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2010年5月号 |
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特集
「ペリカン便」消滅後
BtoC物流市場は次のステージへ
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12 |
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【第1部】物流大手の事業モデルはこう変わる
今年6月末をもって日本通運の「ペリカン便」が消滅する。これを機に日通は国際物流に大きく軸足を移す。ヤマト運輸も「宅急便」のアジア展開を本格的にスタートさせた。一方、SGホールディングスは国内に回帰して事業領域の拡大を目指す。宅配便市場の淘汰が終わり、物流大手の事業モデルが大きく変化し始めた。
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【第2部】BtoC物流に異業種参入ラッシュ
楽天/日本ヒューレット・パッカード/デジタルガレージ
eコマースの普及に伴いBtoC物流市場が急拡大している。新たな需要に引き寄せられて、従来はバーチャルなネット空間を舞台としていたIT系企業がリアルな物流市場に相次いで参入している。既存の物流専業者や通販会社は、異業種からの参入にどう向き合うのか判断を迫られている。
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【第3部】「デジタル化が宅急便を革新する」
ヤマト運輸 木川 眞 社長
業績は着実に回復に向かっている。この2年で実施したコスト構造改革の成果が今後はより鮮明に数字に表れてくる。シェアの拡大にも拍車がかかる。さらに今年2月に開始した「受取指定」で情報のデジタル化を本格化させる。それが「宅急便」という商品を次のステージへと導くことになる。
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20 |
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【第4部】「当社は物流市場の枠を超える」
SGホールディングス 近藤宣晃 経営戦略担当取締役
国内の宅配便市場は既に成熟し、国際インテグレーターのビジネスモデルは崩壊した。今後は宅配便の巨大なインフラをプラットフォームとして、物流の枠を超えた各種のサービス事業を展開し、グループとしての成長を図る。非物流事業を自立させることで物流事業との相乗効果を発揮させる。
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【第5部】
サービス力が通販業最大の競争条件に
現在の通販ビジネスで最も重要なのは、商品力でも宣伝広告力でも顧客管理力でもない。物流を含むサービス力だ。顧客にあらゆる選択肢を与え、顧客のあらゆる不満を取り除く。それができる企業だけがマーケットを勝ち抜いていく。サービスレベルの設定からロジスティクスを組み立てる必要がある。
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【第6部】大手通販会社ケーススタディ |
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■ジャパネットたかた
──在庫保有を肯定し現場運営も自前で
昨年10月、愛知県に大型物流センターを開設した。在庫の保有を肯定的に捉えることで、欠品を防ぐと同時に納品リードタイムを短縮し、売り上げ機会の損失を防いでいる。物流現場も自前で運営し、アウトソーシングでは達成できないレベルの生産性向上を目指している。
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28 |
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■ディノス
──宅配5社がセンター内で日々コンペ
ディノスの大型物流センターでは宅配会社5社が横並びで軒を連ね、各社の毎日の取扱個数はオープンにされている。その動きを見て各社は自ら提示価格を調整する。この仕組みでディノスの配送コストは大きく下がった。現在は過度な値下げ競争を抑制し、品質とのバランスを重視した管理に移行している。
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■ファンケル
──ペリカン便の納品方法をカスタマイズ
17時30分までの注文分の当日出荷を実施している。関東圏なら翌日午前中に納品できる。配送には宅配便を使いながらも「置き場所指定お届け」という独自のサービスメニューを用意。返品・交換も送料無料で無期限に受け付ける。物流サービスを通販ビジネスの差異化の手段と位置付け、ノウハウの蓄積を図っている。
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■大塚商会
──“商物一体”並みのサービスを通販で
オフィス用品通販の「たのめーる」はアスクルに次ぐ業界2位。大都市圏では、たのめーる専用便を組織して専属ドライバーによる当日配送を実施している。それ以外の地域でも翌日には届ける。コストよりも手厚い付加価値サービスを重視し、不況下にも売り上げを伸ばしている。
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■ベネッセコーポレーション
──日通をパートナーに通販拠点を集約
アパレル、幼児用文具、生活雑貨などの幼児・女性向け通販事業を強化している。2008年5月には分散していた通販用倉庫を集約し、神奈川県に新センターを設置してセンター運営と配送を日本通運に一括委託した。
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36 |
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■フェリシモ
──リードタイムより環境・品質を重視
トラック輸送から鉄道などへのモーダルシフトを進め、物流コスト削減と環境負荷低減を両立させている。モーダルシフトは物流センターから半径500キロメートル以上の地域を対象としている。リードタイムは約1日伸びたが、毎月定期的に商品を届ける頒布会形式という業態がそのデメリットを無効にしている。
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38 |
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■パルシステム
──物流パートナーに中小・中堅を選ぶわけ
中堅以下の物流会社にパートナーを限定している。大手と呼ばれる物流会社にはコンペの声がけさえしない。荷主と協力物流会社が一体となって改善活動に臨まなければ配送品質は向上しない。それには硬直的な大手より、融通の利く中小・中堅どころの方が適しているという判断だ。
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4 |
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「楽天モデルのBtoC物流でアマゾンに挑む」
楽天 武田和徳 COO(最高執行責任者)
楽天の物流事業が新たなフェーズに入った。トヨタ出身のCOOが陣頭指揮をとり、ライバルのアマゾンとは全く異なるモデルで全国規模の物流ネットワークを整備する。
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沖データ〈SCM〉
収益悪化を機にプロセス改革を本格化
組織改革とKPI整備で棚卸資産を半減
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44 |
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住化ロジスティクス〈組織改革〉
物流子会社統合を機に拠点整備を加速
外販に対応した新情報システムも稼働
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パナルピナ〈世界同時不況〉
不況突入後マーケットシェアまで低下
コンプライアンス問題も業績の足枷に
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物流企業の値段《第58回》
土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部 シニアアナリスト
日本郵船
物流事業を再編しグローバル3PLに注力
課題は日航との貨物統合断念後のNCA
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58 |
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【翻訳】世界経済フォーラム
2010
物流業の炭素排出量報告ガイドライン
Consignment-Level
Carbon Reporting Guidelines
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海外トレンド報告【News】
《欧米編》仏ジオディスが国内外で買収攻勢強める
《中国編》中国の09年社会物流総額は96兆6500億元
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第97回》 〜メーカー物流編 第8回〜
「何でそんなことが罷り通るんでしょうか? やっぱり常識的にはおかしいと思うんですが・・・」
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奥村宏の判断学《第96回》
実に奇妙な政治資金問題
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佐高信のメディア批評
既得権を侵される側のメディアによる糾弾か
独裁者と書きたてる浅薄な小沢一郎論の氾濫
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物流指標を読む《第17回》
日通総合研究所 佐藤信洋
意外に少ないトラック事業者の交通事故
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事例で学ぶ現場改善《第88回》
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
ブチ猫と共に業務請負会社の提案営業
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イー・ロジットクラブ通信 《第3回》
ミズ・バラエティー
100万個の出荷を3年間ミスゼロで
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The International
Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]報告 設備管理情報システム「EAM」
生産設備のライフサイクルを最適化
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DATA BANK
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●国土交通省 平成20年度 倉庫事業経営指標 普通倉庫
●国土交通省 平成20年度 倉庫事業経営指標 冷蔵倉庫
●国土交通省 月例経済報告
●求荷求車情報ネットワーク『WebKIT』平成21年度稼働状況報告
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CLIP BOAD |
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●「サムスン、LGはなぜ強いか?」/日本サプライマネジメント協会が年次大会 |
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67 |
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●プロロジスがグローバルで開発を再開/成長の見込めるアジア、欧州マーケットに注力 |
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73 |
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●上海スーパーエクスプレスが鉄道利用運送許可/日中間“シー&レール”輸送の提案を強化
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主要記事索引
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編集後記
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広告索引 |
[ 特集 ]
「ペリカン便」消滅後
2010年5月号
物流大手の事業モデルはこう変わる
[ 特集 ]
第1部 物流大手の事業モデルはこう変わる
2010年5月号
今年6月末をもって日本通運の「ペリカン便」が消滅する。
これを機に日通は国際物流に大きく軸足を移す。ヤマト運
輸も「宅急便」のアジア展開を本格的にスタートさせた。一
方、SGホールディングスは国内に回帰して事業領域の拡大
を目指す。宅配便市場の淘汰が終わり、物流大手の事業モ
デルが大きく変化し始めた。
[ 特集 ]
第2部 BtoC 物流に異業種参入ラッシュ
2010年5月号
eコマースの普及に伴いBtoC物流市場が急拡大して
いる。新たな需要に引き寄せられて、従来はバーチャ
ルなネット空間を舞台としていたIT系企業がリアルな
物流市場に相次いで参入している。既存の物流専業者
や通販会社は、異業種からの参入にどう向き合うのか
判断を迫られている。
[ 特集 ]
第3部 「デジタル化が宅急便を革新する」
2010年5月号
ヤマト運輸 木川眞 社長
業績は着実に回復に向かっている。この2年で実施し
たコスト構造改革の成果が今後はより鮮明に数字に表れ
てくる。シェアの拡大にも拍車がかかる。さらに今年2
月に開始した「受取指定」で情報のデジタル化を本格化
させる。それが「宅急便」という商品を次のステージへ
と導くことになる。
[ 特集 ]
第4部 「当社は物流市場の枠を超える」
2010年5月号
SGホールディングス 近藤宣晃 経営戦略担当取締役
国内の宅配便市場は既に成熟し、国際インテグレーターの
ビジネスモデルは崩壊した。今後は宅配便の巨大なインフラ
をプラットフォームとして、物流の枠を超えた各種のサービ
ス事業を展開し、グループとしての成長を図る。非物流事業
を自立させることで物流事業との相乗効果を発揮させる。
[ 特集 ]
第5部 サービス力が通販業最大の競争条件に
2010年5月号
現在の通販ビジネスで最も重要なのは、商品力でも宣
伝広告力でも顧客管理力でもない。物流を含むサービス
力だ。顧客にあらゆる選択肢を与え、顧客のあらゆる不
満を取り除く。それができる企業だけがマーケットを勝ち
抜いていく。サービスレベルの設定からロジスティクスを
組み立てる必要がある。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディジャパネットたかた──在庫保有を肯定し現場運営も自前で
2010年5月号
昨年10月、愛知県に大型物流センターを開設した。
在庫の保有を肯定的に捉えることで、欠品を防ぐと
同時に納品リードタイムを短縮し、売り上げ機会の損
失を防いでいる。物流現場も自前で運営し、アウト
ソーシングでは達成できないレベルの生産性向上を目
指している。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディディノス──宅配5社がセンター内で日々コンペ
2010年5月号
ディノスの大型物流センターでは宅配会社5社が横並び
で軒を連ね、各社の毎日の取扱個数はオープンにされてい
る。その動きを見て各社は自ら提示価格を調整する。この
仕組みでディノスの配送コストは大きく下がった。現在は過
度な値下げ競争を抑制し、品質とのバランスを重視した管
理に移行している。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディファンケル──ペリカン便の納品方法をカスタマイズ
2010年5月号
17時30分までの注文分の当日出荷を実施している。関東
圏なら翌日午前中に納品できる。配送には宅配便を使いなが
らも「置き場所指定お届け」という独自のサービスメニュー
を用意。返品・交換も送料無料で無期限に受け付ける。物流サー
ビスを通販ビジネスの差異化の手段と位置付け、ノウハウの
蓄積を図っている。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディ大塚商会──“商物一体”並みのサービスを通販で
2010年5月号
オフィス用品通販の「たのめーる」はアスクルに次
ぐ業界2位。大都市圏では、たのめーる専用便を組織
して専属ドライバーによる当日配送を実施している。
それ以外の地域でも翌日には届ける。コストよりも手
厚い付加価値サービスを重視し、不況下にも売り上げ
を伸ばしている。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディベネッセコーポレーション──日通をパートナーに通販拠点を集約
2010年5月号
アパレル、幼児用文具、生活雑貨などの幼児・女
性向け通販事業を強化している。2008年5月には分
散していた通販用倉庫を集約し、神奈川県に新セン
ターを設置してセンター運営と配送を日本通運に一
括委託した。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディフェリシモ──リードタイムより環境・品質を重視
2010年5月号
トラック輸送から鉄道などへのモーダルシフトを進め、物
流コスト削減と環境負荷低減を両立させている。モーダル
シフトは物流センターから半径500キロメートル以上の地域
を対象としている。リードタイムは約1日伸びたが、毎月定
期的に商品を届ける頒布会形式という業態がそのデメリッ
トを無効にしている。
[ 特集 ]
第6部 大手通販会社ケーススタディパルシステム──物流パートナーに中小・中堅を選ぶわけ
2010年5月号
中堅以下の物流会社にパートナーを限定している。
大手と呼ばれる物流会社にはコンペの声がけさえしな
い。荷主と協力物流会社が一体となって改善活動に臨
まなければ配送品質は向上しない。それには硬直的な
大手より、融通の利く中小・中堅どころの方が適して
いるという判断だ。
[ keyperson ]
「楽天モデルのB to C物流でアマゾンに挑む」楽天 武田和徳 COO(最高執行責任者)
2010年5月号
楽天の物流事業が新たなフェーズに入った。トヨタ自動車出
身のCOOが陣頭指揮をとり、ライバルのアマゾンとは全く異な
るモデルで全国規模の物流ネットワークを整備する。B to C物流
の革新によってネット通販事業の成長を促進すると同時に、新
たな物流需要の創造も狙っている。
[ ケース ]
沖データ SCM
2010年5月号
収益悪化を機にプロセス改革を本格化
組織改革とKPI整備で棚卸資産を半減
[ ケース ]
住化ロジスティクス 組織改革
2010年5月号
物流子会社統合を機に拠点整備を加速
外販に対応した新情報システムも稼働
[ ケース ]
パナルピナ 世界同時不況
2010年5月号
不況突入後マーケットシェアまで低下
コンプライアンス問題も業績の足枷に
[ 値段 ]
第58回 日本郵船
2010年5月号
物流事業を再編しグローバル3PLに注力
課題は日航との貨物統合断念後のNCA
[ 特別企画 ]
世界経済フォーラム 2010物流業の炭素排出量報告ガイドライン
2010年5月号
世界経済フォーラム(通称ダボス会議で知られるジュネー
ブに本部を置く非営利財団)の物流・運輸産業グループは、
アクセンチュアと共同で物流・運輸業における炭素排出量を
算定するための標準ガイドラインを発表した。アクセンチュ
アの許可を得てその全文を訳出する。
[ NEWS ]
欧米編
2010年5月号
英国の3PL企業TDGは、中東
欧での業務の拡大を狙い、ハンガリ
ーのRRSロジスティクスを買収し
た。
[ NEWS ]
中国編
2010年5月号
中国の二〇〇九年の社会物流総額
は、前年比七・四%増の九六兆六
五〇〇億元となった。そのうち工業
品物流額は九・四%増の八七兆四一
〇〇億元で、総額に占めるシェアは
九〇・四%。輸入物流額は十二・
八%減の六兆八六〇〇億元・シェア
七・一%だった。
[ 道場 ]
第97回 メーカー物流編 ♦ 第8回「何でそんなことが罷り通るんでしょうか?やっぱり常識的にはおかしいと思うんですが・・・」
2010年5月号
売り上げから製造原価を引いたもの
が粗利だ。粗利を増やすには、方法は
二つ。売り上げを伸ばす。製造原価を
下げる。そのために営業部門は一つで
も多くの商品を販売することに精力を
傾け、生産部門は日夜コストダウンに
励んでいる。ところが、利益は残らない。
何かがおかしい。
[ 判断学 ]
第96回 実に奇妙な政治資金問題
2010年5月号
会社が政治献金をする目的は「政治をカネで買う」ためであり、民主主義
の原理に反する。果たして鳩山首相は公約通りにこの問題を打破する勇気が
あるだろうか。
[ メディア批評 ]
既得権を侵される側のメディアによる糾弾か独裁者と書きたてる浅薄な小沢一郎論の氾濫
2010年5月号
『秋田魁新報』に「石川好の『眼』と『芽』」
というコラムが連載されている。それが今度『秋
田について考えた事』(無明舎出版)と題して
まとめられたが、もちろん、秋田についてだ
け考えているわけではない。
[ 物流指標を読む ]
第17回 意外に少ないトラック事業者の交通事故
2010年5月号
「平成21年中の交通事故の発生状況」
「平成21年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締り状況について」
警察庁交通局
●貨物車が第一当事者の事故が前年比で8.3%減少
●法的規制に加え、物量・走行距離の減少が要因
●需要回復が見込まれる今年は減少率鈍化の可能性も
[ 現場改善 ]
第88回 ブチ猫と共に業務請負会社の提案営業
2010年5月号
業務請負会社のB社に営業支援を依頼された。打ち合わせに
訪れた社長宅で、白と黒のブチ猫?サチ?と出会った。社長と
筆者、そしてサチの三者でプロジェクトチームを組織して、同社
初の本格的な提案営業を開始した。
[ 特別レポート ]
イー・ロジットクラブ通信 第3回 ミズ・バラエティー一〇〇万個の出荷を三年間ミスゼロで
2010年5月号
販促キャンペーングッズの企画・制作を行うミズ・バラ
エティーは、年間一〇〇万個に上るピッキング作業を三年
間にわたりノーミスで運営している。バーコードが印字さ
れていない商品が大半であるため、作業は人手に頼るしか
ない。それでも作業方法の工夫によって高品質な物流サー
ビスを維持している。
[ SOLE ]
設備管理情報システム「EAM」生産設備のライフサイクルを最適化
2010年5月号
SOLE日本支部の三月のフォ
ーラムでは、設備管理情報システム
として注目が高まっているE AM
(Enterprise Asset Management :
企業資産管理)の現状と課題を紹介
した。EAMは設備関連情報や保全
作業情報を一元管理し、蓄積した
データを改善に活用するための企業
情報システムである。経営と現場を
つないで設備のライフサイクル最適
化に大きな役割を果たすものであり、
欧米を中心に普及が進んでいる。(S
OLE日本支部会員/プラントアル
ファ社長・菅伸介)
[ データ ]
国土交通省 平成20 年度 倉庫事業経営指標 普通倉庫
2010年5月号
? 調査概要
(1)調査対象 倉庫業の専業度が比較的高い事業者のうちから規模別に任意抽出した事業者
(2)カバー率 調査対象事業者142 社/調査対象所管面積725 万4000 ?
事業者全体4010 社/全体3920 万1000 ?
[ CLIP ]
「サムスン、LGはなぜ強いか?」日本サプライマネジメント協会が年次大会
2010年5月号
日本サプライマネジメント協会
(ISM)は六月四日、五日の二日
間にわたって第十二回年次総会を開
催する。これに合わせてアジア諸国
からもサプライマネジメント協会の
幹部たちが来日、「CPO( Chief
Procurement Officer:最高購買責
任者)の時代」を共通テーマとして
各種の講演を行う。
[ CLIP ]
上海スーパーエクスプレスが鉄道利用運送許可日中間?シー&レール?輸送の提案を強化
2010年5月号
博多〜上海間で高速RORO
(ロールオン・ロールオフ)船を運
航する上海スーパーエクスプレス
(SSE)は三月一七日、国土交
通省から第二種貨物利用運送事
業(鉄道、内航海運)の許可を取
得した。これまでRORO船と鉄
道輸送、内航海運を組み合わせた
日中間一貫輸送を行うにはフォワ
ーダーによる手配が必要だったが、
自社で一貫輸送を行うことが可能
になった。今後、特にRORO船
と鉄道輸送による?シー&レール?
輸送の提案活動を強化する。