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2013年5月号

    2013年5月号
     
   
   
特集ポスト中国物流

12

 

【解説】アジアの物流地図が塗り変わる
 コスト競争力の低下とカントリーリスクの表面化で中国生産の見直しが進んでいる。同時にASEAN諸国の経済成長でアジア内需が本格化。さらには貿易・投資の自由化が現地生産・現地販売の制約を取り払う。どこから調達し、どこで組み立て、在庫をどう置くのか。アジアのロジスティクスを再構築する時が来た。


14

 

【第1部】中国ネット通販のロジスティクス
三浦雄一郎 マーキュリーインベストメントワン 代表
 中国のネット通販市場の急拡大が止まらない。市場規模は2011年に日本を追い抜き、その後もハイペースで成長を続けている。しかし、現地に進出した日系企業のネット通販事業は振るわない。そのマーケティング戦略からオペレーションまで間違っているからだ。

 

18  

【第2部】中国最強「順豊速運(SF)」の実像
李瑞雪 法政大学 教授

 2011年に日本でも営業を開始した「順豊速運(SFエクスプレス)」は中国最強とされる民間宅配会社だ。現在もCEOを務める王衛氏が1993年に設立。運賃競争には背を向け、直営店方式の集配ネットワークに裏付けられた高いサービス品質を武器に、民間最大手へ急成長を遂げた。これまでベールに包まれてきた同社の実像を解説する。


26  

【第3部】タイ──「メコン経済圏」のリーダー

洪水後も輸出拠点の地位は不動
 大洪水に見舞われても、日系企業にとって重要な製造・輸出拠点の位置付けは揺るがない。タイ政府は自国を中心とする製造業の国際分業体制を後押しし、メコン川流域諸国の「メコン経済圏」のリーダーとなることを視野に入れている。こうした動きを受け、日系物流企業は経済圏内の越境物流増加をにらんで布石を打っている。


30  

物流現場脅かす「失業率0.5%」
 経済の活況を背景に、直近で0.5%と完全雇用に近い歴史的な低失業率が続き、日系企業で人手不足が常態化。特に労働集約型の物流業界はトラックドライバーやフォークリフトのオペレーターなどの確保に悩む。従業員への待遇改善で人材流出を最小限に食い止めようと模索が続く。

 

32  

【第4部】ベトナム──物流会社も走り出す

バブル崩壊よそに日系の投資ラッシュ
 中国ビジネスを補完するチャイナプラスワンの生産基地としてその重要性を増すと同時に、国内市場の成長を見越したチェーンストアの進出と、内需型工場の新設が相次いでいる。ただし、国内の販売ロジスティクスには課題が山積している。総合商社や日系卸、日系物流会社が、そこに勝機を見出そうとしている。


34  

2015年に向けビジネスモデルを競う
 既にベトナムには有力な日系物流会社の現地法人が出揃っている。日系同士の競争が激化すると同時に、ローカル企業とバッティングする場面も増えてきた。現地化を進めるだけでは十分ではない。マーケティング戦略とビジネスモデルによる差別化に各社は取り組んでいる。


36  

【第5部】インドネシア──沸き上がる内需

ASEAN最大の消費市場を攻める
 沸き上がる内需をものにしようと、日系メーカーが大攻勢を掛けている。成功の鍵は販売ネットワークの確立だが、インドネシアには全土をカバーできる大手物流企業は存在しない。荷主が自らエリアごとの現地物流企業をまとめ上げ、オペレーションを管理するのは負担が重い。日系物流企業が有力なパートナー候補になる。

 

38  

日系自動車王国を支えるJIT物流
 インドネシアの自動車市場は日系メーカーが上位を席巻している。首位トヨタは既に小ロット多頻度のJIT納入を物流企業に要求している。それに対して日産は大ロット発注・大ロット納品を基本としている。ただし、今後は日本式の高度な物流を必要とする可能性が高い。応えられるのは日系物流プレーヤーだけだ。

 

40  

資源開発現場のパーツ・ロジスティクス
 建機メーカー大手3社の中で、日立建機は唯一、販売とアフターサービスを行う現地子会社をインドネシアに構えている。日本人スタッフが資源採掘現場の最前線に入り込み、補修部品の円滑な供給に日々汗をかいている。突発的な欠品対応にも当事者意識を持って当たり、顧客のビジネスの安定稼働に貢献している。

 

  4  
KeyPerson

「グローバル物流は転換期を迎えた」

伊藤忠ロジスティクス 佐々和秀 社長
 生産の中国シフトが終わり、グローバル物流は新たな時代に入った。アジア内需の拡大と貿易の自由化は荷主企業に拠点網の再編を促す。国際輸送から各国内の販売物流までをカバーしてサプライチェーンを最適化するグローバル3PLのニーズが生まれる。


     
 
44
 

日本出版販売〈SCM〉

客注品の納品日を書店に確約し優先出荷

最速翌日着を実現してネット書店に対抗


  48
 
東和薬品〈拠点政策〉

東西2カ所に自社運営のセンター新設

安定供給を担保して後発薬の普及促進


  52
 
米コカ・コーラ〈欧米SCM会議26〉

SCM責任者がリスク管理を兼務

ISO31000に基づいて枠組み構築


     
 
56
 

物流企業の値段
《第84回》

土谷康仁 メリルリンチ日本証券 調査部 シニアアナリスト

日立物流

14年3月期は大幅な増益を予想
新経営陣のメッセージに市場も注目

 

  58  
海外トレンド報告【News】

《欧米編》TNTが事業計画発表、中国・ブラジル事業を売却へ
《中国編》チャイナ・コスコが物流会社を親会社に売却

 

  62  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第133回》〜温故知新偏 第14回〜

倉庫事業者の二つの選択肢

 

  66  
奥村宏の判断学《第132回》

会社評論のあり方


  68  
佐高信のメディア批評

メディアが報じない黒い噂のスポンサー

単なる野球のヒーローではない長嶋茂雄

 

  69  
事例で学ぶ現場改善《第122回》

センター運営会社Zの3PL参入断念

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  72  
物流指標を読む《第53回》

アベノミクスは荷動き回復をもたらすか

日通総合研究所 佐藤信洋


  74  

物流行政を斬る《第26回》
国が非常時の物流政策を検討
通常時の物流の合理化こそが
最も効果的な災害対策になる

産業能率大学 経営学部 准教授 寺嶋正尚

 

  76  

The International Society of Logistics

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
「原発事故報告書」に学ぶ

SOLE日本支部トークセッション

 

  80
 
物流不動産Biz 日記《第2回》

不動産会社に物流施設の仲介はできない!

大谷巌一 イーソーコドットコム 会長

 

     
 

 

 

CLIP BOARD

 
43
 

●山九が12月にインドネシアで新タイプの倉庫を稼働/東南アジアをカバーする「グローバル3PL事業」を加速

●国内外の事業拡大へM&A1000億円/SGホールディングスが新中期経営計画

 

 

 

 

DATA BANK

 
81
 

●国土交通月例経済(国土交通省)

 

     

84
  主要記事索引
  88   編集後記
 
89
  広告索引

PDFバックナンバー

[ 特集 ] ポスト中国物流 解説 アジアの物流地図が塗り変わる 2013年5月号
 コスト競争力の低下とカントリーリスクの表面化で中国 生産の見直しが進んでいる。同時にASEAN諸国の経済成 長でアジア内需が本格化。さらには貿易・投資の自由化が 現地生産・現地販売の制約を取り払う。どこから調達し、 どこで組み立て、在庫をどう置くのか。アジアのロジステ ィクスを再構築する時が来た。
[ 特集 ] 第1部 中国ネット通販のロジスティクス 三浦雄一郎 マーキュリーインベストメントワン 代表 2013年5月号
 中国のネット通販市場の急拡大が止まらない。市場規模は 2011年に日本を追い抜き、その後もハイペースで成長を続け ている。しかし、現地に進出した日系企業のネット通販事業 は振るわない。そのマーケティング戦略からオペレーションま で間違っているからだ。
[ 特集 ] 第2部 中国最強「順豊速運(SF)」の実像 李瑞雪 法政大学 教授 2013年5月号
 2011年に日本でも営業を開始した「順豊速運(SFエクスプ レス)」は中国最強とされる民間宅配会社だ。現在もCEOを 務める王衛氏が1993年に設立。運賃競争には背を向け、直営 店方式の集配ネットワークに裏付けられた高いサービス品質を 武器に、民間最大手へ急成長を遂げた。これまでベールに包 まれてきた同社の実像を解説する。
[ 特集 ] 第3部 タ イ──「メコン経済圏」のリーダー 洪水後も輸出拠点の地位は不動 2013年5月号
 大洪水に見舞われても、日系企業にとって重要な製造・ 輸出拠点の位置付けは揺るがない。タイ政府は自国を中心 とする製造業の国際分業体制を後押しし、メコン川流域諸 国の「メコン経済圏」のリーダーとなることを視野に入れ ている。こうした動きを受け、日系物流企業は経済圏内の 越境物流増加をにらんで布石を打っている。 
[ 特集 ] 第3部 イ──輸出拠点の存在感衰えず 物流現場脅かす「失業率0.5 %」 2013年5月号
 経済の活況を背景に、直近で0.5%と完全雇用に近 い歴史的な低失業率が続き、日系企業で人手不足が常 態化。特に労働集約型の物流業界はトラックドライバ ーやフォークリフトのオペレーターなどの確保に悩む。 従業員への待遇改善で人材流出を最小限に食い止めよ うと模索が続く。
[ 特集 ] 第4部 ベトナム──物流会社も走り出す バブル崩壊よそに日系の投資ラッシュ 2013年5月号
 中国ビジネスを補完するチャイナプラスワンの生産基地と してその重要性を増すと同時に、国内市場の成長を見越し たチェーンストアの進出と、内需型工場の新設が相次いで いる。ただし、国内の販売ロジスティクスには課題が山積 している。総合商社や日系卸、日系物流会社が、そこに勝 機を見出そうとしている。
[ 特集 ] 第4部 ベトナム──物流会社も走り出す 2015年に向けビジネスモデルを競う 2013年5月号
 既にベトナムには有力な日系物流会社の現地法人が出揃 っている。日系同士の競争が激化すると同時に、ローカル 企業とバッティングする場面も増えてきた。現地化を進め るだけでは十分ではない。マーケティング戦略とビジネスモ デルによる差別化に各社は取り組んでいる。
[ 特集 ] 第5部 インドネシア──沸き上がる内需 ASEAN最大の消費市場を攻める 2013年5月号
 沸き上がる内需をものにしようと、日系メーカーが大攻 勢を掛けている。成功の鍵は販売ネットワークの確立だが、 インドネシアには全土をカバーできる大手物流企業は存在 しない。荷主が自らエリアごとの現地物流企業をまとめ上げ、 オペレーションを管理するのは負担が重い。日系物流企業 が有力なパートナー候補になる。
[ 特集 ] 第5部 インドネシア──沸き上がる内需 日系自動車王国を支えるJIT物流 2013年5月号
 インドネシアの自動車市場は日系メーカーが上位を席巻 している。首位トヨタは既に小ロット多頻度のJIT納入を物 流企業に要求している。それに対して日産は大ロット発注・ 大ロット納品を基本としている。ただし、今後は日本式の 高度な物流を必要とする可能性が高い。応えられるのは日 系物流プレーヤーだけだ。
[ 特集 ] 第5部 インドネシア──沸き上がる内需 資源開発現場のパーツ・ロジスティクス 2013年5月号
 建機メーカー大手3社の中で、日立建機は唯一、販売と アフターサービスを行う現地子会社をインドネシアに構えて いる。日本人スタッフが資源採掘現場の最前線に入り込み、 補修部品の円滑な供給に日々汗をかいている。突発的な欠 品対応にも当事者意識を持って当たり、顧客のビジネスの 安定稼働に貢献している。
[ keyperson ] 「グローバル物流は転換期を迎えた」 伊藤忠ロジスティクス 佐々和秀 社長 2013年5月号
 生産の中国シフトが終わり、グローバル物流は新たな時代に入った。 アジア内需の拡大と貿易の自由化は荷主企業に拠点網の再編を促す。 国際輸送から各国内の販売物流までをカバーしてサプライチェーンを最 適化するグローバル3PLのニーズが生まれる。
[ ケース ] 日本出版販売 SCM 客注品の納品日を書店に確約し優先出荷最速翌日着を実現してネット書店に対抗 2013年5月号
 書店の支援策として2009年に店頭で客が注文し た本を優先出荷する新サービスを開始した。書店 の端末でタイトル別の在庫数を確認し、その場で 着荷日も確約される。さらに今年3月には宅配便 を利用して最速で注文翌日に書店へ届けるサービ スを導入、ネット書店並みのスピードを実現した。
[ 特集 ] 東和薬品 拠点政策 東西2カ所に自社運営のセンター新設安定供給を担保して後発薬の普及促進 2013年5月号
 ジェネリック(後発)医薬品の普及を促進する 条件として、国から“安定供給”を義務付けられ た。「物流部」を新設して在庫責任を明確化し、東 西2カ所に新たな物流センターを稼働させた。アウ トソーシングではコストメリットを得られないと判 断して、施設への投資から現場運営まで自社で賄 っている。
[ 特集 ] 米コカ・コーラ 欧米SCM会議㉖ SCM責任者がリスク管理を兼務ISO31000に基づいて枠組み構築 2013年5月号
 サプライチェーンが世界中に複雑に広がったこ とでリスク要因も増大した。そこで2008年に外 部からスペシャリストを招いてサプライチェーン 部門とリスクマネジメント部門の責任者を兼務さ せた。そのジョン・ブラウン氏はISO31000を同 社に導入することで、リスクマネジメントの高度 化を進めてきた。
[ 値段 ] 第84回 日立物流 一四年三月期は大幅な増益を予想新経営陣のメッセージに市場も注目 2013年5月号
 ここ数年、景気変動の影響で利益成長力が鈍 化していた日立物流だが、二〇一四年三月期は 本来の成長力を取り戻すことになりそうだ。3P L事業は激しい競争に晒されながらも、比較優 位を保てている。株式市場の期待する収益性改 善を新経営陣がどこまで進められるのかが、今 後の株価を占うポイントとなりそうだ。
[ NEWS ] 欧米編 2013年5月号
 仏大手ロジスティクス企業のノル ベール・ダントルサングルは、フォワ ーディング事業を手掛ける中国の子 会社がベトナムのハノイに事務所を 新設した。中国とベトナム間の貿易 拡大に備えて両国間のサービスを強 化し、アジアにおける存在感を高め るのが狙い。
[ NEWS ] 中国編 2013年5月号
 大手不動産開発事業者である中国 海外発展(チャイナオーバーシーラン ド)はこのほど、親会社の中国海外 集団とその子会社は、パキスタン・ グワダル港の運営権に関する計画に は参与していないと発表した。先日、 同港の運営権がシンガポール国際港 務集団(PSA)から中国海外集団 に引き継がれ、二月一八日に関連協 定が締結されたと報道されていた。
[ 道場 ] 倉庫事業者の二つの選択肢 2013年5月号
 物流概念が普及したことで荷主は 倉庫会社に対して、単純保管だけで なく、物流を構成する諸機能の提供 まで求めるようになった。これに伴い、 倉庫業の料金制度は改定され、トラッ ク運送業との垣根は崩れていった。新 たな時代を迎えた倉庫業には、二つ の選択肢が示されていた。
[ 判断学 ] 第132回 会社評論のあり方 2013年5月号
 戦前の会社評論は株式投資のためにあり、それが戦後は“読 みもの” となった。しかしいま必要なのは、「会社とは何か。ど うあるべきか」という問いに答えることなのである。
[ メディア批評 ] メディアが報じない黒い噂のスポンサー単なる野球のヒーローではない長嶋茂雄 2013年5月号
 まさに「悪い冗談」としか言いようのな い四月一日の国民栄誉賞の発表である。長 嶋茂雄と松井秀喜へのダブル受賞というの だが、たとえば四月三日付の『夕刊フジ』で、 テリー伊藤は発表の前に安倍首相から直々に、  「テリーさんは長嶋さんの大ファンだから、 お知らせします」  と電話をもらったと言い、びっくりした と同時に嬉しかった、と告白している。
[ 現場改善 ] 第122回 センター運営会社Z社の3PL参入断念 2013年5月号
 競合他社の嫌がる荷物に的を絞る逆転の発想で一〇年近 くにわたり順調に事業を拡大させてきた。それでも経営者 は将来に不安を感じていた。そして3PL事業への参入に今 後の成長を託そうと考えた。しかし、同社の現状を客観的 に評価すれば、経営者の考えは楽観的過ぎるように感じた。
[ 物流指標を読む ] 第53回 アベノミクスは荷動き回復をもたらすか 「日銀短観」日本銀行「企業物流短期動向調査」日通総合研究所 2013年5月号
●安倍政権の大胆な金融緩和策は順調な滑り出し ●荷動き指数は改善基調も依然マイナス水準続く ●次回調査結果でプラス転換するか否かに要注目
[ 物流行政を斬る ] 第26回 国が非常時の物流政策を検討通常時の物流の合理化こそが最も効果的な災害対策になる 2013年5月号
 東日本大震災以降、災害に強い物流システムの構築 を目指して活発な議論がなされている。打ち出される コンセプトや施策は一定の評価に値するものの、大局 観が欠落している。災害時の物流対策は、通常時の物 流施策とセットで議論されることが望ましい。通常時 の物流が合理的であれば、非常時にしなければならな いことは、実はそう多くない。
[ SOLE ] 「原発事故報告書」に学ぶSOLE日本支部トークセッション 2013年5月号
 東日本大震災から二年余りが経過 した。地震直後に発生した東京電力 福島第一原子力発電所の事故は「炉 心溶融(メルトダウン)」と「水素爆 発」を伴う「過酷事故(シビアアクシ デント)」であり、大量の放射性物質 の飛散と汚染水の海洋流出を引き起 こした。  この事故を調査し、原因の究明や 対応の検証を行うために国会、政府、 民間、東電にそれぞれ事故調査委員 会が設置され、二〇一二年二月から 七月の間に各報告書が提出された。  SOLE(ロジスティクス学会)日 本支部はこの過酷な事故からロジステ ィクス関係者として何かを学ぶべきで あると考え、今年三月の月例会の場 で討論会「原子力発電事故調査報告 から学ぶ」を開催した。その結果を 報告する。
[ 物流不動産Biz日記 ] 第2回 不動産会社に物流施設の仲介はできない! 2013年5月号
 物流の業務契約では荷主と物流会社が直 接交渉をするのが一般的です。それに対して、 物流不動産の賃貸借では、テナント(荷主) と施設オーナーの間に不動産会社が入るこ とがあります。当社が行っている物流不動 産Bizでも、不動産会社から物件やテナ ントの情報提供を依頼されることが一般的 です。
[ CLIP ] 山九が十二月にインドネシアで新タイプの倉庫を稼働東南アジアをカバーする「グローバル3PL事業」を加速 2013年5月号
 山九は今年十二月、インドネシアで従 来とは異なるタイプの物流センターを稼 働する。場所はジャカルタの東にあるグ リーンランド工業団地内で、市内中心部 から三七キロ。同国最大のコンテナ港で あるタンジュンプリオク港からは五〇キ ロで、ジャカルタ近郊の交通渋滞を避け て高速道路でアクセスできる。土地・建 物への当面の投資額は一五億円。
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2013年5月号
概要はありません
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