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2012年12月号

    2012年12月号
     
   
   
特集 食品SCM 勝つのは誰だ

16

 

【解説】PB台頭、商社系列化で何が変わる
 PBの拡大が止まらない。総合商社による食品卸の系列化も進んでいる。メーカーが築き上げてきたサプライチェーンが大きく塗り替えられようとしている。その行き着く先は欧米型の寡占化か、それとも日本特有の小規模分散が独自の進化を遂げるのか。誰と組み、誰と戦うか。経営レベルのSCMが問われている。

 

「ECRは水面下で広がっている」

デロイト トーマツ コンサルティング 矢矧晴彦 パートナー


20  
Interview

「欧米標準を凌駕するPBが現れた」

拓殖大学 商学部 根本重之 教授
 現在のPBの台頭は、これまでのようなブームには終わらない。イオンは「トップバリュ」でロジスティクス付きPBを確立した。そしてセブン&アイの「セブンプレミアム」は、欧米標準のPBを凌駕している可能性がある。


22

 

「日本型S&OPへの挑戦が始まっている」

アビームコンサルティング 安井正樹 執行役員プリンシパル
 大量のアイテムを少ない在庫で回して、しかも欠品させない。緻密な管理を徹底することで日本の食品メーカーは、グローバル企業を遙かに超える水準までSCMを進化させた。次のテーマはS&OPだ。「日本型S&OP」の構築に向けて、先進的なメーカーは既に動き出している。

 

24

 

「ナショナルチェーンに局地戦で挑む」

エコス 平邦雄 社長
 グループで関東圏に約100店舗の食品スーパーを展開すると同時に、地域スーパー56社で構成するボランタリーチェーン、セルコグループの中核企業として活動している。物流の共同化を主導して効率化を進めると同時に、地域密着を徹底してナショナルチェーンに局地戦を挑んでいる。

 

26  
Case Study

メーカー

アサヒビール──鮮度競争からコラボレーションへ

 メーカー在庫は既に3日台まで抑制された。取引制度改革で流通在庫の削減も済ませた。キリンビールとの物流共同化にも踏み切った。個別企業の取り組みは既に限界に近付いている。次のステージへの突破口を、製配販3層による日本型コラボレーションに期待している。


28

 

キユーピー──在庫削減を卒業して次のステージへ

 「在庫削減」をSCMのメーンテーマに位置付け、華々しい成果を挙げてきた。2000年代半ばに取り組みのステージを一段上げた。SCMの目的をコスト削減から企業体質の強化にシフトさせた。「コミュニケーション型SCM」がそのコンセプトだ。

 

30

 

流通業

ベイシア──満を持して新常温DCを千葉に稼働

 今年10月、常温商品で2つ目となる在庫型センターを千葉に稼働させた。対象エリアで十分な物量を確保できたことから、既存の通過型センターを廃止し、大型拠点を新設した。約10%のコスト削減を見込んでいる。物流の効率化によってEDLPをさらに強化する。

 

32

 

マルエツ──独自物流網整備でコンビニに対抗

 コンビニ並みの利便性とスーパーの品揃えを両立させた小型店を都心部のスーパー空白地に集中出店している。それを支える物流インフラの整備を2010年から進めてきた。関東に12カ所あった拠点を4カ所に集約。物流コストを約3割下げると同時に新フォーマットに適応した物流サービスを実現した。

 

34

 

カクヤス──23区を小商圏に分割して自社配送網

 量販店や大型ディスカウントストアに対抗するため、店舗から半径1.2キロメートルを商圏に設定。多店舗展開によって東京23区をカバーする酒の宅配ネットワークを自前で構築した。これをプラットフォームとして、多彩な業種からなる「仮想専門店街」を形成しようと目論んでいる。

 

38

 

外食チェーン

松屋フーズ──自社運営の戦略拠点を新設し出店攻勢

 生産機能と物流機能を統合した戦略拠点を新設。それまで3PLに委託してきた庫内オペレーションを内製化した。食材の店舗直送率を高めると同時に物流センターへの横持ち輸送費を解消した。物流インフラの整備を進めて出店スピードを上げる。同様の拠点を次は関西に建設する計画だ。

 

40

 

サイゼリヤ──「製造直販」で品質向上とコスト削減を両立

 外食業界では異色の垂直統合型サプライチェーンを構築し、食材の品質向上とコスト削減を同時に進めている。野菜はほぼ100%を契約農家から仕入れて、独自のコールドチェーンで店舗まで運ぶ。海外の産地にも自社施設を置いて調達をコントロールしている。

 

42  

リンガーハット──野菜や麺用小麦の全国産化を断行

 野菜や麺用の小麦を輸入品から切り替えて、すべて国産に変更した。野菜は年間8億〜9億円のコストアップとなり、若干の値上げを余儀なくされたが、消費者には受け入れられた。物流面ではエリア拡大に対応したネットワークの構築が課題だ。ただし、大型投資は避けたい。協力物流会社とのパートナーシップに期待している。

 

44  

物流事業

日本アクセス──ロジスティクス事業を収益の柱に

 昨年3月、日本アクセスは同じ伊藤忠商事グループの物流会社、ファミリーコーポレーションを吸収合併した。これにより、同社のロジスティクス事業は、食品物流大手のキユーソー流通システムやニチレイロジと伍す規模に拡大した。これまで商流の附帯サービスとして位置付けていた物流を、収益の柱に育てる方針を固めている。

 

46  

ニチレイロジグループ──小売りの業態変化をビジネスチャンスに

 小売店舗のフォーマットが大きく変わり始めている。スーパーやドラッグストア、コンビニといった業態の垣根が崩れ始めた。物流に求められる機能も三温度帯の一括管理が前提になってきた。低温の領域を強みとする物流企業に大きなビジネスチャンスが訪れている。

 

  6  
KeyPerson

「消費税増税がメーカーをふるいに掛ける」

川島ロジスティクス研究所 川島孝夫 代表
 来る消費税の増税は、食品メーカーにもう一段の原価低減を迫る。調達を食材メーカーや商社に依存し、中間品を加工販売するだけのメーカーはこれに対応できない。本格的なコスト競争を迎え、SCMの実力が改めて試されることになる。


     
 
48
 

エステー〈コスト削減〉

売上高物流費比率を8期連続で改善

フマキラーとのシナジー効果も実現

 
52
 

エフピコ〈拠点整備〉

小売店向け小分けセンターを全国に展開

5度の検品で誤出荷率100万分の2を実現

  56  

米サイモン&シュスター〈欧米SCM会議22〉

処理能力の増強によって拠点を統合
音声ピッキング導入で生産性は3倍に

     
 
60
 

物流企業の値段
《第81回》
板崎王亮 SMBC日興証券 シニアアナリスト

全日本空輸

新たなステージへ足を踏み入れたANA
復活したJALとの競争に積極策で挑む

 
62
 

海外トレンド報告【News】

《欧米編》英ロイヤルメールが小包部門強化に100億円
《中国編》武漢とチェコ結ぶ国際貨物列車が開通

 

  66  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第128回》 〜温故知新編 第9回〜

花王の販社制度改革を振り返る

  70  
奥村宏の判断学《第127回》
どこへ行く、シャープ?

  72  
佐高信のメディア批評

逆襲にあっさり白旗を掲げる佐野眞一の腰砕け
ジャーナリズムへの信頼性を毀損した連載中止


  74  
グローバル物流市場の実像

平田義章 国際ロジスティクスアドバイザー

Part6 新興国市場の変貌とアメリカの復活

「Agility Emerging Markets Logistics Index 2012」を読む


  78  
事例で学ぶ現場改善《第119回》
日雑メーカーT社の正社員センター長育成

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  82  
物流指標を読む《第48回》 日通総合研究所 佐藤信洋

日中関係悪化の波紋

  84  

物流行政を斬る《第21回》
電車の混雑率が高い日本
時間帯別の料金体系を確立し
オフピーク時の乗車を促せ

産業能率大学 経営学部 准教授
(財)流通経済研究所 客員研究員 寺嶋正尚

 

  86  
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

工場の生産効率を大幅に改善
構内物流が果たすべき3つの役割

 

     
 

 

 

DATA BANK

 
91
 

●国土交通月例経済(国土交通省)


     
 

 

 

CLIP BOARD

 
90
 

●ニチレイロジグループが初めてセミナーを開催/パートナーシップに基づく3PL事例を紹介

 
90
 

●「物流施策大綱」の見直しがスタート/災害やグローバル化の対応が焦点に

 


94
  主要記事索引
  98   編集後記
 
99
  広告索引

PDFバックナンバー

[ 特集 ] 食品SCM 勝つのは誰だ 2012年12月号
概要はありません
[ 特集 ] 解説 PB台頭、商社系列化で何が変わる 2012年12月号
 PB の拡大が止まらない。総合商社による食品卸の系列 化も進んでいる。メーカーが築き上げてきたサプライチェー ンが大きく塗り替えられようとしている。その行き着く先 は欧米型の寡占化か、それとも日本特有の小規模分散が 独自の進化を遂げるのか。誰と組み、誰と戦うか。経営 レベルのSCMが問われている。
[ 特集 ] Interview 「欧米標準を凌駕するPBが現れた」 根本重之 拓殖大学 商学部 教授 2012年12月号
 現在のPB の台頭は、これまでのようなブームには終 わらない。イオンは「トップバリュ」でロジスティクス 付きPB を確立した。そしてセブン&アイの「セブンプ レミアム」は、欧米標準のPBを凌駕している可能性 がある。
[ 特集 ] Interview 「日本型S&OPへの挑戦が始まっている」 アビームコンサルティング 安井正樹 執行役員プリンシパル 2012年12月号
 大量のアイテムを少ない在庫で回して、しかも欠品 させない。緻密な管理を徹底することで日本の食品 メーカーは、グローバル企業を遙かに超える水準まで SCM を進化させた。次のテーマはS&OP だ。「日本型 S&OP」の構築に向けて、先進的なメーカーは既に動 き出している。 
[ 特集 ] Interview 「ナショナルチェーンに局地戦で挑む」 エコス 平邦雄 社長 2012年12月号
 グループで関東圏に約100 店舗の食品スーパーを展 開すると同時に、地域スーパー56 社で構成するボラン タリーチェーン、セルコグループの中核企業として活動 している。物流の共同化を主導して効率化を進めると 同時に、地域密着を徹底してナショナルチェーンに局 地戦を挑んでいる。
[ 特集 ] Case study メーカー アサヒビール──鮮度競争からコラボレーションへ 2012年12月号
 メーカー在庫は既に3日台まで抑制された。取引制度改 革で流通在庫の削減も済ませた。キリンビールとの物流共 同化にも踏み切った。個別企業の取り組みは既に限界に近 付いている。次のステージへの突破口を、製配販3 層によ る日本型コラボレーションに期待している。
[ 特集 ] Case study メーカー キユーピー──在庫削減を卒業して次のステージへ 2012年12月号
 「在庫削減」をSCM のメーンテーマに位置付け、華々し い成果を挙げてきた。2000 年代半ばに取り組みのステージ を一段上げた。SCM の目的をコスト削減から企業体質の 強化にシフトさせた。「コミュニケーション型SCM」がその コンセプトだ。
[ 特集 ] Case study 流通業 ベイシア──満を持して新常温DCを千葉に稼働 2012年12月号
 今年10 月、常温商品で2 つ目となる在庫型センターを千 葉に稼働させた。対象エリアで十分な物量を確保できたこ とから、既存の通過型センターを廃止し、大型拠点を新設 した。約10%のコスト削減を見込んでいる。物流の効率化 によってEDLP をさらに強化する。
[ 特集 ] Case study 流通業 マルエツ──独自物流網整備でコンビニに対抗 2012年12月号
 コンビニ並みの利便性とスーパーの品揃えを両立させた 小型店を都心部のスーパー空白地に集中出店している。そ れを支える物流インフラの整備を2010 年から進めてきた。 関東に12 カ所あった拠点を4 カ所に集約。物流コストを約 3 割下げると同時に新フォーマットに適応した物流サービス を実現した。
[ 特集 ] Case study 流通業 カクヤス──23区を小商圏に分割して自社配送網 2012年12月号
 量販店や大型ディスカウントストアに対抗するため、店 舗から半径1.2キロメートルを商圏に設定。多店舗展開に よって東京23 区をカバーする酒の宅配ネットワークを自前 で構築した。これをプラットフォームとして、多彩な業種 からなる「仮想専門店街」を形成しようと目論んでいる。
[ 特集 ] Case study 外食チェーン 松屋フーズ──自社運営の戦略拠点を新設し出店攻勢 2012年12月号
 生産機能と物流機能を統合した戦略拠点を新設。それま で3PL に委託してきた庫内オペレーションを内製化した。 食材の店舗直送率を高めると同時に物流センターへの横持 ち輸送費を解消した。物流インフラの整備を進めて出店ス ピードを上げる。同様の拠点を次は関西に建設する計画だ。
[ 特集 ] Case study 外食チェーン サイゼリヤ──「製造直販」で品質向上とコスト削減を両立 2012年12月号
 外食業界では異色の垂直統合型サプライチェーンを構築 し、食材の品質向上とコスト削減を同時に進めている。野 菜はほぼ100%を契約農家から仕入れて、独自のコールド チェーンで店舗まで運ぶ。海外の産地にも自社施設を置い て調達をコントロールしている。 
[ 特集 ] Case study 外食チェーン リンガーハット──野菜や麺用小麦の全国産化を断行 2012年12月号
 野菜や麺用の小麦を輸入品から切り替えて、すべて国産に 変更した。野菜は年間8 億〜9 億円のコストアップとなり、 若干の値上げを余儀なくされたが、消費者には受け入れられ た。物流面ではエリア拡大に対応したネットワークの構築が 課題だ。ただし、大型投資は避けたい。協力物流会社とのパー トナーシップに期待している。
[ 特集 ] Case study 物流事業 日本アクセス──ロジスティクス事業を収益の柱に 2012年12月号
 昨年3 月、日本アクセスは同じ伊藤忠商事グループの物 流会社、ファミリーコーポレーションを吸収合併した。こ れにより、同社のロジスティクス事業は、食品物流大手の キユーソー流通システムやニチレイロジと伍す規模に拡大し た。これまで商流の附帯サービスとして位置付けていた物 流を、収益の柱に育てる方針を固めている。
[ 特集 ] Case study 物流事業 ニチレイロジグループ──小売りの業態変化をビジネスチャンスに ニチレイロジグループ本社 松田浩 社長 2012年12月号
 小売店舗のフォーマットが大きく変わり始めている。 スーパーやドラッグストア、コンビニといった業態の垣 根が崩れ始めた。物流に求められる機能も三温度帯の 一括管理が前提になってきた。低温の領域を強みとす る物流企業に大きなビジネスチャンスが訪れている。
[ keyperson ] 「消費税増税がメーカーをふるいに掛ける」 川島孝夫 川島ロジスティクス研究所 代表 2012年12月号
 来る消費税の増税は、食品メーカーにもう一段の原価低減 を迫る。調達を食材メーカーや商社に依存し、中間品を加工 販売するだけのメーカーはこれに対応できない。本格的なコ スト競争を迎え、SCMの実力が改めて試されることになる。
[ ケース ] エステー コスト削減 売上高物流費比率を8期連続で改善フマキラーとのシナジー効果も実現 2012年12月号
 売り上げが伸び悩むなか、8期連続で売上高物 流費比率を改善している。卸の物流センターの大 規模化に対応して、物流拠点の集約や直送化など を推進してきた。その管理ノウハウを業務提携先 のフマキラーにも適用。フマキラーのコストを削減 しながら、自身の物流効率も高めるという好循環 につなげている。
[ ケース ] エフピコ 拠点整備 小売店向け小分けセンターを全国に展開5度の検品で誤出荷率100万分の2を実現 2012年12月号
 小売りに対する提案力を強化するため、物流イ ンフラの整備を急ピッチで進めている。メーカー主 導で店舗別ピッキングセンターを全国に展開、そ こに自社製品以外の関連資材も品揃えして、誤出 荷率100万分の2という精度で小売店に配送してい る。同時にSCMの強化を図り、欠品の大幅な抑 制や需要地生産比率の向上によるコスト削減など の成果を上げている。
[ ケース ] 米サイモン&シュスター 欧米SCM会議㉒ 処理能力の増強によって拠点を統合音声ピッキング導入で生産性は3倍に 2012年12月号
 同業他社の買収によって、2つの大型物流セン ターを持つことになった。拠点機能、オペレーシ ョン、パレットのサイズに至るまで、全く仕様が 異なるために、統合は困難だった。物量の増加 と極端な繁閑差への対応という課題にも直面し ていた。改革に当たった物流部門責任者のデー ブ・シェイファー氏が一連の取り組みを解説する。
[ 値段 ] 第81回 全日本空輸 新たなステージへ足を踏み入れたANA復活したJALとの競争に積極策で挑む 2012年12月号
 積極的な規模拡大、円高による海外旅行需要 拡大、徹底的なコスト削減などにより大きく利 益を伸ばし、国内トップに躍り出たANAの前に、 会社更生で体質が様変わりした「最大のライバ ル」JALが立ちはだかる。LCCも存在感を 増しており、競争は激化する一方だ。
[ NEWS ] 欧米編 2012年12月号
 フランスの大手ロジスティクス企 業であるノルベール・ダントルサン グルは、スリランカのフォワーダー、 ジョン・キールス・グループ( John Keells Group)の買収を完了した。ジ ョン・キールスの従業員数は一二〇 人、直近の売上高は一〇〇〇万ドル (八億一〇〇〇万円)。
[ NEWS ] 中国編 2012年12月号
 交通運輸省がこのほど発表した統 計によると、貨物取扱量が年間一〇 〇万トン以上に達する「規模以上港 湾」の一〜八月の貨物取扱量は、前 年同期比六・一%増の六三億五〇 三九万トンだった。八月単月で見る と、前年同月比二%増の七万九二 〇四トンだった。
[ 道場 ] 花王の販社制度改革を振り返る 2012年12月号
 日本の消費財業界を代表する物流 先進企業として知られる花王。その 原点は、同社が昭和四〇年代に実施 した販社制度改革にある。既存の問 屋流通に代えて、各地に自社系列の 販社を設立、中間流通の直接コント ロールに乗り出した。しかし、思う ように機能しない。前近代的な物流 が営業活動の足枷となっていた。
[ 判断学 ] 第127回 どこへ行く、シャープ? 2012年12月号
 外資との資本提携が成立しなければシャープは倒産するとま で言われている。その責任は同社の経営陣のみならず、無謀 な投資に融資をしたメインバンクにもあるのではないか。
[ メディア批評 ] 逆襲にあっさり白旗を掲げる佐野眞一の腰砕けジャーナリズムへの信頼性を毀損した連載中止 2012年12月号
 一〇月三〇日付の『日刊ゲンダイ』で、 ジャーナリストの溝口敦が、『週刊朝日』の 佐野眞一の連載「ハシシタ 奴の正体」が、 対象の橋下徹の反撃によって一回で腰が砕け、 中止になったことについて、「この騒ぎは雑 誌ジャーナリズム全体の信頼性をひどく毀損 した」とし、「佐野氏はライターとしての責 任感覚に乏しく、自分が何をしでかしたのか、 おそらく今も自覚していまい」と批判している。
[ グローバル物流市場の実像 ] Part 6 新興国市場の変貌とアメリカの復活「Agility Emerging Markets Logistics Index 2012」を読む 2012年12月号
 今年に入って中国をはじめ新興国市場が変調を来して いる。それでも先進国から新興国へのシフトは今後も続く。 次のターゲットとなる国はどこか。アメリカやEUはどう 動くのか。クウェートに本社を置く有力3PL、アジリティ 社の最新レポートを元に市場のトレンドを解説する。
[ 現場改善 ] 第119回 日雑メーカーT社の正社員センター長育成 2012年12月号
 全国七カ所に物流センターを展開、それぞれ正社員のセン ター長を置いていた。しかし、各人のスキルにはバラツキが あった。現場オペレーションを委託している各地の協力会社 による作業レベルの違いも大きかった。その結果、センター によって物流コストに大きな差が出ていた。
[ 物流指標を読む ] 第48回 日中関係悪化の波紋 「2012年7〜 9月期四半期別GDP速報(1次速報値)」(内閣府)「貿易統計」(財務省)「中国との関係悪化に関する企業の意識調査」(帝国データバンク) 2012年12月号
●9月の中国向けの輸出はマイナス14.1% ●輸出不振は国内企業の増産意欲の減退にも直結 ●中国との関係悪化で国内企業の3割に悪影響
[ 物流行政を斬る ] 第21回 電車の混雑率が高い日本時間帯別の料金体系を確立しオフピーク時の乗車を促せ 2012年12月号
 日本のラッシュ時における電車混雑率は、他の先進国 に比べて高い。高い混雑率は電車の遅延を頻繁に招くだ けでなく、乗客同士のトラブルや怪我の原因にもなりか ねない。早急に是正する必要があるが、闇雲にオフピー ク通勤を呼びかけても限界がある。乗車する時間帯によ って料金が変動する「ピークロード・プライシング」の導 入を検討すべきだ。
[ SOLE ] 工場の生産効率を大幅に改善構内物流が果たすべき3つの役割 2012年12月号
 サプライチェーンの一角を担う構内 物流は大変重要な役割を持つにも関 わらず、物流関係者の中でもそのこ とについて十分に認識されていないこ とが多い。本稿で構内物流の役割と その改善方法を解説することで、サ プライチェーンの一層の効率化に多少 なりとも寄与できればと考えている。 (Kein物流改善研究所代表  仙石惠一)
[ データ ] 国土交通月例経済(国土交通省) 2012年12月号
概要はありません
[ CLIP ] ニチレイロジグループが初めてセミナーを開催パートナーシップに基づく3PL事例を紹介 2012年12月号
 ニチレイロジグループはこのほど、東 京と大阪で「第一回ロジスティクス・ソ リューションセミナー」を開催した。一 〇月三一日に東京の経団連会館で催し た会合には同社の顧客を中心に一九四 人が参加。一一月九日に大阪のホテル グリーンプラザ大阪で催した会合には一 一〇人が参加して、ニチレイロジが携わ った事例の紹介などに耳を傾けた。
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