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2011年8月号 |
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特集
物流不動産
押し寄せる投資マネーで市場再燃
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【第1部】 ファンドバブルは復活するか
世界的な金余りでだぶついたマネーが日本の物流不動産市場に再び流入し始めた。海外の主要プレーヤーはそれぞれ千億円規模の資金を確保し、開発を再開させる。国内からは不動産大手が本格参入。金融機関も積極投資を煽り立てる。バブルは再燃するのか。
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【第2部】 第2ステージの10年を展望する
日本ロジスティクスフィールド総合研究所 辻俊昭 代表
日本の物流不動産マーケットは第2ステージに突入した。このビジネスは「物流×不動産×金融」という要素から構成される。第1ステージは、このうち「金融」が市場を創り、また「金融」によって混乱した10年だった。これに対して次の10年は「物流」と「金融」がどこまで融解し合えるかが成長の鍵となる。
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【第3部】 主要プレーヤーはこう動く
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GLプロパティーズ
──満を持して開発事業をスタート
三木真人 社長
2009年3月にプロロジスの資産を引き継ぐかたちで誕生した。その資産規模は日本および中国において首位の座にある。これまで日本ではプロロジスとの契約により新規開発に着手できなかったが、その期限は今年2月に満了した。来年初頭には開発第1号案件に着手する。
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プロロジス
──AMBとの合併で資産規模が2倍に
山田御酒 社長
最大のライバルだったAMBとの合併で日本での資産規模は約2倍に膨れあがった。国内首位のGLプロパティーズの背中もはっきり見えている。金融危機後は資産の大量売却や新規開発案件の凍結を余儀なくされたが、守りのフェーズは既に終わった。市場先駆者によるマーケットの再開拓が始まる。
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ラサール インベストメント マネージメント
──今後1年半で最大1500億円を投資
中嶋康雄 代表取締役兼CEO
潤沢な資金調達力をバックに、金融危機後の市況低迷時にも積極的な物件取得を進めてきた。今秋には首都圏で100億円超の新規開発案件にも着手する。日本の物流不動産マーケットを事業機会の宝庫と見て、今後1年半で1000億円〜1500億円の投資を予定している。
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メープルツリー・インベストメンツ
──約700億円の物流資産を2.5倍に
メープルツリー・インベストメンツ・ジャパン テレンス・ヘン 社長
シンガポール政府系の総合不動産会社。昨年から今年にかけ、日本で既存施設7物件を取得。昨年1月には伊藤忠商事と合弁で物流施設の新規開発事業も開始した。日本の物流施設の運営資産規模は現在約700億円だが、これを数年内に2.5倍程度まで拡大する考えだ。
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産業ファンド投資法人
──運用資産規模を倍の2000億円に
三菱商事UBSリアルティ 久我卓也 社長
今年3月、Jリート上場以来初となる一般公募増資を実施し、5物件100億円規模の物流施設を取得した。金融危機以降、財務面の立て直しに追われていたが、今後は再成長に軸足を移す。当面は現在の規模の倍にあたる運用資産2000億円を目指すという。
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大和ハウス工業
──先行投資で用地を確保しBTSをスピード開発
オリックス不動産
──低迷期にマルチテナント型の開発を断行
伊藤忠商事
──メープルツリーを出口に開発に集中
ダイヤモンド・リアルティ
──外部ファンドにメザニンローンを提供
野村不動産インベストメント
──多彩なメニューを投資家に提供
レッドウッド・グループ
──新規開発中心に3年で1200億円
日本レップ
──グッドマン・ジャパンとして再出発
RICマネジメント
──リーシング武器に中規模案件を狙う
SGリアルティ
──アセット型物流会社としてCRE展開
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【第4部】 主要プレーヤーの活動状況一覧
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KeyPerson
「圧倒的なプラットフォームを構築した」
米プロロジス ウォルターC.ラコウィッチ 共同CEO
物流不動産世界最大手のプロロジスと二位のAMBプロパティコーポレーションが今年六月に経営統合を果たした。財務面が強化された新生プロロジスは、金融危機以降ストップしていた新規投資を本格的に再開する。日本でも今年から六〇〇億円規模の投資をスタートさせる模様で、新たなファンドの組成も視野に入れている。
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カスミ〈現場改善〉
経営陣から協力物流会社まで“全員参加”
トヨタ式の改善が独自手法として定着
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ティーエルロジコム〈館内物流〉
複合施設内の物流を一括して管理
ICTを活用し独自スキームで展開
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米ドクターペッパー・スナップル〈欧米SCM会議6〉
ばらばらだったシステムをSAPで統合
可視性を高めサプライチェーンを効率化
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米ISM年次大会報告
──SCMのリスク管理を中心に
日本サプライマネジメント協会 上原修 理事長
購買・調達業務に従事する実務家や研究者が所属するSCMの研究機関、米サプライマネジメント協会(ISM)の年次大会が五月に米フロリダ州オーランドで開催された。ISMの日本支部代表として同大会に参加した上原修日本ISM理事長が現地の様子をレポートする。
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物流企業の値段《特別編》
2011年3月期通期
物流企業決算ランキング
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海外トレンド報告【News】
《欧米編》DHLが中国国内のエクスプレスから撤退か
《中国編》1〜5月の中国宅配便市場は26%増の274億元
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第112回》 〜メーカー物流編
第23回〜
「つまり現場が言うことを聞かない。いや、
もう少し賢いか‥‥言うことは聞くけど、
行動には移さないってことですか?」
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奥村宏の判断学《第111回》
地に落ちた東大教授の権威
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佐高信のメディア批評
原発推進の経産省に安全チェックは不可能
発足当初から腐っていた原子力安全・保安院
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事例で学ぶ現場改善《第103回》
中堅卸E社の新センター開発プロジェクト
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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物流指標を読む《第32回》 日通総合研究所 佐藤信洋
自動車産業のけん引で荷動き指数は改善へ
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物流行政を斬る《第5回》
根拠無き日本の航空行政
羽田・成田は統合し、
ハブ機能の回復を図るべき
産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚
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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
WBSで業務の実態を系統的に把握
変化に強い仕事のしくみを作る
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
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CLIP BOARD
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●日本冷蔵倉庫協会の新会長にニチレイロジの村井社長 食品の安定供給で「肝となる冷蔵倉庫」の役割を強調
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主要記事索引 |
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編集後記 |
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広告索引 |