネット、および雪
印乳業の市乳事業部門が統合して〇三年一月
に発足した。工場の統廃合や販売・物流体制
の効率化により市乳事業を再構築することが
統合の目的だった。
[ ロジスティクス・システムの発展 ]
進化の第1段階=物流
2008年2月号
システムは、なぜ進化するのか。そのメカニズムを理
解することで、今日のサプライチェーン・ロジスティクス
へと至る物流管理の歴史的発展の経緯を振り返ってみよ
う。それによってシステムの進化が、どのような成果をも
たらしたのかが明らかになっていく。
[ データ ]
国土交通省 月例経済報告
2008年2月号
概要はありません
[ メディア批評 ]
作家としては致命的な曽野綾子の「誤字・誤読」大江健三郎批判に同じ保守陣営からも非難の声
2008年2月号
『月刊 日本』という雑誌がある。どちらか
と言えば保守系の雑誌だが、その一月号に曽
野綾子批判が掲載された。山崎行太郎の「月刊・
文芸時評」がそれで、曽野の大江健三郎批判
が「誤字・誤読」から始まっているというも
のである。
[ 海外Report ]
アクセンチュアSCフルフィルメント調査海外市場における調達物流戦略の転換
2008年2月号
大手コンサルティング企業のアクセンチュアは昨年、欧米の大手荷主企業を対象に海外市
場におけるSCM戦略についてのアンケート調査を行った。その結果、荷主企業の多くは
海外のSCMにおいて、コスト削減とサービスレベル向上の両立に苦しんでおり、現地の
3PLパートナーの仕事ぶりには決して満足していないことがわかった。この調査の概要
を同社のシニア・マネジャーであるエリッヒ・ガンペンリーダー氏が解説する。
[ 現場改善 ]
物流事業を副業にするA社の改善
2008年2月号
主業から派生するかたちで物流事業を手がけるA社。売
上規模は拡大しているものの利益が出ない。クレームも多
発していた。キャパを無視して無理な受託に走る営業、物
流管理のプロを欠いた現場運営。副業として物流事業を続
けるのは限界に来ていた。
[ 値段 ]
2007年9月中間期物流企業決算ランキング
2008年2月号
上場物流企業の二〇〇七年九月中間期の決算は、連結営業利益額
上位二〇社のうち七社が減益に陥った。前期の全面高から環境は変
化しつつある。下期の動向が今後注目される。トラック運送ではよ
うやく単価の下げ止まり傾向が出てきたが、景気動向によっては下
落圧力が再び強まる可能性もある。
[ 道場 ]
荷主の現場力が問われている
2008年2月号
協力物流会社任せで期待通りに現場の動くはずがない。現場
力やトラブル対応力を協力会社に求めるのは当然としても、混
乱を招いた原因を解消するのは荷主物流部の役割だ。現場力は
荷主側にも必要だ。あるメーカー物流部の新年会に招かれた大
先生が、呟くように指摘する。それをキッカケに白熱し始めた
議論を他所に、大先生は黙々と好物のカニをつつくのであった。
[ 判断学 ]
株式相互持合いは復活するか
2008年2月号
日本独自の株式相互持合いはバブル崩壊後、株式会社の原則に反するという本
質的矛盾により自壊した。ところがこのところ、買収攻勢に対する防衛策として
持合いを強化する動きが出てきている。果たしてこれは持合い復活への機運とな
るのか、あるいは一時的な反動に過ぎないのだろうか。
[ 物流IT解剖 ]
日本郵便
2008年2月号
郵政民営化にとって情報システムの整備は、全体のスケジュールを左右する一
大事業だった。ITの専門家が育っていなかった郵便事業は、とりわけ多くの難題
を乗り越えなければならなかった。開発期間が3分の1ほど過ぎた段階で、抜本
的な設計変更に踏み切るというハプニングも経験した。約700億円を投じたシス
テム開発プロジェクトを振り返る。
[ 物流不動産市場レポート ]
中 国上海など沿海部中心に新規供給増加五輪開幕目前の北京は大型投資続く
2008年2月号
国土面積と人口が膨大な中国では、省や都
市によって工業や物流不動産市場の開発計画
が大きく異なってくる。そこで今回は上海、北
京、広州、成都に焦点を絞り、二〇〇七年第
3四半期における、各地の物流不動産市場の
最新の動向をレポートする。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 国際物流の取り込みで明暗
2008年2月号
建機・自動車系が上位を独占
建設機械と自動車──内需依存を脱して輸出型へ
と事業構造の転換を遂げた二つの産業が、今日の物
流市場で最大の成長分野となっている。この波をつ
かんだ物流企業は過去三カ年で爆発的に収益を拡大
させている。その一方、国内の3PLや一般の貨物
運送事業は、企業間の収益格差が大きく拡がる傾向
にある。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 日立建機ロジテック
2008年2月号
親会社・日立建機のグローバル展開に追随。中国やイ
ンドネシアなど新興国の旺盛な建設機械需要に支えられ、
2002年に104億円だった売上高を5年間で329億円に拡大
させた。今年度中にも通関業やNVOCCの許可を得るなど、
業務範囲の拡大で、2010年には売上高570億円を目指す。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 ハマキョウレックス
2008年2月号
一人親方のドライバーから身を起こし、効率的な流通セ
ンター運営を武器に、一代で一部上場企業にのし上がった。
2004年には近鉄物流を買収し、路線便事業にも進出した。
3PL事業で磨いた収益管理手法を路線事業に適用。採算
を改善すると共に、路線便のアセットを3PL事業にも活か
す相乗効果を狙っている。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 トライネット
2008年2月号
三井物産グループの海上輸送を担当する子会社として、
コンテナ船の国際物流事業、不定期船事業、プラント輸
送事業の3事業を展開している。このうち不定期船の運
賃相場は過去5年間で一時は10倍にも高騰した。その恩
恵を大きく享受している。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 安田倉庫
2008年2月号
営業利益率10%以上を堅持している。1919年創業とい
う長い歴史を通して培った事業構造と浮利を追わない堅
実さで安定経営に努めてきた。しかし、ここ数年は物流
子会社の買収や同業者との提携など、環境の変化に対応
する動きを見せている。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 宇徳
2008年2月号
商船三井グループの物流会社。1990年代後半から2000年
初頭にかけては業績の低迷が続いた。03年に不採算事業か
らの撤退などリストラを断行。採算重視に大きく舵を切った。
これによって事業規模はいったん縮小したが、社内の意識
が大きく変化した。その後は一定の利益率を維持しながら
業績を拡大している。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 トランコム
2008年2月号
地場の配送会社から家電製品の共配ベンチャーに転身し
て株式公開にまでこぎ着けたが、市場環境の急変に直面。
共配に見切りをつけて求車求貨システムに再度、舵を切っ
た。伝統的な“水屋”の商売を、チーム制の情報サービ
ス事業に近代化したことで、二度の業態転換を成功させて
急成長の波に乗る。
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 国内物流業 売上高上位500社(直近単独決算)
2008年2月号
概要はありません
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 索引
2008年2月号
概要はありません
[ 特集 ]
物流企業番付平成20年版 総合ランキング上位500 社一覧
2008年2月号
概要はありません