|
|
|
2010年4月号 |
|
|
|
|
|
|
|
|
特集
トラック運賃
2010
|
12 |
|
【第1部】速報!
トラック実勢運賃
特別積合(路線便)──使用タリフが二極化
時間制貸切──15トン車だけ値上がり傾向
距離制貸切──長距離・片荷輸送は割高に
地域別相場──名古屋プレミアムは消失
解説 民主党マニフェストの影響は?
解説 トラック運賃の仕組み
リーマンショックの前後でトラック運送の実勢運賃はどう動いたのか。貸切運賃や路線便の足元の相場は、具体的にいくらなのか。匿名を条件に国内184社が教えてくれた取引データを元にして、運賃交渉の目安となる現在の基準を導き出した。併せて過去4半世紀にわたる実勢運賃の推移も整理した。
|
18
|
|
【第2部】民主党は運送業の敵か味方
脱トラックを目指す交通基本法の成立を進める一方で、新たに議員連盟を設立してトラック運送業界の取り込みを図る民主党。果たしてトラック運送業界の敵なのか、味方なのか。現状の政策が矛盾に満ちているだけに、政局次第でどちらにも転ぶ可能性がある。
interview 奥村展三 民主党トラック議員連盟会長
「運送業界と幹事長室とのパイプ役果たす」
|
20
|
|
【第3部】運送会社の倒産は再び増加する
運送会社の倒産は昨年後半から沈静化に向かっている。緊急支援制度やモラトリアム法案といった政府支援策が一定の効果を発揮している。しかし、この状況は長くは続かない。“薬”が効いているうちに景気が回復しなければ、倒産件数は今年後半から再び増勢に向かうだろう。
|
22 |
|
【第4部】“荷主ミックス”で利益を生み出す
中根治 ロジスティクス・サポート&パートナーズ専務
今後景気が回復しても国内物流市場が元の規模に戻ることはないだろう。とりわけ地方は苦しくなる。生き残るためには、競争のないニッチ市場を開拓する、あるいは荷主から見えないところで利益を生み出す仕組みを構築しなければならない。物流業も頭で儲ける時代になっている。
|
24 |
|
【第5部】求車求貨事業者に相場観を聞く
WebKIT─日本貨物運送協同組合連合会
実運送から利用運送へのシフトが顕著に
トラボックスネット─トラボックス
荷主からの価格提示が下がっている
Neo ACTION─富士ロジテック
倒産増加による車両不足を懸念
物流情報サービス事業─トランコム
09年に入って平均単価が4%下落
ローカルネット─日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会
取扱高が14ヵ月連続で前年割れ
|
30 |
|
【第6部】物流指標を読む《第16回》
全ト協「経営分析報告書」を読む
日通総合研究所 佐藤信洋
08年度のトラック事業者の経営状態が著しく傷んでいたことが、全ト協発表の「経営分析報告書」によって明らかになった。金融恐慌に端を発する景気低迷を受け、営業収益は前年度を大きく下回った。中堅以上の事業者は人件費や下請け支出を切りつめて急場を凌いだが、中小・零細にその余地はない。リーマンショックの影響が直撃した格好だ。
|
|
32 |
|
【資料】旧運輸省「平成11年タリフ」
時間制貸切/距離制貸切/積合せ
|
|
|
|
|
|
4 |
|
「世界で通用するSCMのプロを育てる」
圓川隆夫 東京工業大学 教授
日本の現場力には国際的な優位性がある。しかし、サプライチェーンのトータルなパフォーマンスやその成果としての収益性は劣っている。SCMが戦略として機能せず、現場任せになっている。現状を打破するには科学的な経営技術を駆使して改革をリードし、経営層を巻き込むことのできるSCMのプロフェッショナルが必要だ。
|
|
|
|
|
|
40 |
|
メディセオ〈商物分離〉
各商圏の中心に新型物流センターを設置
域内6000件の顧客に1日4回定時配送
|
|
46 |
|
エーザイ〈RFID〉
外箱にICタグ添付し検品・追跡を効率化
医療ミス防止に向け個品単位の実装目指す
|
|
50 |
|
ハブ・グループ〈世界同時不況〉
インターモーダル市場でシェア2位
米鉄道貨物輸送の拡大と共に成長
|
|
54 |
|
物流企業の値段《第57回》
一柳 創 大和証券キャピタル・マーケッツ 金融証券研究所
企業調査第一部 シニアアナリスト
キユーソー流通システム
苦戦の要因は共同物流網のインフラ費用
ネットワークを再構築し需要変動に対応を
|
|
|
|
|
|
60 |
|
短期集中連載 2009年《第14回》3PL年次調査
〈第4回〉サプライチェーンの進化の行方
米キャップジェミニ・コンサルティング
|
|
56 |
|
海外トレンド報告【News】
《欧米編》YRCが債務の株式化に成功、破綻回避へ
《中国編》宅配便市場の09年成長率は17.3%
|
|
68 |
|
湯浅和夫の物流コンサル道場
《第96回》 〜メーカー物流編 第7回〜
「当然、反発はある。その反発とやりあう。そのやり合いの中から本当に意味のあるルールが浮かび上がってくる」
|
|
72 |
|
奥村宏の判断学《第95回》
トヨタが“第二のGM”になる日
|
|
74 |
|
佐高信のメディア批評
定見のない人間をジャーナリストと呼べるか
相手次第で主張がコロコロ変わる田原総一朗
|
|
75 |
|
事例で学ぶ現場改善《第87回》
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
食品物流会社社長のささやかな望み
|
|
78 |
|
イー・ロジットクラブ通信 《第2回》
トラスコ中山 プラネット神戸
自社物流で機械工具の流通を最適化
|
|
80 |
|
The International
Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告 2010年度RAMS研究会
事業価値向上に向け4テーマを決定
|
|
|
|
|
|
|
|
DATA BANK
|
|
|
|
●国土交通省 月例経済報告
|
|
|
|
|
|
|
|
CLIP BOAD |
|
39 |
|
●SGホールディングス/IT運用コストの削減で投資資源を創出 |
|
67 |
|
●タイ国際航空/フーデックスジャパン2010にブースを出展 |
|
86 |
|
主要記事索引 |
|
90 |
|
編集後記 |
|
91 |
|
広告索引 |
[ 特集 ]
トラック運賃 2010
2010年4月号
速報! トラック実勢運賃
[ 特集 ]
第1部 速報!トラック実勢運賃
2010年4月号
リーマンショックの前後でトラック運送の実勢運賃はど
う動いたのか。貸切運賃や路線便の足元の相場は、具体的
にいくらなのか。匿名を条件に国内184 社が教えてくれた
取引データを元にして、運賃交渉の目安となる現在の基準
を導き出した。併せて過去4 半世紀にわたる実勢運賃の推
移も整理した。
[ 特集 ]
第2部 民主党は運送業の敵か味方か
2010年4月号
脱トラックを目指す交通基本法の成立を進める一方
で、新たに議員連盟を設立してトラック運送業界の取
り込みを図る民主党。果たしてトラック運送業界の敵
なのか、味方なのか。現状の政策が矛盾に満ちている
だけに、政局次第でどちらにも転ぶ可能性がある。
[ 特集 ]
第3部 運送会社の倒産は再び増加する
2010年4月号
運送会社の倒産は昨年後半から沈静化に向かってい
る。緊急支援制度やモラトリアム法案といった政府支
援策が一定の効果を発揮している。しかし、この状況
は長くは続かない。“ 薬” が効いているうちに景気が
回復しなければ、倒産件数は今年後半から再び増勢に
向かうだろう。
[ 特集 ]
第4部 “荷主ミックス”で利益を生み出す
2010年4月号
中根治 ロジスティクス・サポート&パートナーズ専務
今後景気が回復しても国内物流市場が元の規模に
戻ることはないだろう。とりわけ地方は苦しくなる。
生き残るためには、競争のないニッチ市場を開拓する、
あるいは荷主から見えないところで利益を生み出す仕
組みを構築しなければならない。物流業も頭で儲け
る時代になっている。
[ 特集 ]
第5部 求車求貨事業者に相場観を聞く
2010年4月号
車両と荷物をマッチングする求車求貨システムもま
た今回の不況で大きな影響を受けている。毎日夥しい
数の運送取引を間近で見ている主要システムの運営担
当者に、リーマンショック以降の荷動きの状況と運賃
相場のトレンド、そして今後の見通しを尋ねた。
[ 特集 ]
第6部 全ト協「 経営分析報告書」を読む「経営分析報告書─平成20年度決算版─」全日本トラック協会
2010年4月号
日通総合研究所 佐藤信洋
08年度のトラック事業者の経営状態が著しく傷んでいた
ことが、全ト協発表の「経営分析報告書」によって明らか
になった。金融恐慌に端を発する景気低迷を受け、営業収
益は前年度を大きく下回った。中堅以上の事業者は人件費
や下請け支出を切りつめて急場を凌いだが、中小・零細に
その余地はない。リーマンショックの影響が直撃した格好だ。
[ 統計資料 ]
旧運輸省「平成11 年タリフ」平成11年3月26日、自貨第39号通達に基づき公示された運賃に係る範囲内の上限運賃率表
2010年4月号
時間制貸切/距離制貸切/積合せ
[ keyperson ]
「世界で通用するSCMのプロを育てる」圓川隆夫 東京工業大学 教授
2010年4月号
日本の現場力には国際的な優位性がある。しかし、サプライ
チェーンのトータルなパフォーマンスやその成果としての収益性
は劣っている。SCMが戦略として機能せず、現場任せになっ
ている。現状を打破するには科学的な経営技術を駆使して改革
をリードし、経営層を巻き込むことのできるSCMのプロフェッ
ショナルが必要だ。
[ ケース ]
メディセオ 商物分離
2010年4月号
各商圏の中心に新型物流センターを設置
域内6000件の顧客に1日4回定時配送
[ ケース ]
エーザイ RFID
2010年4月号
外箱にICタグ添付し検品・追跡を効率化
医療ミス防止に向け個品単位の実装目指す
[ ケース ]
ハブ・グループ 世界同時不況
2010年4月号
インターモーダル市場でシェア2位
米鉄道貨物輸送の拡大と共に成長
[ 値段 ]
第57回 キユーソー流通システム
2010年4月号
苦戦の要因は共同物流網のインフラ費用
ネットワークを再構築し需要変動に対応を
[ 米3PL研究 ]
第4回 サプライチェーンの進化の行方
2010年4月号
当連載の第1回は3PL市場の現状について、第2回は
景気変動の影響と対応策、第3回は3PLのITをテーマと
してきた。連載の最後を締めくくる今回は、サプライチ
ェーンがこれからどこに向かって進化していくのかを考
察し、さらに3PLと荷主の双方に対して提言を行う。
[ NEWS ]
欧米編
2010年4月号
豪州の大手物流企業トール・ホール
ディングスは、米国の独立系フォワー
ダー、サミット・ロジスティクス・イ
ンターナショナルを買収する。買収金
額は約八〇〇〇万豪ドル(六五億五
〇〇〇万円)となる。
[ NEWS ]
中国編
2010年4月号
上海長航国際海運(SCSCO)
は、自動車船、多目的船などを運航
する日本船社、イースタン・カーラ
イナー株式会社(ECL)との「協力
覚書」に調印したと発表した。
[ 道場 ]
第96回 「当然、反発はある。その反発とやりあう。そのやり合いの中から本当に意味のあるルールが浮かび上がってくる」
2010年4月号
在庫責任とは何か。誰がその責任
を負うべきなのか、責任を全うするた
めには、どのような仕組みが必要なの
か。素朴な疑問から出発した話し合い
が、いつしか在庫管理の本質へと向か
っていく。プロジェクトメンバーたちの
議論を大先生は静かに眺めていた。
[ 判断学 ]
第95回トヨタが “第二のGM” になる日
2010年4月号
今回の欠陥問題に対するアメリカ議会の追及を、マスコミは「トヨタたた
き」だとして同社を擁護している。しかし「疑似非同族会社」というトヨタ
の体質が変わらなければ、その先には“第二のGM” という運命が待ってい
るだろう。
[ メディア批評 ]
定見のない人間をジャーナリストと呼べるか相手次第で主張がコロコロ変わる田原総一朗
2010年4月号
『創』の四、五月合併号に、「『サンプロ』打ち
切りは僕にとっても大変なことだ」という田原
総一朗のインタビューが載っている。
テレビ朝日が日曜日に放送していた「サンデ
ープロジェクト」が打ち切りになることについて、
司会の田原が「視聴率も落ちていないのに何
故?」と不満をぶちまけているのだが、その中に、
突然、私の名前が出てきて驚いた。まず、その
部分を引く。
[ 現場改善 ]
第87回 食品物流会社社長のささやかな望み
2010年4月号
正月を家族みんなで迎えたい。食品物流会社社長のささやか
な願いであった。創業してからこれまで家族共々働きづめだっ
た。たまの休みも家族が交代でとるしかない。財務経理を一手
に引き受けてきた妻に、アシスタントを付けて少しは休ませて
やりたい。そのために新規荷主を獲得する必要があった。
[ 特別レポート ]
第2回 トラスコ中山 プラネット神戸自社物流で機械工具の流通を最適化
2010年4月号
在庫を積み増して品揃えを確保、物流オペレーション
も自社運営でサービス重視を徹底する──機械工具を
はじめとした工場副資材を卸売販売するトラスコ中山は、
コスト削減一辺倒の世間の風潮とは全く逆を行く物流戦
略をとっている。
[ SOLE ]
二〇一〇年度RAMS研究会事業価値向上に向け四テーマを決定
2010年4月号
SOLE日本支部の調査研究会、
RAMS研究会は二〇一〇年度の研
究テーマとして、A.ロジスティクス
基盤技術、B.保全革新・システム
改善(大規模システム)、C. プロダ
クト・プロセス変革(消費財・生産
財)、D.リファレンスモデル、を取
り上げる。ロジスティクス活動は事
業価値を向上するためには極めて重
要な働きをする科学的アプローチであ
る。「種々な事業の事業価値向上は、
その事業のプロダクトとプロセスの変
革が継続的にライフサイクル全般に
亘ってマネジメントされることにより
実現できる」との仮説を出発点とし、
グローバル化・IT化の進展の影響
についても考察する。
[ データ ]
国土交通省 月例経済報告
2010年4月号
11月の特別積合せトラックの輸送量は、前年同月比4.0%増加(14カ月ぶり)、一般トラックの
輸送量は、同1.7%減少(14カ月連続)、宅配貨物取扱個数は、同0.8%減少(8カ月連続)となった。
[ CLIP ]
SGホールディングスIT運用コストの削減で投資資源を創出
2010年4月号
SGホールディングスはグループのI
T機能・インフラを効率化し、ランニン
グコストを大幅に削減する方針を明ら
かにした。現在の年間ITランニング
コストは三〇〇億円程度だが、そのう
ちの四三億円を〇九年中に削減し、さ
らに一五年度には一一〇億円分の削減
を目指す。削減したコストは『戦略投
資余力』として、すべて既存の成長事
業や新サービスへの投資に回す方針だ。
[ CLIP ]
タイ国際航空フーデックスジャパン2010にブースを出展
2010年4月号
タイ国際航空は、三月二日から五
日にかけて幕張メッセ(千葉市)で
開催された食品・飲料専門展示会
「FOODEX JAPAN 201
0/第三五回国際食品・飲料展」に
ブースを出展した。同社がフーデッ
クスジャパンに出展するのは初めて。
貨物輸送の担当者が、日本発バンコ
ク向けやバンコク経由アジア・欧州
向けなどの輸送について来場者に説
明し、航空貨物輸送をアピールした。