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2013年11月号

    2013年11月号
     
   
   
特集クロネコヤマト独走

14

 

【第1部】BtoCを制覇してBtoBに領域拡大
 クロネコヤマトの独走が始まった。ライバルの佐川急便が採算重視に戦略を転換、シェア争いから一歩引いたことで、アマゾンをはじめとする通販会社の貨物が雪崩を打ってヤマト運輸に押し寄せている。事実上、BtoC市場を制覇した。それでも手綱は緩めない。駆け馬にムチを入れ、事業領域の拡大を急ぐ。

 

イー・ロジット 角井亮一 CEO

「それでも当日配送は広がっていく」


18

 

【第2部】ドライバーの働き方を変える
 宅急便のラストワンマイルが歴史的な転換期を迎えている。サービス開始以来の伝統だったフルタイムのセールスドライバー(SD)で前線を固める方式から、SDと複数のパートタイマーがチームを組む「チーム集配」への移行が進んでいる。品質は下げずにBtoCの急増に対応し、コスト効率を高める狙いだ。SDの働き方は大きく変わることになる。

 

ヤマト運輸労働組合 片山康夫 中央書記長

「進化に向け労使で走りながら考える」


22

 

【第3部】カゴ車ユニットロードが革新起こす

 多頻度小口化が進んでいるとはいえ、BtoB物流の輸送は依然として複数口がメーンだ。完全個建ての宅急便でカバーできる範囲は限られている。そこでヤマトは宅急便ネットワークで使用している「ロールボックスパレット」を単位とした新しい物流サービスを開発した。その心臓部となる仕掛けが「FRAPS」だ。


24  

【第4部】グループ横断営業チームを全国展開

 ヤマトグループの法人営業が変わる。宅急便の個数と単価の話に終始していた従来の商談を卒業し、グループの総合力を生かしたソリューション営業に本格的に移行する。ヤマトホールディングス(HD)に設置した「ソリューション・ラボ」がその指揮を執り、全国に組織した「JST」が実働部隊となる。

 

26  

【第5部】事例研究:バリュー・ネットワーキング

国 分

「ネット卸」で地方の個人商店を支える
 2010年に小規模事業者向けの会員制卸サイトを始めた。地方の個人商店の調達を支えることで、日常の買い物に困っている高齢者ら「買い物難民」の解消にも一役買おうと意気込む。そのインフラをヤマトグループが担っている。物流だけでなく決済でも掛け取引を可能にするなど利便性向上に貢献している。

 

28

 

東京エレクトロン

「FRAPS」を活用しリードタイム短縮
 生産サイクルタイムを短縮するために調達物流にメスを入れた。それまでのサプライヤー任せを改め、ヤマト運輸に業務を集約。さらにFRAPSを活用して、リードタイムを大幅に短縮するスキームを組んだ。約8割のサプライヤーがこれに賛同し、新たな仕組みが動き出した。


30  

ヤマトパッキングサービス

海外工場のグローバル調達を効率化
 海外工場の国際調達を効率化するソリューションを構築、鳥取の境港に拠点を構えて本格展開している。クラウド型情報システムによって発注から納品までの全工程を可視化し、グループのネットワークを活用して集配、決済も代行する。顧客はサプライヤーから必要な分だけ少量ずつ部品を調達することができる。

 

34  

【第6部】国際クール宅急便のマーケティング

 日本各地で収穫した生鮮品を海外の個人宅に翌日配送する「国際クール宅急便」がスタートした。これまで存在しなかった物流サービスによって新たな需要の創造を図る。海外インフラの構築は大事業になる。それでもアジアの成長を取り込んで、出遅れていた海外事業を一気に挽回する考えだ。


34  

【寄稿】“小倉イズム”は受け継がれたか

中田信哉 神奈川大学 名誉教授

 「宅急便」の成功は、消費者を顧客として設定したところにあった。小倉昌男氏の時代には通販会社の規模はまだ小さく、不特定多数の中小荷主にベースを置いたコンセプトがうまく機能した。しかし、市場環境は大きく変化した。ヤマト自身も以前とは比較にならないほど大きくなった。


  6  
KeyPerson

「衰退への危機感が革新へと駆り立てる」

ヤマトホールディングス 木川眞 社長
 業績好調な今、あえてリスクを取って「第3のイノベーション」に踏み切った。30年掛けて築き上げた宅急便のビジネスモデルにメスを入れ、ハブ&スポークのネットワークから社員の働き方まで変革する。成功体験に安住せず、常に次の手を打ち続けることに“小倉イズム”の本質があるという。


     
 
46
 

佐川グローバルロジスティクス〈3PL〉

薬事法に準拠した化粧品輸入を支援

提携で成分分析含む一貫サービス実現


  50
 
ワークマン〈SCM〉

独自システムで需要予測の精度を上げ

「買い取り型VMI」の自動補充目指す


     
  40  

【特別レポート】

日系化学メーカーの3PL活用

導入計画が頓挫する3つの要因

デロイト トーマツ コンサルティング

森田哲平 シニアマネジャー

 日本の化学業界は3PL市場拡大の波から取り残されている。各社とも物流の現状に危機感を抱き、3PLの導入を検討しながら、実施には踏み切れずにいる。大きく3つの理由がある。それをどう克服すべきか。化学業界の最前線で活躍するコンサルタントが解説する。


  54
 
物流企業の値段《第88回》

土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部 シニアアナリスト

上組

営業減益基調は下期には反転へ

TPP効果で貿易量増加にも期待

 

  56
 
海外トレンド報告【News】

《欧米編》IATAが航空会社の利益は2014年に4割増予想
《中国編》米ボーイングが中国の航空輸送量は年7%成長と予測


  60  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第139回》〜温故知新偏 第20回〜

“我が世の春”を謳歌したトラック業界

 

  64  
奥村宏の判断学《第138回》

東京電力をどうするか?


  66  
佐高信のメディア批評

植民地朝鮮「日本代表」だった孫基禎の思い

昔から変わらぬ礼賛一色のオリンピック報道

 

  68
 
中国鉄道コンテナ輸送《第5回》

チャイナ・ランドブリッジの現状と課題

──カザフスタン・グローバリンク社の事例から

(公財)環日本海経済研究所 朱 永浩 エスコット 土器薗 歩

 

  73  
事例で学ぶ現場改善《第128回》

通販向け企画品メーカーQ社の物流最適化

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  76  
物流指標を読む《第59回》

今でしょ!と言えない消費増税のタイミング

日通総合研究所 佐藤信洋


  78  

物流行政を斬る《第32回》
JR北海道の不祥事が続出
持続可能な経営基盤の構築と
安全至上主義の徹底を急げ

産業能率大学 経営学部 准教授 寺嶋正尚

 

  80
 
物流不動産Biz 日記《第8回》

デジタルネイティブを起用しろ

大谷巌一 イーソーコドットコム 会長

 

  82  

The International Society of Logistics

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
リスクマネジメントへの取り組み

 

  86  
ARC Advisory Group レポート

量的拡大と複雑化が牽引する
グローバルトレード管理市場

 

     
 

 

 

CLIP BOARD

 
81
 

●日本の流通業の実力を多様な角度から検証/プラネット会長が新著で流通インフラの海外展開提言

●日本梱包運輸倉庫が恒例の「事業所見学会」を実施/第4回は神奈川営業所で完成車輸送の現場を紹介

 

 

 

 

DATA BANK

 
87
 

●国土交通月例経済(国土交通省)

 

     

90
  主要記事索引
  94   編集後記
 
95
  広告索引

PDFバックナンバー

[ 特集 ] クロネコヤマト独走 第1部 BtoCを制覇してBtoBに領域拡大 2013年11月号
 クロネコヤマトの独走が始まった。ライバルの佐川急便が採算 重視に戦略を転換、シェア争いから一歩引いたことで、アマゾン をはじめとする通販会社の貨物が雪崩を打ってヤマト運輸に押し 寄せている。事実上、BtoC 市場を制覇した。それでも手綱は緩 めない。駆け馬にムチを入れ、事業領域の拡大を急ぐ。
[ 特集 ] 第2部 ドライバーの働き方を変える 2013年11月号
 宅急便のラストワンマイルが歴史的な転換期を迎えている。 サービス開始以来の伝統だったフルタイムのセールスドライ バー(SD)で前線を固める方式から、SD と複数のパートタ イマーがチームを組む「チーム集配」への移行が進んでいる。 品質は下げずにBtoC の急増に対応し、コスト効率を高める 狙いだ。SDの働き方は大きく変わることになる。
[ 特集 ] 第3部 カゴ車ユニットロードが革新起こす 2013年11月号
 多頻度小口化が進んでいるとはいえ、BtoB物流の輸送は 依然として複数口がメーンだ。完全個建ての宅急便でカバー できる範囲は限られている。そこでヤマトは宅急便ネット ワークで使用している「ロールボックスパレット」を単位と した新しい物流サービスを開発した。その心臓部となる仕 掛けが「FRAPS」だ。
[ 特集 ] 第4部 グループ横断営業チームを全国展開 2013年11月号
 ヤマトグループの法人営業が変わる。宅急便の個数と 単価の話に終始していた従来の商談を卒業し、グループ の総合力を生かしたソリューション営業に本格的に移行 する。ヤマトホールディングス(HD)に設置した「ソリュー ション・ラボ」がその指揮を執り、全国に組織した「JST」 が実働部隊となる。
[ 特集 ] 第5部 事例研究:バリュー・ネットワーキング 国分「ネット卸」で地方の個人商店を支える 2013年11月号
 2010年に小規模事業者向けの会員制卸サイトを始めた。地 方の個人商店の調達を支えることで、日常の買い物に困ってい る高齢者ら「買い物難民」の解消にも一役買おうと意気込む。 そのインフラをヤマトグループが担っている。物流だけでなく 決済でも掛け取引を可能にするなど利便性向上に貢献している。
[ 特集 ] 第5部 事例研究:バリュー・ネットワーキング 東京エレクトロン「FRAPS」を活用しリードタイム短縮 2013年11月号
 生産サイクルタイムを短縮するために調達物流にメスを入 れた。それまでのサプライヤー任せを改め、ヤマト運輸に業 務を集約。さらにFRAPS を活用して、リードタイムを大幅 に短縮するスキームを組んだ。約8 割のサプライヤーがこれ に賛同し、新たな仕組みが動き出した。
[ 特集 ] 第5部 事例研究:バリュー・ネットワーキング ヤマトパッキングサービス海外工場のグローバル調達を効率化 2013年11月号
 海外工場の国際調達を効率化するソリューションを構築、鳥 取の境港に拠点を構えて本格展開している。クラウド型情報シ ステムによって発注から納品までの全工程を可視化し、グループ のネットワークを活用して集配、決済も代行する。顧客はサプラ イヤーから必要な分だけ少量ずつ部品を調達することができる。
[ 特集 ] 第6部 国際クール宅急便のマーケティング 2013年11月号
 日本各地で収穫した生鮮品を海外の個人宅に翌日配送する 「国際クール宅急便」がスタートした。これまで存在しなかっ た物流サービスによって新たな需要の創造を図る。海外インフ ラの構築は大事業になる。それでもアジアの成長を取り込んで、 出遅れていた海外事業を一気に挽回する考えだ。
[ 特集 ] 寄稿 “小倉イズム” は受け継がれたか 中田信哉 神奈川大学 名誉教授 2013年11月号
 「宅急便」の成功は、消費者を顧客として設定 したところにあった。小倉昌男氏の時代には通販 会社の規模はまだ小さく、不特定多数の中小荷主 にベースを置いたコンセプトがうまく機能した。し かし、市場環境は大きく変化した。ヤマト自身も 以前とは比較にならないほど大きくなった。
[ keyperson ] 「衰退への危機感が革新へと駆り立てる」 ヤマトホールディングス 木川眞 社長 2013年11月号
 業績好調な今、あえてリスクを取って「第三のイノベーション」 に踏み切った。三〇年掛けて築き上げた宅急便のビジネスモデルに メスを入れ、ハブ&スポークのネットワークから社員の働き方まで変 革する。成功体験に安住せず、常に次の手を打ち続けることに“小 倉イズム”の本質があるという。
[ ケース ] 佐川グローバルロジスティクス 3PL 薬事法に準拠した化粧品輸入を支援提携で成分分析含む一貫サービス実現 2013年11月号
 化粧品の輸入代行・成分分析の専門業者と業務 提携し、薬事法に準拠して事前の検査や行政への 手続き、国内の流通まで、輸入者を一貫して支援 できる体制を整えた。製造業許可を持つ主要港の 拠点で、成長分野のオーガニック化粧品などを対 象に高付加価値サービスを狙う。
[ ケース ] ワークマン SCM 独自システムで需要予測の精度を上げ「買い取り型VMI」の自動補充目指す 2013年11月号
 作業服チェーン最大手。完全買い取りによる仕 入れで価格競争力を確保すると同時に、効率経営 で高い収益性を維持している。今年7月、西日本 にDCを新設したのを機に需要予測システムの構築 に本腰を入れた。予測精度を上げて自動補充に移 行し、VMIでベンダーが納品した在庫を全品買い 取るという斬新なビジネスモデルを模索している。
[ 特別レポート ] 日系化学メーカーの3PL活用導入計画が頓挫する3つの要因 デロイト トーマツ コンサルティング 森田哲平 シニアマネジャー 2013年11月号
 日本の化学業界は3PL 市場拡大の波から取り残され ている。各社とも物流の現状に危機感を抱き、3PL の 導入を検討しながら、実施には踏み切れずにいる。大 きく3 つの理由がある。それをどう克服すべきか。化 学業界の最前線で活躍するコンサルタントが解説する。
[ 値段 ] 第88回 上組 営業減益基調は下期には反転へTPP効果で貿易量増加にも期待 2013年11月号
 一三年三月期第2四半期以降、営業減益が 続いている。しかし、下期にはトレンドは転換 しそうだ。輸出入の回復と大型拠点の稼働率 向上による収益性の改善が見込める。中長期 的にはTPP効果による貿易量増加の恩恵も 期待できそうだ。無借金経営の安定した財務 基盤は強みだが、国際物流の強化などへの思い 切った投資も検討の余地があるだろう。
[ NEWS ] 欧米編 2013年11月号
 フランスのノルベール・ダントルサ ングルは、英国のファッション小売大 手エイソスと三年間の業務契約を結 んだ。今年八月、同社が英国中部バ ーンズリーに持つフルフィルメントセ ンターの管理を引き継いだ。同セン ターは約一〇万二三〇〇平方メート ル以上の床面積を持つ。エイソスは 施設をさらに二五%拡大することを 提案している。
[ NEWS ] 中国編 2013年11月号
 プライベート・エクイティ(未公開 株)投資会社の米カーライル・グルー プ(本社・ワシントン)はこのほど、 米不動産投資会社タウンゼント・グ ループ、中国の大手物流倉庫開発会 社・上海宇培集団と共同で中国国内 の物流倉庫開発に計四億米ドル(三 九六億円)を投資する計画を発表し た。上海宇培集団が保有する五棟と 今後二年間で建設する十二棟に資金 を投じる予定。
[ 道場 ] “我が世の春”を謳歌したトラック業界 2013年11月号
 高度経済成長期の物量の増加は、 そのほとんどをトラック輸送が吸収し た。売り手市場となった運送市場でト ラック業界は“我が世の春”を謳歌し た。オイルショックがそこに拍車を掛 けた。輸送力不足が一気に顕在化し て、運送市場は大混乱に陥った。二割、 三割の運賃値上げが当たり前のよう に横行し、荷主の足下を見て極端な 高運賃を吹っ掛ける業者も現れた。
[ 判断学 ] 第138回 東京電力をどうするか? 2013年11月号
 政府が無理矢理存続させている東京電力をやはり倒産さ せるべきだという声が高まっている。しかしただ倒産させる だけでは問題は解決しない。
[ メディア批評 ] 植民地朝鮮「日本代表」だった孫基禎の思い昔から変わらぬ礼賛一色のオリンピック報道 2013年11月号
 オリンピック招致が決まったことがそん なにメデタイことなのか。東京さえ「安全」 なら福島はどうでもいいというのが、安倍 首相のアンダーコントロール発言だった。東 日本大震災の復興が遅々として進まぬ中で、 東京でオリンピックをやろうとする神経が私 には理解できない。しかし、メディアには そんな声はほとんど載らない現状である。
[ 中国鉄道コンテナ輸送 ] 第5回 チャイナ・ランドブリッジの現状と課題──カザフスタン・グローバリンク社の事例から (公財)環日本海経済研究所 朱 永浩 エスコット 土器薗 歩 2013年11月号
 中国東部沿岸の主要港湾から中央アジアを経由し てヨーロッパへと至る「チャイナ・ランドブリッジ輸 送回廊」は、日本や東南アジア諸国から中央アジア 内陸部諸都市への物流を最短距離で結ぶ国際コンテ ナ輸送の主要ルートと位置付けられている。現地調 査で明らかになったその現状と課題を報告する。
[ 現場改善 ] 第128回 通販向け企画品メーカーQ社の物流最適化 2013年11月号
 中国や東南アジアで独自企画の商品を生産し、日本の通販 会社に卸している。業績は順調で物量も増えてきた。しか し、物流は3PLへの丸投げに近い状態だった。スタッフは 全員が若い女性で社内に物流管理のノウハウはない。どこか ら手を付けたら良いものか。物流コンサルタントの支援を受 けることにした。
[ 物流指標を読む ] 第59回 今でしょ!と言えない消費増税のタイミング 日本銀行「日銀短観」 2013年11月号
●首相が日銀短観の結果を踏まえ消費増税を決断 ●景気回復は大企業のみ実感、中小はまだまだ ●日銀短観の結果には回答者の“思惑”も反映か
[ 物流行政を斬る ] 第32回 JR北海道の不祥事が続出持続可能な経営基盤の構築と安全至上主義の徹底を急げ 2013年11月号
 JR北海道が石勝線において列車火災事故を起こ してから二年。事故は再び引き起こされた。レール異 常の放置など不祥事も明らかになっている。自浄能 力の欠如はもはや明白だ。今後は政府監視の下、顧 客の安全を第一とする企業体質をゼロベースで構築し なければならない。同時に、?ハコモノ?に頼らない 持続的な経営成長も目指すべきだ。
[ 物流不動産Biz日記 ] 第8回 デジタルネイティブを起用しろ 2013年11月号
 繰り返し説明してきたように、我々イーソ ーコが展開している「物流不動産Biz」は 単なる倉庫仲介ではありません。自社物件・ 他社物件にこだわらず、顧客の物流をコンサ ル的な視点から観察し、最適な物流施設を提 案するというのが最大のポイントです。
[ SOLE ] リスクマネジメントへの取り組み 2013年11月号
 SOLE日本支部ではこれまで、 「ロジスティクス基盤技術」、「業種別 RAMS」、「グローバルサプライチ ェーン(GSC)再構築実践ガイド」、 「モデル化」等について、それぞれ分 科会を組織して研究に取り組んでき た。今期からそこに「リスクマネジメ ント」が加わることになった。これに 合わせて八月十三日にトークセッショ ンを開催したので、その概要を紹介 する。  同トークセッションは、「I S O 31000(リスクマネジメント規 格)」、「GSC再構築とリスクマネジ メント」、「リスクの特性」、「ダイセ ル生産方式」、「海外展開と現地化の 課題」といったテーマをパネリストが それぞれ分担し、その研究結果を報 告するとともに、ロジスティクスの諸 課題とリスクマネジメントがどのよう に関わり、リスクマネジメントから何 を学ぶべきかについて、全員で討議す るかたちで進められた。
[ ARC ] 量的拡大と複雑化が牽引するグローバルトレード管理市場 2013年11月号
 GTM( Global Trade Management :グ ローバルトレード管理)ソリューションの世界 市場は、国際間取引の急増と取引規制の複雑 化により拡大している。国際間取引は過去一 〇年にわたり、世界のGDPの伸びのおよそ 三倍もの割合で増加してきた。ここまで取引 量が急増すると、GTMを手作業で処理する ことは難しくなる。また、取引が全世界的に 広がってきたことで、多国間取引に課される 規制がより複雑になった。
[ CLIP ] 日本の流通業の実力を多様な角度から検証プラネット会長が新著で流通インフラの海外展開提言 2013年11月号
 一九九〇年代後半から日本企業は、 徹底したコスト削減と事業の合理化を 進めてきた。同時にこれまで企業間 の取引を仲介してきた日本特有の業態 である商社や卸の存在はコストアップ の要因の一つと見なされ、多様な分野 でその是非が問われている。いわゆる 「商社・卸不要論」である。
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2013年11月号
概要はありません
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