ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
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2003年11月号

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    2003年 11月号
     

特集 流通問題の解答

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第1部 新しい中間流通が市場を生み出す
 既にチェーンストアの中間流通モデルは決着した。今後、焦点となるのは組織化されていない一般小売店向けの中間流通だ。日本市場では小規模小売店が今後もメーンの販売チャネルとして存続する。これまでになかったタイプの中間流通業者が登場し、そこに新しいマーケットを創造する。


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第2部 難航する卸主導のメーカー物流改革
 国分と菱食の二大食品卸がぶちあげたメーカー共同物流事業の雲行きが怪しい。今年4月、関東地区に大規模な共同物流センターを開設したものの、参加メーカーが思うように集まっていない。しかし、プロジェクトがとん挫したとしても、二大卸にダメージは少ない。二大卸が名を捨てて実を取るという結果になりそうだ。

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第3部 家電業界に見る販社再編のスキーム
 松下電器産業をはじめとする家電メーカーは、戦後の高度成長期に極めて日本的な多段階の中間流通を構築した。だが90年代に入ると、需給の変化と家電量販チェーンの台頭がメーカー系列のサプライチェーンを直撃。各社は販社と物流子会社の位置づけを見直さざるを得なくなっている。

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Interview セイコーマート 赤尾昭彦 副社長
「地域卸消滅後の市場で生き残る」
 北海道の地域酒類卸からコンビニチェーンに転身。道内全土を網羅する強力なサプライチェーンを自力で構築した。PB商品の開発にも積極的に取り組んでいる。現在、道内コンビニ最大手。ローカル市場を深耕することで、全国チェーンとNBメーカーを相手に互角以上の戦いを演じている。

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Interview 日本IBM 久保田和孝 e-ビジネス・オンデマンド事業SCM営業推進 部長
「ITでチェーン本部機能を強化する」
 日本では発注権限を店舗に持たせている小売業者が多い。一方、欧米の有力小売り業者の大半は、すでに店頭の実需に基づく自動発注を導入している。日本市場で自動発注を実現するための新しいツール「CPM(カテゴリー・プロフィット・マネジメント)」を構築した。

     

 
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相鉄ローゼン&菱食〈一括物流〉
加工食品と日雑を集約した新拠点
稼働1年でオペレーションも軌道に

 
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高島屋〈調達物流〉
センター納品廃止し指定納品代行制へ
店舗納品のリードタイムを大幅短縮

  36 フジサンケイリビングサービス
〈アウトソーシング〉

競争原理の導入で宅配業務を高度化
業者を柔軟に見直すシステムが奏功

     
 
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英語力“ゼロ”で挑んだCLM
「米CLM年次総会取材日記」

 世界最大のロジスティクス研究団体、米CLM(Council of Logistics Management)が四〇周年を迎えた。シカゴで開かれた今年の年次総会には例年どおり世界各国から多数の物流マンが詰め掛けた。国際会議の出席はもちろん初めて。英語力“ゼロ”を自認する本誌記者が、そこに紛れ込んだ。

  52
連載 事例で学ぶ現場改善《第11回》
中堅運送会社A社の不器用な経営改革
青木正一 日本ロジファクトリー 代表

 
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講座 SCMの常識ーー改革の現場から《第6回》
【理論編】 需要と供給の同期化・
【実践編】 天使のサイクル
 講師 杉山成正 ベリングポイント ディレクター

 
68
やらまいか!物流通業――ハマキョウ流・運送屋繁盛記《第8回》
「温泉付合同勉強会で喝!」〜前編〜
大須賀正孝 ハマキョウレックス 社長

 
46
 

CLO実践録《最終回》
明日のCLOを目指す人たちへ
川島孝夫 味の素ゼネラルフーヅ 常勤監査役

 
84
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告

 
50
奥村宏の判断学《第18回》
「株価を動かすもの」

 
41
佐高信のメディア批評
「権力者にひたすら弱い日本のマスコミ
被害者の声に耳を傾けて体質を改めよ」

 
58
湯浅和夫の物流コンサル道場《第19回》
〜卸売業編 第7回〜


 
 

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国土交通省 月例経済報告
国土交通省 普通倉庫21社統計
日本冷蔵倉庫協会 主要12都市受寄物庫腹利用状況

《統計資料》物流システム機器生産出荷統計

 
 
95
広告索引
 


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57

CLIP BOARD
●100円チルド輸送の「COW便」をFC展開 
 ケーシーエス
《書評》物流の起源から循環型ロジスティクスまで
     読者に物流事業者を想定した最新の入門書
●「キャッシュフローを生み出す物流改革」
  イー・ロジットがセミナー開催
 
94
編集後記
 
88
主要記事索引

PDFバックナンバー

[ CLO ] 明日のCLOを目指す人たちへ 2003年11月号
本連載では、川島氏が実践を通じて 培ったロジスティクスの知恵を一年間 にわたって披瀝してもらってきた。最 終回となる今回は、いまロジスティク スの担当者が留意すべき事柄や、この 分野における人材教育について述べて もらい、連載の締めくくりとする。
[ SCMの常識 ] 需要と供給の同期化? 2003年11月号
前回で解説した改革テーマの決定、そして To ―Be(あるべき)業務プロセスの設計と 効果の検証に続き、今回はTo ―Be業務プロ セスを実現するための組織・システムの設計に ついて解説します。左記の?から?までです。
[ SOLE ] SOLE報告 2003年11月号
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジスティク ス技術、マネジメントに関する意見交換を行い、会員相互の啓発に努 めている。9月のフォーラムは8月中旬に米国で開催されたロジス ティクスシンポジウム「SOLE2003」の報告会だった。この会合の模 様には前回も触れたが、今回は同シンポジウムで多くの講師が強調 していた“ロジスティクス教育”に関する話題を中心に報告する。
[ CLIP ] 百円チルド輸送の「COW便」をFC展開ケーシーエス 2003年11月号
関西圏で一ケース一〇〇円のチルド配送サービ ス「COW便」を展開するケーシーエスが全国展 開に乗り出した。同社は七月、業務用食材をイン ターネットで販売するビービーネットとの共同出 資で新会社、COW便を設立。フランチャイズ (FC)加盟店の募集を開始した。
[ CLIP ] 物流の起源から循環型ロジスティクスまで読者に物流事業者を想定した最新の入門書 2003年11月号
物流専門誌の編集をしていて悩まさ れるのは、物流という概念の守備範囲 の広さだ。周知の通り、物流はたいて いのビジネスに関係がある。しかも、 荷物を出す側と、受け取る側、さらに 運ぶ事業者といった具合に、係わる立 場が異なれば、物流という言葉の意味 するものも違ってくる。このため特定 の情報を読者に伝える場合でも、どう いった読者に語りかけたいのかによっ て書き方を変える必要がある。
[ ケース ] 相鉄ローゼン&菱食―― 一括物流 2003年11月号
昨年11月、加工食品と日雑品を一緒に処理 する一括物流センターを新たに稼働させた。 三種類の自動倉庫を駆使して店別・陳列レイ アウト順納品を実施。ノー検品や陳列業務の 簡素化など店舗側の物流作業負担を大幅に軽 減することに成功している。複雑な現場のオ ペレーションも既に軌道に乗ったという。
[ ケース ] 高島屋―― 調達物流 2003年11月号
調達物流の合理化を目指して、高島屋が 「指定納品代行制」の導入を進めている。自社 センターへの納品をやめ、同社の指定する納 品代行業者を経由して売り場に直接、商品を 納めるように変える。発注の翌日には商品が 入荷するため販売機会ロスを防止でき、コス ト削減も可能になる。今年3月に関東地区で 導入し、来年1月からは関西地区でも新体制 をスタートする。
[ ケース ] フジサンケイリビングサービス―― アウトソーシング 2003年11月号
1年間に約450万個の宅配荷物と、数百万冊 のカタログ配布を手掛ける大手通販業者。競 合他社の多くが自前の物流センターを構築し てきたのに対し、センター業務まで含めた物 流実務をアウトソーシングしている。柔軟な 管理体制を活かし、最近では大手宅配業者の 競争意識を巧みに引き出しながら物流の高度 化を進めている。
[ データ ] 国土交通省 月例経済報告 2003年11月号
概要はありません
[ メディア批評 ] 権力者にひたすら弱い日本のマスコミ被害者の声に耳を傾けて体質を改めよ 2003年11月号
私は新聞記者の必読書は河野義行著『「疑惑」 は晴れようとも』(文春文庫)だと思っている。 河野は警察と新聞(テレビを含むマスコミ) によって松本サリン事件の真犯人とされ、極 限状態にまで追いつめられた人である。 権力を持つ者には弱く、持たない者には強 くなる両者の体質をこれほどあからさまにし た事件もなかった。
[ やらまいか ] 「温泉付合同勉強会で喝!」〜前編〜 2003年11月号
全国の物流センター長たちは「日替わり班長制度と収支日 計表は末端の社員まできちんと浸透しています」と報告する。 ウソつくな! 現場で働くお前らの部下は先月の勉強会で 「そんなの知りません」って話していたぞ。大企業になる前 に大企業病に罹りつつあるな。非常に危険な状態だ。オレが 気合いを入れてやる。
[ CLM報告 ] 英語力“ゼロ”で挑んだ米CLM年次総会取材日記 2003年11月号
世界最大のロジスティクス研究団体、米C LM(Council of Logistics Management ) が四〇周年を迎えた。シカゴで開かれた今年 の年次総会には例年どおり世界各国から多数 の物流マンが詰め掛けた。国際会議の出席は もちろん初めて。英語力?ゼロ〞を自認する 本誌記者が、そこに紛れ込んだ。
[ 現場改善 ] 中堅運送会社A社の不器用な経営改革 2003年11月号
最大の荷主が契約の見直しに着手した。同社向けの売り上げの半分を失った。 壊滅的な打撃だ。経営を立て直す人材もノウハウも社内には存在しない。そんな 中堅運送会社A社から改革の依頼が舞い込んだ。二代目の副社長をリーダーと する不器用な改革が始まった。
[ 統計資料 ] 物流システム機器 生産出荷統計 2003年11月号
統計の目的 本統計は、社団法人日本ロジスティクスシ ステム協会内に組織化されている「物流システム機器懇談会」が一九八五年度から、物流 機器の生産出荷状況を定量的かつ継続的に把 握することを目的に実施したものである。
[ 道場 ] 卸売業編・第7回 2003年11月号
大先生の事務所で宴会が始まった 突然の入院からの復帰に話が弾む 銀座の大先生の事務所。お歳暮などでもらった お酒が溜まっていて、置き場に困っています。何と かしてください――。冗談めかした女史の言葉に、 大先生がすぐに反応した。
[ 判断学 ] 株価を動かすもの 2003年11月号
株価が反騰している。買い手は外国の機関投資家だ。これまで日本の法人は 企業間結合のために株式を所有してきた。しかし、機関投資家の目的は単なる 資産運用だ。その根本的な性格の違いを認識しないと、大きな過ちを犯すこと になる。
[ 特集 ] 流通問題の解答 新しい中間流通が市場を生み出す 2003年11月号
既にチェーンストアの中間流通モデルは決着した。今後、 焦点となるのは組織化されていない一般小売店向けの中間流 通だ。日本市場では小規模小売店が今後もメーンの販売チャ ネルとして存続する。これまでになかったタイプの中間流通 業者が登場し、そこに新しいマーケットを創造する。
[ 特集 ] 流通問題の解答 難航する卸主導のメーカー物流改革 2003年11月号
国分と菱食の二大食品卸がぶちあげたメーカー共同物流事 業の雲行きが怪しい。今年4月、関東地区に大規模な共同物 流センターを開設したものの、参加メーカーが思うように集 まっていない。しかし、プロジェクトがとん挫したとしても、 二大卸にダメージは少ない。二大卸が名を捨てて実を取ると いう結果になりそうだ。
[ 特集 ] 流通問題の解答 家電業界に見る販社再編のスキーム 2003年11月号
松下電器産業をはじめとする家電メーカーは、戦後の高度 成長期に極めて日本的な多段階の中間流通を構築した。だが 90年代に入ると、需給の変化と家電量販チェーンの台頭がメ ーカー系列のサプライチェーンを直撃。各社は販社と物流子 会社の位置づけを見直さざるを得なくなっている。
[ 特集 ] 流通問題の解答 「地域卸消滅後の市場で生き残る」 2003年11月号
北海道の地域酒類卸からコンビニチェーンに転身。道内全 土を網羅する強力なサプライチェーンを自力で構築した。PB 商品の開発にも積極的に取り組んでいる。現在、道内コンビ ニ最大手。ローカル市場を深耕することで、全国チェーンと NBメーカーを相手に互角以上の戦いを演じている。
[ 特集 ] 流通問題の解答 ITでチェーン本部機能を強化する 2003年11月号
日本では発注権限を店舗に持たせている小売業者が多い。一 方、欧米の有力小売り業者の大半は、すでに店頭の実需に基 づく自動発注を導入している。日本市場で自動発注を実現す るための新しいツール「CPM(カテゴリー・プロフィット・ マネジメント)」を構築した
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